怪談皿屋敷
お岩と並んで有名な幽霊と云えば、お菊である。
彼女が登場するのが、『皿屋敷』の物語である。
彼女が登場するのが、『皿屋敷』の物語である。
武家屋敷に仕えていたお菊は、ある日、主人の大事な皿を割ってしまう。
主人に激しく叱責されたお菊は、井戸に身を投げ、
その後、屋敷にお菊の亡霊が出る様になる。
悲しげに「一枚、二枚、三枚.....」と皿を数え、九枚目まで来ると、
「一つ足らぬ」と、泣き始める.....。
主人に激しく叱責されたお菊は、井戸に身を投げ、
その後、屋敷にお菊の亡霊が出る様になる。
悲しげに「一枚、二枚、三枚.....」と皿を数え、九枚目まで来ると、
「一つ足らぬ」と、泣き始める.....。
この怪談が映画化ドラマ化される時は、
岡本綺堂が書いた『番町皿屋敷』がベースになっている。
そこから、皿屋敷事件の舞台は、東京・千代田区の番町だと思っている人が多い。
だが、これと全く同じ話が、『播州皿屋敷』『雲州皿屋敷』などと云う題名で、
日本各地で語り継がれているのだ。
そして、それぞれの土地に、お菊が身を投げたとされる「お菊の井戸」が残されている。
日本各地に皿屋敷伝説があるのは、次の様な理由からだといわれる。
皿屋敷事件が起きたとされる江戸の承応年間(1652~1655年)は、
旗本の侍が下女に横暴な振る舞いをしたり、虐待することが多かった。
お菊の様に主人を怒らせて自殺したり、成敗された下女の数が少なくなかったのだ。
つまり、同じ時期に、似た様な悲劇が全国で起きていたと云うわけだ。
旗本の侍が下女に横暴な振る舞いをしたり、虐待することが多かった。
お菊の様に主人を怒らせて自殺したり、成敗された下女の数が少なくなかったのだ。
つまり、同じ時期に、似た様な悲劇が全国で起きていたと云うわけだ。
呪い あなたの知らない不気味な世界
悪魔と心霊の大疑問③