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東京は肌寒い朝。
所用があり、隣の県に行きました。
都心からそれほど離れていない街。
駅前は賑やかなのですが、
少し離れると、
もう街は寂れています。
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新しいスニーカーを履いていきました。
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バスが通る沿道にさえ空き家が多く、
ええ、こんなに!と少し驚きました。
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「おひとり終活」(現代書林・神田紀久男著)
図書館の新刊コーナーにあったので、
借りてきました。
著者は
「終活カウンセラー協会の認定講師」
だそうです。
こういう職業ができたことに
時代を感じます。
「お困りごとは死後事務委任で~
人生の最期がハッピーエンドになる」
と副題にあります。
「死後事務委任」とは
自分がなくなったあとの
事務処理を親族以外の人、
つまりプロにお願いすることです。
おひとりさまが増えて、
手続きをする親族がいない人の
ためだけではなく、
親族の死後、財産問題などで揉めるのを
避けたいときのためのプロですね。
終活で人に迷惑をかけてしまうことは
① 葬式 ②お墓 ③家の片付け
④ 財産問題 などがあります。
今のワタシの関心事である
片付けについて述べると、
死後、片付けを託される人にとって、
迷いが生じる、ストレスになるのは、
アクセサリーや時計、写真や和服などの
「少し価値のありそうなもの」だそうです。
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「価値のないジャンク」は
ささっと処分しよう。
「価値ある」ものもお墓まで
持っていけない。
やはり小物と和服ですか。
そして大物の最たるものが家。
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私の妹も連れ合いを亡くし
一軒家に一人暮らし。
娘が三人いますが、
それぞれに家を持っています。
妹がなくなっても、家は必要ない。
引き継いでも負担になるだけ。
ブログを拝見していても、
「家はいらない」
「古いマンションもらっても困る」
という方が結構いますね。
中には
「家はいらないけど、食器が欲しい」
という方もいて、
思わず笑ってしまいました。
少子化、空き家問題
マンション老朽化が
取りざたされる現在、
おひとりさまの相続財産の
引き取り手がないケースは、
この十年で2・5倍に。
この数字はこの先さらに膨らむとあります。
ひとりの若い人に
親や親戚から
何軒もの不動産が遺されることも増え、
今までの「資産」との考えで
受け取ると、
固定資産税や管理で身動きできなく
なることも~~。
この先はともかく、
先の先では、
「ええ、家何軒も持っているの?
苦労するわねえ。捨てれば?」
という時代が近いのかもしれません。
まあ、先のことさえ不明なのに、
先々のことは考えられない、
考えたくないというのも本音ですが。
モノに憧れてモノを持つことで
満足してきた私たちの世代、
考えを変えないとと頭では
わかっていても、
身体がついていかない。
刷り込みの強さは相当なもの。
モノから解放され、
身軽に生活する。
それが一番豊かな生き方に~~。
もうなっているの?
というわけで、
最後までお付き合いありがとうございます。
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