Mayumiの日々綴る暮らしと歴史の話

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◆怪談「皿屋敷」はどのようにして生まれた?

2024-09-29 14:53:29 | Weblog

怪談皿屋敷


お岩と並んで有名な幽霊と云えば、お菊である。
彼女が登場するのが、『皿屋敷』の物語である。
武家屋敷に仕えていたお菊は、ある日、主人の大事な皿を割ってしまう。
主人に激しく叱責されたお菊は、井戸に身を投げ、
その後、屋敷にお菊の亡霊が出る様になる。
悲しげに「一枚、二枚、三枚.....」と皿を数え、九枚目まで来ると、
「一つ足らぬ」と、泣き始める.....。

この怪談が映画化ドラマ化される時は、
岡本綺堂が書いた『番町皿屋敷』がベースになっている。
そこから、皿屋敷事件の舞台は、東京・千代田区の番町だと思っている人が多い。
だが、これと全く同じ話が、『播州皿屋敷』『雲州皿屋敷』などと云う題名で、
日本各地で語り継がれているのだ。
そして、それぞれの土地に、お菊が身を投げたとされる「お菊の井戸」が残されている。

日本各地に皿屋敷伝説があるのは、次の様な理由からだといわれる。
皿屋敷事件が起きたとされる江戸の承応年間(1652~1655年)は、
旗本の侍が下女に横暴な振る舞いをしたり、虐待することが多かった。
お菊の様に主人を怒らせて自殺したり、成敗された下女の数が少なくなかったのだ。
つまり、同じ時期に、似た様な悲劇が全国で起きていたと云うわけだ。
      


               呪い あなたの知らない不気味な世界
                        悪魔と心霊の大疑問③






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菜根譚 後集52項

2024-09-29 11:10:05 | Weblog








秋明菊(Japanese anemone ) Anemone hupehensis var. japonica
                        薄れゆく愛 淡い思い



多蔵者厚亡。
故知、富不如貧之無慮。
高歩者疾顛。
故知、貴不如賤之常安。

多く蔵する者は、厚く亡う。
故に知る、富は貧の慮無きに如ざることを。
高く歩む者は、疾く顛る。
故に知る、貴は賤の常に安きに如かざることを。


「富貴の憂い」
財産をたくさん持っている人は、損をする時にも莫大な損をする。
だから、金持ちは、
財産のない貧乏な人が財産を失う心配がないのには及ばないことが分る。
地位の高い人は、失脚することも早い。
だから、身分の貴い人は、
低い地位の人がいつも安心していられるのには及ばないことが分る。



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