iTunesでいよいよ
DRMフリーの楽曲が販売されるようになりました。
「ようやく」なのか、「やっぱり」なのか。どちらでしょう。
映像・音楽を生業にされている方はどのような印象なのでしょうか。
そもそもコピー防止技術は何のためにあるのか、そのことを考える機会なのかもしれません。
カセットテープやVHSが全盛だった頃、私的複製はオリジナルよりも劣化したコピーを作る行為でした。
現在ではデジタルからデジタルへ、全く劣化無しでコピーを作ることが可能です。
うまくすりゃ、海賊版なんて作り放題じゃないか?ということを防止するために生まれたのがDRMという技術ですね。
この技術、実は弊害もあります。
ダウンロードしたPCから自分が持つ別のPCへ簡単に転送できなかったり、ダウンロードしてiPodで聴いていた曲を自分の持つ携帯には転送できなかったり。
DRMフリーということは、これらの制限がなくなるということでしょう。
DRMが無いからといって、無差別にばら撒くことは当然著作権法違反です。
自分が買ったCDを友人に貸す、と同等の範囲であれば許されるのかもしれませんが。
この件に関して、興味深い記事があったので、リンクを張っておきます。
知らないで法を犯したとき、とんでもないしっぺがえしが来そうな巧妙な仕掛けが隠されているようなのです。
記事はこちら。
『
nebo blog:iTunes7.2・・・DRMフリーは肯定的に受け入れられるか』
ぼくはネットで購入する曲よりも、レンタルCD屋さんで借りてくる曲のほうが圧倒的に多いです。
だって、自分でエンコードすればかなり安上がりじゃないですか?
DRMだってかかりませんし。
イメージ先行で、何でもできそうな気がしてしまうかもしれませんが、背後はどのようになっているのかを知らないということは、かなりのリスクを背負うということですね。
勤務先でもよく尋ねられます。
CDのコピーやエンコード、DVDのコピー、保存形式の変換など。
ほとんどの場合、答えられません。できません。という回答ですが。
これだけ情報があふれているのに、なぜ電気屋さんで(しかも量販店)解決しようとするんでしょう。
書店には専門書や解説書があるし、なにより、すこしだけ
ググってみたらそれで解決することがほとんどじゃないのかな。
これからは(いや、今までもだけど)自ら考え、自ら解決する力がますます大事になってくるんだなー、と日々感じています。
知らないということは損であり、知りたがらないということは恐ろしいことですね。
格差を是正しなければいけない、とエライ人が話していたりしますが、本当は個人個人の考え方を是正しなければならないのかもしれません。
DRMフリーの楽曲、せっかくだから1曲ぐらい買ってみようかな。
最後に。
最近、やっぱりCDが一番いいかもーって感じています。
うーん。今の若い世代はどういう風に感じているんだろう。