娘の結婚式の写真を眺めていると、
娘も私もいままでのイメージとは
ずいぶん違う。
筥迫の儀。
娘に対するイメージが変わった。
長いあいだ一緒にいたのに、
あるいはあまりに近すぎたからか、
私の知らない娘がいた。
「そんなに周囲の人の目ばかりを気にして
どうするの?」と
思っていましたが、
こういう面が、
こんなにも大勢の知り合いを
築き上げてきた。
「我が道を行く」私には
とてもこれだけの人に
喜んでもらうことはできない。
ずっと笑っている娘と、
笑わない母。
私の母親の心霊写真かと思った~~。
緊張しているわけではない。
ただ笑わない。
で、驚いた。
これって、私の母親にそっくり。
母親が来てくれたのかと思った。
母親にだけは似たくない、
と思っていたのに、
そこには母がいた。
母も公共の場では
いつも所在なげだった~~。
ただし50代の母(笑)
今の60代は若いね。
すみません。
民族移動~~。
みんなを見送りして、
20年後にはこの子たちが
式を挙げる?
私はもういないけど。
娘も30何年後には
もっとも似たくない母に似ている自分を
発見してガクゼンとするかも??
自分のなかの母、
娘のなかの自分~~。
こうして人は続いていくのね。
通過儀礼とは人生の一つの段階から
次の段階に移る儀式ですが、
この儀式を通過することによって
人は大人になる~。
はい、大人になるのは私です。
隣の息子も笑わない。
一時は嗚咽~~。
みんなを見送ったあとの帰り道。
近くの神社ではお祭りが終わっていた。
一人お賽銭を納めてわが家に。
祭りのあと、夢のあと。
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