カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

遠くの散髪屋

2019-01-25 13:47:44 | おでかけ
 散髪は月に1回が私の習慣である。

 毎月ほぼ同じ時期に髪を切るので、少し遅れると散髪屋から電話が来る。

 「忘れちゃいないだろうかと心配して・・・」等と言う。

 殆どが昔からの馴染みの客で、相当に高齢の人もいるので生存確認を兼ねるというわけである。

 

 若い頃から通った店なので、近所には何軒も理髪店はあるがこの遠い店まで何年も通い続けている。

 年齢や仕事の都合などで多少は髪型も変えてきたが、ほぼ黙って座れば寝ていても仕上がっている。

 

 こちらが若かった頃は散髪屋の親父も若かったし、こちらに合わせて先方も年を重ねて来ているので、お互いに遠慮はいらない。

 この頃、テッペンが少し薄くなってきたとか、白髪が増えただの、もみあげ付近にシミが出始めただのと平気で言う。

 言っている本人の方が、こちらより余程ヒドイ有り様なので多分羨ましがっているのだろう、等と有利な方に解釈する。

 当人が言うには、「やがて、皆さんよぼよぼになって店まで出てこられない状況になったら、こっちから出張散髪に回ることになるかも・・・」等と心配している。

 「大丈夫、そのときはアンタもよぼよぼで巡回不能になっとるから」と答えておいた。

 しかし、冗談抜きに今更新規の散髪屋に通うことになったら嫌だなと思う。

 どうしましょうか?、そこはこうして、あそこはどうして、などといちいち注文するのが面倒なのだ。

 「散髪を済ますと風が吹いてくる」

 お互いに明日のことは風まかせでしかないのだが・・。

 
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