南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

ムンバイで年末を

2008-12-28 00:02:06 | インド
今日、ムンバイに着きました。昨日まで酷寒の上海にいたので
すが、いきなり気温が30度あるムンバイに来ると、その気温と
環境の違いに頭も身体もパニックになってしまいそうです。

この前ムンバイに来たのは、3年くらい前でしょうか?国際
空港は改築工事が続いていますが、基本的には、おなじみの
インドで、昔からの風景は相変わらずです。

ムンバイは、11月26日のテロからちょうど一月がたち、まだ
あの事件の余波は消え去らない感じです。私が今泊まっている
ホテルは、爆破事件があった半島先端部からは遠く離れた郊外
の海辺に孤立しているTaj Land Endというホテルです。

ホテルの手前100メートルくらいのところで、一般車は進めなく
なっています。そこで車を降りて、ホテルのハイヤーに乗り
換えてホテルの建物まで行くのですが、そこを降りてから、
空港と同じようなX線のセキュリティーチェックがあります。
これだけの警戒をしているとちょっとテロリストも近づけない
という感じで、このホテルにいる限りにおいては安全です。



この上の写真はホテルの部屋から見た風景ですが、目の前に海が
広がっています。このへんはテロがあった街とは想像できない
ほどの平和で静かな場所です。聞くところによるとこのホテルの
すぐそばに有名なボリウッド俳優のシャルック・カーンの家が
あるのだそうです。

さっきまでNHKの衛星放送の報道番組でムンバイのテロの特集を
やっていました。なんだか不思議な感じです。ジャーナリストや
学者の人たちが深刻な顔をしてインドの宗教構造や、パキスタン
との関係などいろいろとややこしいことを話していました。
自分がいまその議論されている都市にいるかと思うと不思議です。

ところで今回、上海から、香港、シンガポールを経て、ムンバイに
来る途中で、飛行機の中で見た新聞で偶然に出ていた飯島愛の記事。
こういう記事に異国で接するのはこれまた不思議でした。



これはどちらもシンガポールの新聞です。中国語のものは26日の
聯合晩報という一流紙の夕刊の表紙と裏表紙。1.5ページも使って
飯島愛のことがあれこれと紹介されています。英語のものは、
これまたシンガポールを代表する一流紙のStraits TimesのLife
セクションの最終ページ。やっぱり中華圏ではすごい知名度だった
のですね。中国本土のサイトでもかなり記事が出ていました。

と思って、インドの新聞はどうかと思ったのですが、さすがに
インドまで来ると飯島愛のことは見当たらず。やはり日本の芸能
情報はインド文化までは伝わってこないのですね。



さて、こちらの写真は、今朝、シンガポールの空港を出てくる時に
見た朝日です。何か奇麗だなと思って、写真を撮りました。
まもなく今年も終わりです。来年はよい年になることを祈ります。