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FEEL ambivalence

毎日、いろんなことを思います。
両極端な感じで。

両面価値。
同一対象に対する愛憎共存。

I.W.ハーパー12年。

2005-03-16 17:16:50 | お酒
初めて、自分でボトルキープしたお酒。
いつだっけなぁ。8年前?
キャンペーン中で、安かったのを覚えている。

この地を離れてしまうときに、
たくさん、たくさん、
さびしいことはあるけれど。

いつものお店に行って、いつものように飲めなくなるのは、
たまらなく、
寂しい。

初めてキープしたお酒。
そして、
最後にキープしたお酒。

きっと、「また」飲みに来るだろうけれど。

だけど、一つの区切り。
そう思って。

お酒は、昔と同じように優しい味がした。
特別な味がするお酒。
そう思えるものがあって、僕は幸せなのだ。

ちょっと、飲みすぎたけどね。

DOMECQ SIBARITA OLOROSO VIEJISIMO.

2005-02-21 01:59:14 | お酒
30ans. V.O.R.S.

香りが違う。
余韻が違う。

甘く、熟した果実を思わせる香り。
まるでクリームシェリーのような。
拡がる酸味を含む甘さ。
そして、
じんわりと尾を引く後味。
シェリーとは、こういうもの、なのか。
感動を覚えた。

若干微妙に酔っ払っていたけれど。
揺さぶられる、味。

幸せな気分を切り取って。

『ボイラーメーカー』。

2005-02-12 15:18:11 | お酒
バーボンのビール割。

睡眠不足のカラダには、いささか効いた。
グラスを半分ほど一気飲みしたら、なんだか笑いがこみ上げてくる。
癖になる味。

カウンターの向こうには、マスターと、アルバイトの彼女。そして、相方さん。

既に看板は消えていて。暖かい空気をビル・エヴァンスが震わせている。
幸せな時間。

マスターは、酔って笑いながら、全てを暖かく見守っているようだった。
彼女たちは、周りに幸せのオーラを振りまいていることに気づいてない。

カウンターの中から、酔っ払いのバーテンダーが見た、風景。

葡萄ジュース。

2005-02-03 05:31:46 | お酒
存在しているのは、知っていた。
伝説(言い過ぎ?)の葡萄ジュース。

今日は、それを飲んでしまった。
フツーのコップで。



『ポール・ジロー(PAUL GIRAUD)…高い評価を得ているコニャックの産地、グランシャンパーニュ地区にあるブードビル村。そこで、栽培兼蒸留業者として、ぶどうの収穫から蒸留・熟成まですべてをポール・ジロー氏自らが管理してコニャックを造っている。』(ジャパンインポートシステム)

ぼくの大好きなコニャック。ブランデー好きな方なら、一度は飲んだことがあるかもしれない。
香り高く、口当たりは丸く、余韻はうっとりするほど心地よい。
まさに、至高のコニャック。ビンテージ表記なのも珍しい。
香りだけで、幸せにさせてくれる。そんな、数少ないお酒の一つ。

その、原料となる葡萄を絞り、ただ炭酸ガスのみを加えて瓶詰めしたジュースがあると、以前聞いた。聞いたときは飲んでみたいと思ったが、入手は難しいだろうと諦念を抱いていた。ブランデーになる前のブドウジュース。そんなもの、なかなか飲めない。そう思っていた。


それが。

今夜、目の前に。


ドキドキしながら口に含んだ。
ドイツワインのように、甘い。予想していたよりも甘口。
そして、とびきり新鮮な酸味を感じた。味の凝縮度が違う。

明らかに、普通の葡萄ジュースではない。神々しさが漂ってくるよう。
こんなにおいしいなら、出来上がったコニャックもすばらしいはず。
なんだか、とても納得した。

普段は気が付かないが、ウィスキーもブランデーも、全てのお酒は、農産物。
ぼくらは大地の恵みを享受している。

今夜は、そのことを、つよくつよく感じた。
作り手に感謝と尊敬の意を表したくなった。


いつか、訪れてみたい場所が、一つ増えた。

バロン・ド・ラ・トック XO.

2004-12-29 16:21:01 | お酒
CALVADOS BARON DE LA TOUQUE XO.
カルバドス。40度。12月19日。
今回のキープは異色。ちょっといやらしいか(笑)

XOは10年から40年熟成の原酒をブレンド。
香りは十分に甘く、深く。ほのかにりんごのもつフレッシュ感がある。
飲み込むと、少し刺激が強いような気がした。
ブラーXOのほうが飲みやすかったような。

ウィスキーもいいけど、個人的にはブランデーも好きだなぁ。
香りが甘く、飲み口はドライ。後を引く甘さが素敵。

けっこういいペースで飲んでたら二回で半分まで行ってしまいました。
こりゃあいかん。飲みすぎ。

今夜は、なにのもうかなぁ。
この間発見したのは、ジンを常温でストレートで飲むと、甘くてうまいという新事実。
薫り高く、甘く、そして、熱い。
ううむ、飲みたくなってきた。

飲め!

2004-12-11 14:38:46 | お酒
僕の働いているお店は、金曜日は大概客足が遠のいてしまう、不思議なお店。
でも、今日は、ぼちぼち。
23時くらいかなぁ、混み始めたの。

それまではまったりヒマだったけれど。

そういえば、何年ぶりかにカルボナーラを作った。
メニューに載っていた頃、うちのお店のカルボナーラはとても美味しかった。諸般の事情によりメニューから外れていたけれど、今夜、復刻。
そのうち、裏メニューになるんだろうなぁ。

そんなこんなで、けっこうハードだった。
僕は厨房と、ホールと、接客、カウンターって、4つの状況にさらされている。何が一番大変かといえば、アタマの切り替え。状況が一瞬で変わるので、次に何が必要なのか常に考えていかないと。
忙しくなると、パンクしそうになる。

3時を回って看板を消した頃、残っていたお客様も一組。
今夜も疲れたなぁ、なんて思っていたら。

お客様「ビールでも飲むか?」
おあ!らっきー。
僕「頂きます!」

グラスに注がれたビールは黄金色に見えて、ノドがごくりとなった。
口に運ぶときに、手が震えそうだった。

頭の中で、自分に叫ぶ。
さぁ飲め!お疲れビールじゃい!飲め飲め!

ごくっごくっごっ…

……っっぅ!

うめー。

ビールって、美味しい。
ゆっくり飲むギネスもいいけれど、流し込むハートランドも捨てがたい。

いやぁ、生きてて良かった(笑)

ビール、最高!

Beaujolais Nouveau 2004.

2004-11-18 16:17:22 | お酒
昨晩、12時にテイスティングさせていただきました。
今年も美味しいワインがたくさんできることでしょう。

印象に残っているのは、やはり去年のヌーボー。
飲んで、びっくりしたのを覚えている。

今年も美味しい。去年ほどではないけれど。
フレッシュ葡萄ジュースを飲んでいるみたい。

大騒ぎするほど美味しいかどうかは置いといて。
でも、今年も無事ヌーボーが飲めるって幸せなこと。
今ごろ現地でも飲んでいることでしょう。
現地でいつか、ヌーボーを飲んでみたい。

きっと、現地の人は、
ぼくにはわからない感慨があるのだろう。
そんな雰囲気に少しでも触れてみたい。

ヒュミドール。

2004-11-12 06:01:23 | お酒
ついに、うちの店にも設置。
これで、シガーが保管できる。

シガーを始めて吸ったのは、いつだっただろう。
ちょっと、背伸びをした、大人の世界を垣間見た気分だった。
どこかに、恥ずかしさがあったっけ。

今でも、ごくたまにしか口にしないけれど、
美味しい。

時間を贅沢に使ってるなぁって思う。

ロメオジュリエッタの№3がいまのところ、お気に入りかなぁ。
コニャック飲みながらだと、至福。

…。
なーんて贅沢してるんでしょう。

今は、それが無くてはならないものではない。
さらに言えば、
この仕事をしていなければ出会わないことであったかもしれない。
でも、
それを知ることによって、
脈々と受け継がれてきた文化を知ることができた。
それは、自分の中で、世界が広がったと思う。

何事にも、能動的で。
知ることは、まだまだ、あふれている。

Blue Moon.

2004-11-11 16:04:43 | お酒
ジン、パルフェタムール、レモン。
この三種類をシェイクすれば、ブルームーンの出来上がり。

切なげな香りと、刺すような酸味のバランスが難しい。

このカクテルには、「できない相談」という意味があるらしい。
始めてきた方がこのカクテルを注文するとき、
ぼくはひそかに緊張している。

昨日のお客様は、来るたびに、ブルームーンを注文する。
それはそれで、緊張するのだけれど。

「いつもよりも酸味強いですね。」

…むずかしい。

なんでも、彼が好きな女性のイメージがブルームーンだそうで。
それ以来、ずっと飲んでいるそうだ。

なんか、そんなカクテルを探すのも、いいかなぁ。


PURE KENTUCKY XO.

2004-10-29 14:43:01 | お酒
10月20日にキープ。
bourbon。53.5%。
スモールバッチ。甘い、微かに酸味のある香り。
口に含むと、ぴりぴりした刺激と、甘い味。
…喉が焼けていく。

ぼくは旨いバーボンの定義はわからないけれど、

好きな味は、甘いやつ。
香りが、アルコール臭くないやつ。

これは、いいかおり。
Marlboroが肴になる。

ロックにすると、濁る。
ソーダで割ると、良さが消えた。

やはり、ストレートがいい。