EKKEN♂

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ニュースに言及したブログが読みたい

2004-12-26 | WEBにまつわる話

このブログがすごい!BLOG:ニュースからトラックバックしたい

ブログ先進国といわれるアメリカでは
ポータルサイトの
ニュース記事から、みんながトラックバックすることによって
活発な意見交換がされているようなんです。

でも、日本はこの点がまだまだですね。
 僕のブログは時事性の強い社会ニュースはほとんど扱わないし、頻繁に読みに行く正統派ニュースブログ(やみくもにニュースサイトへのリンクを貼り付けた、自称ニュースブログと区別する為に「正統派」と記述します)は、頭がスッキリするコラムば○こう○ちの納得いかないコーナーくらいのような気がします。
 アメリカの事情は良く知りませんが、日本において「活発な意見交換がなされない」のはこのブログがすごい!BLOG:ニュースからトラックバックしたいで書かれているように、トラックバックを受け付けているニュースサイトが少ないのも要因の一つだとは思うのですが、ブログがBBSや日記の延長という使い方をされている人が多い、という現状もあるのではないでしょうか。
 僕がブログを始めて、一年ちょっと。有名人気ブログの中には、意見交換が活発なものが多いですが、大部分が一定のコミュニティを作り、その中で交流を深め、外に飛び出すことが少ない傾向にあると思います。
 第10回:Blog に関する調査を読んでも、過去1か月以内に他人のBlogにコメントを送信した人の数は極めて少なく、他人のBlogにトラックバックをつけたことがある人の数は3割程度。僕が巡回先に入れているブログの皆様は、かなりの数のコメントやトラックバックを受けているところが多いですが、新着記事の一覧から気ままに見知らぬブログへジャンプしてみると、記事数は多くてもコメントやトラックバックはほとんどついていない、ということが多いものです。コメントやトラックバックが付いていたとしても、その送った主のメンツがお決まりのものであることが多く、SNS的なブログが多いですね。(特にgooブログにおいて)
 もちろん、それが悪い、ということではないのですが、そういう使い方の人は、自分の意見と反する記事を読むことを敬遠する方が多いようです。
 ブログというツールのよさは、トラックバックによって、反対意見や相手に対する批判であろうと、単なる罵り合いにはなりにくい所が魅力だと思っているのですが(コメント欄においては、その限りではない)、共感を感じる記事以外は読みたくない、という人もどうやら多いらしく、そういう意味では、政治的・思想的な記事になりやすい「ニュースの感想」ブログが広まり、「活発な意見交換」がなされるようになることは、今後も期待できそうにないなぁ、というのが僕の考えです。
 「意見交換」=「議論」=「勝ち負け」に結びつける人もいますが、ニュースの感想に正しい・正しくないなど存在するはずもなく、自分とは異なる価値観の意見を聞くことは楽しいことだと思うのですが、いかがなものですかねぇ。

続続・ゴーログのローカルルールから考えた

2004-12-26 | WEBにまつわる話
 「お祭り」的に叩かれている感が否めない、週刊!木村剛ですが、僕が「いくらなんでも、その転載はやりすぎでしょう」と思った、週刊!木村剛: ドン・キホーテ放火事件で本当に悪いのは誰?においては、
 
なお、ドンキホーテの安田隆夫社長のコメントを全文掲載した際には、同社の広報に仁義を切った上で行っておりますので、誤解なきようお願いいたします(「McDMaster」さん、どうぞドンキホーテの広報もしくは安田隆夫社長にご確認いただきまして、その事実を公表してくださいますようお願い申し上げます)。

 とあるように、どうやらブログ上に掲載する許可を得ていたようです。
 それであれば、この件については何ら問題はないことになるのですが、ちょっと疑問が……
 上の引用文の記述、「引用」は「リンク」に対する冒涜なのか?で書かれている、
 なお、ドン・キホーテの社長が出したコメントを「転載」したことについて、「McDMaster」さんから厳しいお叱りを受けておりますが、おそらくドン・キホーテの安田隆夫社長は「冒涜された」とは考えないと思います。私が行った「転載」という行為については、逆に感謝しているのではないかと推察いたします。
 
 と凄く矛盾するように思えるのですが。
 上の引用文では、あたかも事前に了承を得たような書き方ですけど、その前に書かれている下の引用文では、明らかに許可云々ではなく、あくまで自分の考えでは安田社長はお喜びになる、という推測で書かれているのですが。
 もしこれが、僕の誤読で、同社の広報に仁義を切った上で行っておりますというのが、転載後の話であるとするならば、無断転載は結果論として良かった、というだけの話ですよね。もちろん、それは当事者同士で解決していることであれば、法的には何の問題もないですし、外野が「その無断転載、ちょっと待ったー!!」と文句を言うのは、筋違いかもしれません。
 「外野の口出しは筋違い」かもしれませんが、そういった事後承諾が取れればよい、という考えが、ブログ上で頻繁に起こり始めたら、どんなものでしょう?
 何らかの方法(メールやトラックバック)にて、転載した旨を相手に通知したとしても、その通知を相手が即座に知るとは限らず、転載が不本意なものだとしても、気付くまでに時間がかかった場合には、大勢の眼に晒されることになります。木村氏のように影響力の強い人が、ネット上の慣習とは大きく外れた行為をすることで、ネットの新参者が「こういう方法はアリ」と判断してしまうかもしれません。
 仮にドンキホーテの謝罪文を転載することが、事前に了解を得て行われたものだとしても、ドン・キホーテ放火事件で本当に悪いのは誰?の記事においては、そのことが一切明記されておりません。
 これでは読者は「木村氏は無断転載を行った」と判断するのは当然のことです。


 おとこのおばさん:木村剛氏の「全文」引用問題についてのコメント欄によると、
ドンキホーテの社長の「コメント」は、
ドンキホーテのコンサルタントであるキム氏が
元々自分で書いたものらしいです。

 なんていう記述もあったりして、その真偽は定かではないにしろ、あるいは木村氏には「自分で書いた文章を、自分のブログに載せて何が悪い」と思っている部分もあるのかもしれないです。まぁ、ゴーストライターが、タレント名義で書いたエッセイを「これは俺が書いたものだから俺のもの」という主張は通らないと思うけど。
 
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