Fly…Little Wing

手作りRCグライダーの記録

Thermal Flight

2009年10月12日 | FlightLog
 Egretのラップリンケージは、通り道が具合悪く、常にフラップホーンを押し上げる力が掛かり続ける状態だった。
 だからだろうな、フラップヒンジ(テープヒンジ)がよれてきた。
 フラップに変な力が掛からない位置にリンケージを通しなおし、フラップヒンジのテープも貼り換えた。
 ついでに主翼のフィルムも再加熱して、張りを与える。

 メカ類を積み直したので、早朝にテスト・フライトに出かける。指先の冷えに季節の移ろいを感じる。
 無風の状況で、フラップ角度やエレベーターのミキシング量を確認・調整していく。

 景色が「白み」をなくし始める頃、密度の違う空気の層が出来るようだ。
 温度と密度の違う空気の境界で、ゆるゆると浮いているようだった。

 見上げると白い残月。

 幸運な事に、午後からフライトの時間が得られた。
 雲の固まりがあちらこちらに浮き、サーマルの発生が期待できる絶好の機会。
 時折風が強くなるので、バラスト量を変えながら飛ばす。

 巡航姿勢からフワッと機体が浮きあがる。風向きを伺いながら旋回に入ると、機体は見えない螺旋階段を昇って行く。
 空の色に溶け込んでしまう前に、サーマルから外して自由に中空を泳がせる。
 1時間の間に、2回ほどしかサーマルに乗せることが出来なかった。
 それでも、久しぶりの達成感。


 達成感が得られたフライトだったけれど、不満もあった。
 主翼の上反角を少なくしたせいか、風が強いとラダーの効きが悪い。
 風向きによっては全く旋回を始めないし、切り返しの反応も鈍いし、その間にズルズル高度を失ってしまう。
 こんな時はエルロン機が良いなぁ。と思った。

 今シーズンは新しい機体を作る気は無かったけれど、作ってみるかスパン1.2m級エルロン機。
 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿