長羽織の季節になりました。
きもの着始めの頃は、
この季節になるとほっとしたものです。
その理由は、帯付きの季節が過ぎるから。
名古屋帯、いえ、つけ帯さえ、
まともに結べなかったんですね
あこがれ先行できもの着始めたものの、
帯結びの難しさやいかに。
浴衣の半幅を結ぶのさえ、何時間も
かかって汗だく~~。
ちゃちゃと帯を結ぶ方が魔法を
使っているように思えたものです。
2006年とありますから、10年前。
遅いきもの事始めです。
羽織で帯を隠し、ついでにきものの
ぐちゃぐちゃも隠して、
それでもきものを着たかった頃です。
アンティークの長羽織の素敵さに目覚め、
一番似合うと言われたけど~~。
だんだん、この手のものを着るのは
抵抗があるようになり。
無彩色でおとなしくなっていく~~。
で、最近では長羽織もすっかりご無沙汰。
長羽織っておしゃれ着だから、
寒いときには首元から風が入るので、
スカーフやストールを使うように。
あるいは、もういっそ、コートを着てしまうように。
で、ついに幾枚かを処分。
迷い、悩んだ末に、
残したのは、
蜘蛛の巣絞りの渋い紫と
明るいピーコックグリーンの縮緬のコート。
それに普段着として大島の男物羽織。
紫は似合わないのですが、
なぜか紫尽くし。
灰色が入っているのと、
これからは渋い色のほうが落ち着くかなと。
この頃は「なんちゃって日本髪」に
凝っていた2年前。
一番きもの遊びしていた頃かな。
遠い昔に思える~~。
きもの、いろんな時代がありました。
きものライフ、いろいろ事情が重なって
少しおとなしくなりましたが、
これからも楽しみたいと思います。
おしゃれは生活を色彩豊かにしてくれるもの。
ましてきものは、カンフル剤、
着付け、ならぬ着つけ(気つけ)薬ともいえるものですものね。
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