ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

先々一番捨てたくなる意外なモノ・「おひとり終活」

2021-10-07 10:41:41 | シニアの住まい

東京は肌寒い朝。

所用があり、隣の県に行きました。
都心からそれほど離れていない街。

駅前は賑やかなのですが、
少し離れると、
もう街は寂れています。

新しいスニーカーを履いていきました。



バスが通る沿道にさえ空き家が多く、
ええ、こんなに!と少し驚きました。

「おひとり終活」(現代書林・神田紀久男著)
図書館の新刊コーナーにあったので、
借りてきました。

著者は
「終活カウンセラー協会の認定講師」
だそうです。
こういう職業ができたことに
時代を感じます。

「お困りごとは死後事務委任で~
人生の最期がハッピーエンドになる」
と副題にあります。

「死後事務委任」とは
自分がなくなったあとの
事務処理を親族以外の人、
つまりプロにお願いすることです。

おひとりさまが増えて、
手続きをする親族がいない人の
ためだけではなく、
親族の死後、財産問題などで揉めるのを
避けたいときのためのプロですね。

終活で人に迷惑をかけてしまうことは
① 葬式 ②お墓 ③家の片付け
④ 財産問題 などがあります。

今のワタシの関心事である
片付けについて述べると、
死後、片付けを託される人にとって、
迷いが生じる、ストレスになるのは、
アクセサリーや時計、写真や和服などの
「少し価値のありそうなもの」だそうです。

「価値のないジャンク」は
ささっと処分しよう。

「価値ある」ものもお墓まで
持っていけない。

やはり小物と和服ですか。

そして大物の最たるものが家。


私の妹も連れ合いを亡くし
一軒家に一人暮らし。
娘が三人いますが、
それぞれに家を持っています。
妹がなくなっても、家は必要ない。
引き継いでも負担になるだけ。

ブログを拝見していても、
「家はいらない」
「古いマンションもらっても困る」
という方が結構いますね。
中には
「家はいらないけど、食器が欲しい」
という方もいて、
思わず笑ってしまいました。

少子化、空き家問題
マンション老朽化が
取りざたされる現在、
おひとりさまの相続財産の
引き取り手がないケースは、
この十年で2・5倍に。
この数字はこの先さらに膨らむとあります。

ひとりの若い人に
親や親戚から
何軒もの不動産が遺されることも増え、
今までの「資産」との考えで
受け取ると、
固定資産税や管理で身動きできなく
なることも~~。

この先はともかく、
先の先では、
「ええ、家何軒も持っているの?
苦労するわねえ。捨てれば?」
という時代が近いのかもしれません。

まあ、先のことさえ不明なのに、
先々のことは考えられない、
考えたくないというのも本音ですが。

モノに憧れてモノを持つことで
満足してきた私たちの世代、
考えを変えないとと頭では
わかっていても、
身体がついていかない。

刷り込みの強さは相当なもの。

モノから解放され、
身軽に生活する。
それが一番豊かな生き方に~~。
もうなっているの?

というわけで、
最後までお付き合いありがとうございます。
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