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『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上 正)

2009-07-11 12:01:46 | 読書日記
1 肯定する
 「だからダメなんだよ!」抽象的な言葉で叱ってばかりいませんか?
 怒ったり、小言をいうより、前向きに取り組める雰囲気を作ろう。

2 上達する
 「悔しくないのか」負け始めると怒っていませんか?
 勝利至上主義ではなく、フェアプレーと「いいサッカー」で、子どもはぐんぐん伸びる。

3 楽しませる
 「サッカーを最優先しろ」子どもに押しつけてはいませんか?

4 気づかせる
 「ちゃんと話を聞きなさい」いつも世話を焼いていませんか?
 転ばぬ先の杖を用意しない。できない経験をさせると、話を聞ける子に育ちます。 

5 考えさせる
 「右へパス」「そこでシュートだ」試合の間中、子どもを煽っていませんか?
 自らの力で判断できる子が「あと伸び」します。

6 進化する
 「今までこうやってきたんだから」古い概念のまま立ち止まっていませんか?
  スポーツは日々進化します。頭を切り替える柔軟性と勇気を持ちましょう。

7 夢を持たせる
 「プロになりたいんだろう」子どもより先に自分の望みを語っていませんか?
 大人の期待を伝えるのではなく、子どもが自発的に目標を持てるように導こう。

8 余裕を持たせる
 「勝ちたいという気持ちが足らなかった」敗戦を精神論で片づけていませんか?
 
9 自立させる
 「なくすと困るから」電車の切符を大人が持ってあげていませんか?
 「できること」ではなく「経験すること」を重視しよう。

10 和をつくる
 能力別にチーム分けするのがよいと思い込んでいませんか?
 「異の集団」で子どもは伸びる。
 
11 問いかける
 「何やってんだ」大量リードされたら怒鳴っていませんか?
 指示するのではなく、問いかけることで、子どもから答えを引き出そう。

 まさに目から鱗。自分のことを次から次への指摘されているかのような錯覚に陥りました。
 
 確かに、本書とは違う指導方法で成功された方もいらっしゃるでしょう。したがって、本書の指導方法が絶対的だとは言えません。しかし、私が少年の頃のスポーツ指導の定番”スパルタ指導””根性論”では伸び切らなかった子どもがいたことも確かですし、一つの指導方法として学ぶべきところが多い気がします。

 「子どものため」と口では言いながら、実は自分のため、自己満足のために行動していたのではないかと反省させられました。
 もっと、子どもが自分で考え、楽しみながら、成長していくことを後押しできる親になりたいと思います。
 だって、子どもの人生は子どものものなのですから。

 サッカーの育成のためだけではなく、子育て全般に通じる魔法だと思います。

 
 


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