建築的(設計的には)には、試着室では必ず靴を脱ぎますので、試着室の内部に靴を脱いで試着できるスペースを造りますね。
通常は、50~100mm位床を上げます。(2枚目写真)なぜなら、脱いだ靴がそのスペースに入ってこないよう考えるからです。
それだけでもそのスペースが1.2m*1.5mと仮定して1.8㎡。工事費は5000~7000円*1.8㎡=9,000~12,600円位。
その点1枚目写真の様にカーペットを敷くだけなら、変な段も無い為つまずく事も無いし、くつをどこにおいてもいいし、さらに安い。
昨今のバリアフリーの考えがこのようにさせてしまいました。
逆に下記の様に困った例も経験があるのではないでしょうか?
トイレの床とその廊下です。間違ってトイレのスリッパが廊下に出る事もあります。
さらに畳敷きの和室とその廊下もそうです。廊下で脱いだスリッパが畳の上に間違って乗っかっている事があります。
何が正しいかは、その時の優先順位ですね。
あの格調高い武家屋敷は玄関に上がるまでに、玄関戸の敷居をまたいで、玄関土間から式台(しきだい)に上がって、上がり框まで約50Cm位(測ってないので推定)の高低差をクリアーしなければ家に上がれません。最悪の建物になってしまいますね。
と言う事で、安くてつまずかないカーペットの発想はグッドアイデアと思いました。さらに汚れたら洗濯も交換も簡単。