シルクな暮らし

ほどほどナチュラル&シンプル生活
代替療法・暮らしの知恵・子供の事など

育児の大敵

2010-03-19 | sense~日常の中で
『育児の大敵』金原ひとみ 2010/3/18付 東京新聞のコラム

 育児の大敵は孤独だ。私は子供が零歳だった頃、自分が「他人の目には見えないものを必死に世話している」ような気がして、発狂しそうになった。赤ん坊が泣き喚いても夫がゲームから目を離さなかったり、ベビーカーで行った先にエレベーターがなくて困っていても誰も助けてくれなかったりすると、子供も育児も惨めで下らない事に思えた。しかし逆に、周囲が我が子を祝福し、あの手この手であやしているのを見ると、子供に必要とされている事が至上の喜びに思えてくるものだ。
 ロイターが調査した「子育てに最も適した赴任先」の一位はオーストラリア、二位はシンガポールだった。オーストラリアもシンガポールも子連れで旅行した事があるが、両国とも子連れで外を歩くととにかく皆子供に話しかけてきた。ウエーターやおばさん方はもちろんのこと、若い男の子でさえ変な顔をして子供をあやそうとするのだ。日本では忌み嫌われる「子供連れ」だが、シンガポールにいる間、私は「子供連れ」であるが故に歓迎されたように感じた。そしてそういう国にいる時、子供は本当に輝き出すのだ。
 日本にいても、孤独な育児に新風を吹き込んでくれるのはいつも、子供にお菓子をくれたり、話しかけてくれる韓国料理屋のお兄さんや、中国人のコンビニ店員や、通りすがりのアラブ人である。(小説家)

バランス

2010-03-15 | sense~日常の中で
時々、世界と宇宙と精神の調和について考えることがあります。
散歩をしながら木を見上げ、木肌や芽吹きの変化を見つけて季節の移り変わりや時間の早さを感じ取ります。
鳥の歌を聞き、生命の喜びを感じます。

インスピレーションを得るのは、思索と行動の双方と手を携えている時です。


チリの大地震で地球の地軸にズレが生じました。
ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト

前京都大学学長、地球物理学者にして俳人の尾池和夫さんのお話。
四季がなぜ存在するのか。(毎日新聞から)
地球の自転軸が23・4度の傾きで太陽を回っているから、というのは中学生でも知っているが、実は月の存在があずかって大きいのだという▲月の質量は地球の約1・2%。太陽系の中では、母惑星に比べ、不釣り合いに大きい衛星だ。そしてこのサイズが絶妙の引力バランスを成り立たせている。月がなければ地軸はぐらつき、安定した四季など望めなかったかもしれない。▲微妙なバランスで浮かぶ惑星に68億人が肩寄せて生きる姿は宇宙から見れば奇跡に近い。


驕ることなかれ。

当たり前だと思っていることが、奇跡のような確立の上に成り立っている。
私たちはそれに気づき、感謝しなければならない。






つぶやきの記録(2010.2月)

2010-03-13 | sense~日常の中で
◆本日の中学校の給食メニュー『牛乳・沖縄風ドーナッツ2個・味噌煮込みうどん・ブロッコリーの中華炒め・果物』 炭水化物が2種類、しかもドーナツは主食扱い。栄養士は子供たちの健康を考えてメニューを作る職業ではないのか? 幕内秀夫の本「変な給食」に載せられるようなメニューが、息子の中学にはある。 Feb 9th

◆鳥って、何かの化身のような気がします。 まだ朝の暗い中で鳥たちが鳴き始めるのは、木々が目を覚ました瞬間なのだそうです。 Feb 14th

◆大きな地震が起こった後は急激な冷え込みや降雪があります。
地震の起こる前は妙な暑さ。
彼らは大抵2点セットでやってきます。  Feb 18th

◆歌人であり、国連WAFUNIF(ワフニフ)親善大使なども務める田中章義氏。環境問題に関する様々なテーマにちなんだ具体的なデータを示している。http://eco.nikkeibp.co.jp/article/column/20081208/100207/ Feb 21st

◆「ねこタクシー」企画、脚本の永森裕二氏曰く「今の世の中、頑張らなくてもいいって雰囲気じゃないですか。本当はできるのに『頑張らなくていい』って言葉に甘えてる。そんな風潮に疑問を投げかけながら「自分も頑張るけど、みんなも頑張ろうねって。そういうメッセージが伝われば嬉しいです」 Feb 25th