只今味噌作りの真っ最中です。
(1)大豆を煮て、(2)柔らかく煮えたら豆をつぶし、麹と塩と合わせて味噌玉を作り、カメに投げ込んでいくという作業ですが、本日仕込んでいる2kgの大豆は一度に鍋に入りきらないため、(1)と(2)の作業を4回ほど繰り返さなくてはなりません。で、仕込みの合間を縫って、キーボードを叩いております。
好奇心で始めた味噌作りは、一度始めたら途中でやめられなくなるという難儀な性格のために、いつの間にか毎年冬の行事となってしまいました。
最初の年、用意したのは1kgの大豆。
今年は4kg仕込む予定です。
本当はもっと沢山作りたいのですが、我が家にそれほど大量のカメを置く場所があるわけもなく、ここ数年用意しているのは4~6kgの大豆。一年もたたないうちに手作り味噌を食べきってしまうのは寂しいですけど。
初めての年から今に至るまで、大した失敗もなく、美味しいお味噌に仕上がってくれています。子供たちは天然醸造の市販の味噌と比べても「うちの味噌のほうが美味しい!」と断言したことも…。(でもそれは私の腕がいいからではないと思いますが)
毎週食品宅配でお世話になっている“大地を守る会”のカタログで、味噌作りの話がいくつか載っていて面白かったです。特に気に入ったのを抜粋しますね。
『私の生まれた岩手の家では、味噌も醤油もすべて自家製でした。とくに味噌造りのときは、家族総出で、近所の若い衆も手伝いにきて、それはそれは賑やかなものでした。工程は忘れましたが、大きな釜で大量の大豆を煮て、それをひき潰し、ボール状にして味噌玉を造り、軒下に何個も何個も吊るしました。それと、味噌を造ると言って母が大きなセイロで米を蒸し、それに麹を混ぜて家の薄暗いところに広げていたのを憶えています。こうして一年分の味噌を一度に造っていたのです。母屋の裏の小屋に、大きな樽に入れて味噌は保存されていました。』
『初めて味噌を仕込んだ年、梅雨明けの天地返しで七色のカビに驚いて以来、焼酎和紙でフタをするようになりました。麹と合わせてから塩の分量を2倍にしていたことに気付き、ふるいにかけて2時間、完成が夜中になった年から、1kgの大豆には400gの塩と頭に叩き込みました。ポテトマッシャーが大豆を一番効率よくつぶせることに気付き、さらにフードプロセッサーはもっと早く、梅雨明けに開けようが年末に開けようが、カビは必ず生えているから、途中一度も見ないことにして、15年経ちました。毎年作っていると必ず新しい発見があり、自分なりのレシピができてきます。この喜び、みなさまもぜひ。』
実は私も、梅雨明けの天地返し、してません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
できるなら、カビは見たくないから。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
こだわりを持って、心を込め、愛情を注いでお味噌を作っていらっしゃる方々には非難轟々でしょうねぇ…。
でもお味噌は美味しく仕上げっています。一応…。
きちんとしているに越したことはありませんが、こんな大雑把な人間にでも作れるほど、実は、味噌作りは簡単なんですよ~。
『都会の核家族育ちの私にとって、味噌は「買ってくる」以外の何物でもありませんでした。大豆と麹と塩でできている、という知識もなかった、というか考えたこともありませんでした。それが、今では味噌作り歴10年』
という方もいらっしゃいます。
同類項の方~、一度試してみませんか~。
やってみれば意外と楽しく、仕込んでから半年から一年待てば、想像以上に美味しいお味噌がいただけますよ~。
蛇足ながら、仕込んだ味噌の上はラップでピッチリ覆ってから落し蓋と重しをしています。その方がカビが少なくて済むようです。
容器は陶製のカメが一番、味・香りのよいお味噌になる気がしました。ホーローの漬物容器やプラスチック容器も使ってみましたが、重くても陶製がお勧めかなあ。
最後に味噌作りの参考になった本のご紹介。
マスオさんのみそづくり指南―つくろう食べよう手前みそ
増岡 弘著 家の光協会発行
著者はテレビアニメの「サザエさん」でマスオさん役の声優さん。実は味噌作りのベテランだったのですね。味噌の作り方から、味噌を使ったレシピまで、随分参考になりました。
味噌作りをされてる方のお話とか、教えてもらえると嬉しいなあ。私は本と自己流ばっかりで、作っている方と手前味噌談義とか、したことないんですよねー。
(1)大豆を煮て、(2)柔らかく煮えたら豆をつぶし、麹と塩と合わせて味噌玉を作り、カメに投げ込んでいくという作業ですが、本日仕込んでいる2kgの大豆は一度に鍋に入りきらないため、(1)と(2)の作業を4回ほど繰り返さなくてはなりません。で、仕込みの合間を縫って、キーボードを叩いております。
好奇心で始めた味噌作りは、一度始めたら途中でやめられなくなるという難儀な性格のために、いつの間にか毎年冬の行事となってしまいました。
最初の年、用意したのは1kgの大豆。
今年は4kg仕込む予定です。
本当はもっと沢山作りたいのですが、我が家にそれほど大量のカメを置く場所があるわけもなく、ここ数年用意しているのは4~6kgの大豆。一年もたたないうちに手作り味噌を食べきってしまうのは寂しいですけど。
初めての年から今に至るまで、大した失敗もなく、美味しいお味噌に仕上がってくれています。子供たちは天然醸造の市販の味噌と比べても「うちの味噌のほうが美味しい!」と断言したことも…。(でもそれは私の腕がいいからではないと思いますが)
毎週食品宅配でお世話になっている“大地を守る会”のカタログで、味噌作りの話がいくつか載っていて面白かったです。特に気に入ったのを抜粋しますね。
『私の生まれた岩手の家では、味噌も醤油もすべて自家製でした。とくに味噌造りのときは、家族総出で、近所の若い衆も手伝いにきて、それはそれは賑やかなものでした。工程は忘れましたが、大きな釜で大量の大豆を煮て、それをひき潰し、ボール状にして味噌玉を造り、軒下に何個も何個も吊るしました。それと、味噌を造ると言って母が大きなセイロで米を蒸し、それに麹を混ぜて家の薄暗いところに広げていたのを憶えています。こうして一年分の味噌を一度に造っていたのです。母屋の裏の小屋に、大きな樽に入れて味噌は保存されていました。』
『初めて味噌を仕込んだ年、梅雨明けの天地返しで七色のカビに驚いて以来、焼酎和紙でフタをするようになりました。麹と合わせてから塩の分量を2倍にしていたことに気付き、ふるいにかけて2時間、完成が夜中になった年から、1kgの大豆には400gの塩と頭に叩き込みました。ポテトマッシャーが大豆を一番効率よくつぶせることに気付き、さらにフードプロセッサーはもっと早く、梅雨明けに開けようが年末に開けようが、カビは必ず生えているから、途中一度も見ないことにして、15年経ちました。毎年作っていると必ず新しい発見があり、自分なりのレシピができてきます。この喜び、みなさまもぜひ。』
実は私も、梅雨明けの天地返し、してません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
できるなら、カビは見たくないから。
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こだわりを持って、心を込め、愛情を注いでお味噌を作っていらっしゃる方々には非難轟々でしょうねぇ…。
でもお味噌は美味しく仕上げっています。一応…。
きちんとしているに越したことはありませんが、こんな大雑把な人間にでも作れるほど、実は、味噌作りは簡単なんですよ~。
『都会の核家族育ちの私にとって、味噌は「買ってくる」以外の何物でもありませんでした。大豆と麹と塩でできている、という知識もなかった、というか考えたこともありませんでした。それが、今では味噌作り歴10年』
という方もいらっしゃいます。
同類項の方~、一度試してみませんか~。
やってみれば意外と楽しく、仕込んでから半年から一年待てば、想像以上に美味しいお味噌がいただけますよ~。
蛇足ながら、仕込んだ味噌の上はラップでピッチリ覆ってから落し蓋と重しをしています。その方がカビが少なくて済むようです。
容器は陶製のカメが一番、味・香りのよいお味噌になる気がしました。ホーローの漬物容器やプラスチック容器も使ってみましたが、重くても陶製がお勧めかなあ。
最後に味噌作りの参考になった本のご紹介。
マスオさんのみそづくり指南―つくろう食べよう手前みそ
増岡 弘著 家の光協会発行
著者はテレビアニメの「サザエさん」でマスオさん役の声優さん。実は味噌作りのベテランだったのですね。味噌の作り方から、味噌を使ったレシピまで、随分参考になりました。
味噌作りをされてる方のお話とか、教えてもらえると嬉しいなあ。私は本と自己流ばっかりで、作っている方と手前味噌談義とか、したことないんですよねー。