その壁はどこから現れる？

会ってすぐに、ああこの人は好きだ、とか、苦手だとか。
いったいその基準はどこから来るんだろう。
そもそもそんな風に他人を見てしまう自分が哀しい。

人間なんていろんな顔を持っていて、きっとお互い初対面だったり距離感がつかめていない時は不自然な表情を作っている。
それでも、その不自然さをストレートに受け止めて好きだの嫌いだのと感じてしまう自分。
なんだか、ヘンテコだなぁ。

ネガティブな発想は、自分がそうじゃないとでてこない、ということがある。
つまり、感じていないことは思いつきもしないということ。
ぼくがそんな風に感じているということは、ぼく自身が壁を作っている、ということであり、基準を作っているということか。

距離感を縮めたいと思っている一方で、近づいてきてほしくない。
ぼくがこの背反を克服しなければ、いつまでも壁は消えないんだろうな。

本当はもっともっとそばにいたいんだけど。