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【edu ブログで子育てエピソード】 edu1月のお題『脳にいいこと、悪いこと』

2008-12-24 | 子どもと日常のこと
自分の体験を交えて、大勢の子ども達を見てきて感じたとことを。

私の場合、学生時代の脳の働きは最悪でした。
若い時より年をとった今の方が働きが良いかもしれない。
何が悪影響を及ぼしていたのかピックアップしてみますね。

*テレビとマンガ・TVゲーム
私はこれらのものに、思考力を奪われた時期があります。
大人は気がつかなかったり、忘れがちだったりしますが

子どもの集中力を侮ってはいけません

テレビやTVに向かう時の子どもの集中力は凄まじいものです。
特に映画やTVゲームは現実との境が完全にぼやけてしまうの。
TVゲームにのめり込んでいた時代、私は自分の回りをぼんやり見つめて
『この人たち、死んでもまた生き返るから大丈夫』
と何の疑問も持たずに思ったことがあります。
一呼吸置いて『あれ? 私、変かも』と気づいたの。
テレビは所詮、人が育つ中で触れてきたものを【記憶の中から呼び覚ます】道具でしかない、と割り切って、テレビやパソコンで学習させないでほしい。

子どもも大人も、なるべく多くの自然や本物に触れさせた方が、ずっとずっと
頭の切れはよくなります。


よく「マンガでも、読書離れするよりかは活字を読む切っ掛けになれば」という意見もありますが、どんなに優れた作品でもマンガはマンガ。
活字を追う“読書”とは別物なのです。
自分の体験談ばかりで申し訳ないけど、非常に分かり易い例なので挙げさせて下さい。
私の学生時代はマンガ漬け。手塚治とか萩尾望都とか、質のいいものを山ほど読んで安心していました。国語の点数は悪くなかったし、文章力には定評があったから。
子どもが生まれてからはその勢いが読書に向いたのだけど、或る日『十二国記』という小説を読んでいて、

自分の頭の中で作り上げている登場人物(または風景)が
二次元の線画


だという事に気がついて、愕然としたのです。
これは恐ろしく 悲しいことでした。

決断。
ストレス解消にと頼って、大人になっても読み続けていたマンガをダンボール箱にしまい込み、しばらくは活字だけを追いました。
数ヵ月後、夜中に『指輪物語』を読んでいる時突然、頭の中に色鮮やかな光景が浮かび上がりました。

光と影の陰影
流れる雲

映画を見ているように、風景が動き、登場人物の表情が動くのを感じ、
本来、子ども達はこんな力を持っているのかと、目が覚める思いでした。



頭の働きをよくしたのは
*音読
*指先を動かす
*料理と片付け
判断力と決断力、段取りが身につきます。
我が家の兄弟を見ても、料理をする兄と料理を避けようとする弟の差は歴然。
(学校の成績については目を背ける事しかできませんが)
生きる力を身につけるのは、ある意味で学校の勉強よりも大切なのではないかと
私は思うのです。

意外と軽視されているのは
*自然素材のものに触れること
感覚が生き返ります。
これについては説明しきれないし、説明しても分からないかも。
やってみることでしか分からないものが、世の中にはあります。

最後に *食生活
身体が軽くなると、脳の回転が がぜん 早くなります。これも自分の体験。
身体を重くするもの【肉・牛乳・卵・砂糖】を少なくして野菜や海藻類を多くするだけで、頑なさが解消されて性格も温和になり、他人との調和がとれるようになる実例は沢山あります。
食生活は難しい問題だけど、
そろそろ戦後の栄養学から少し違う側へ目を向けてもらえるといいな。

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写真の水彩画は欽ちゃん作「白百合」
球根と根っこ付き。

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