シルクな暮らし

ほどほどナチュラル&シンプル生活
代替療法・暮らしの知恵・子供の事など

親子浦島

2008-12-31 | 子どもと日常のこと
今年になっての初めてはチェロの他に
もうひとつ。
今まで読んだこともTVで観たこともなかった
『のだめカンタービレ』

チェロの先生が息子のレッスンの時に仰った
「のだめ見たことあるでしょ」(決め付け口調)に
ちょっと困りつつ「いや…見たことがなくて…」
話しが続かなくて居心地悪くて、そのうち見なくちゃナァと思ってました。

偶然 深夜枠で アニメの『のだめ』(巴里編第6話だったかな?)を見つけて見てみたら
面白いの何の。

あまり笑っちゃったもので、仕事場で
「のだめって面白いのね~。知らなかった~」と話題に出したら
「私21巻までだったら揃えているよ」
「か…貸してくだサイ」

その頃ちょうど様々な問題を抱えていて、拒食と不眠状態だったのですが、
泣きながら『のだめ』を読んで、
泣きながら 笑いました。
馬鹿みたい 自分 と思いながら 笑えることが
不思議で 嬉しかったな。

12/30のドラマ版『のだめ』も見ました。
始まるなり欽ちゃんがTV画面に突進して文字を指差して
「ああっ! 坂本龍馬が出るよ! ほらっ ほらっ ここ!坂本龍馬だって!」
なんのこっちゃと思っていたら、
千秋様が玉木 宏。←この文字を見つけて龍馬と言ったのか、欽ちゃん。

「あれっ? 峰くんて もしかして」
「帯刀だー。小松帯刀ー!!」

ドラマ版は流石に「登場人物のイメージが違う」と不評でしたが、それなりに面白がって見てました。楽しみ方がちょっと違っているような気もしたけど。
元からあまり興味があるほうではなかった上にTVは数年間ずっと見ていなかった時期があるので、歌手とか俳優とか詳しくなくて、最近子ども達と一緒に見るようになって、妙な盛り上がり方をしています。

今は夜更かしして紅白見物。見た事がない歌番組に、子供達興奮。
「あっ! この人何ていったっけ?」
エジソン君(上の息子)「え~~っと、宇都宮?」
私「和宮様だよ、か・ず・の・み・や。」
っていうか、芸名で呼んであげようよ…

エジソン君「あ、幾島」
だから篤姫の役どころじゃなくて…

今年もお世話になりました

2008-12-31 | sense~日常の中で
子ども達からもぎ取ったチャンネル権
N響の第9も第4楽章に入りました。

逃げ回っていた
大掃除
年賀状書き
おせちの煮物・黒豆・栗きんとん作り
駆け込みで終了。

今年はおせちを1段分だけ買いました。(写真)
タイ風のお饅頭を含む、少しだけ風変わりなメニュー。
友達のくまちゃんとその仕事仲間はるちゃんのおせちです。
おせちを買うなんて初めて。明日の朝が楽しみ也。


今年も1年間のご愛好をありがとうございました。
皆様に支えられ、時には力をいただきながら 
ブログを書き続けられたことに 
感謝致します。

様々なことが訪れ、立ち止まり、通り過ぎ、
また迎え
流れ続ける時間のひとつに過ぎない このひと時ですが

すべての方に
感謝と歓喜を。




生かされている命

2008-12-28 | 生きもの・植物・自然
数週間前に うちの2匹のハムスターが
相次いで天の国へと帰ってしまいました。
しばらく立ち直れなくて、ずっと記事に書けずにいました。

私の手のひらの上で、大きくひとつ 息を吐ききって動かなくなった 
小さな体の冷たさを感じながら

生きていること

生かされていること

命を与えている働きを

考えずにはいられませんでした。



ばいばい。めろんちゃん、ちびちゃん。
君たちがいて、とても楽しかった。
贅沢を言えば、もっと長く一緒にいたかったよ。

いつか生まれ変わったら、またうちに来てね。


シュトーレン(もどき)

2008-12-26 | 食べ物は天からの贈り物
マクロビ風シュトーレン(もどき)を焼きました。
型を使って焼きましたので、シュトーレン風ドライフルーツケーキといったところでしょうか。
卵・牛乳・オイル・砂糖なしですが、黙っていれば誰もそうとは気がつきません。(笑) 
りんごジュースとドライフルーツだけでも、うっとりするような甘さのケーキができるのです。


ケーキの上にマーマレードジャムを塗り、ココナツ粉をかければ、
クリスマス風になりますでしょ?


ケーキの周りに置いたのは、去年作ったモミの木型アドベントカレンダーです。
今年も活躍しましたよ♪





めりくり。

2008-12-25 | 手仕事・作品
silky家のモミの木。まだ小さいです。
飾りは息子たちが幼児・幼稚園時代に作りました。
もう彼らには幼い雰囲気だけど、
ピカピカするツリーは巷で沢山見られるから、
うちではこれで我慢してもらうことにしましょう。

みなさまへ
メリークリスマス。

【edu ブログで子育てエピソード】 edu1月のお題『脳にいいこと、悪いこと』

2008-12-24 | 子どもと日常のこと
自分の体験を交えて、大勢の子ども達を見てきて感じたとことを。

私の場合、学生時代の脳の働きは最悪でした。
若い時より年をとった今の方が働きが良いかもしれない。
何が悪影響を及ぼしていたのかピックアップしてみますね。

*テレビとマンガ・TVゲーム
私はこれらのものに、思考力を奪われた時期があります。
大人は気がつかなかったり、忘れがちだったりしますが

子どもの集中力を侮ってはいけません

テレビやTVに向かう時の子どもの集中力は凄まじいものです。
特に映画やTVゲームは現実との境が完全にぼやけてしまうの。
TVゲームにのめり込んでいた時代、私は自分の回りをぼんやり見つめて
『この人たち、死んでもまた生き返るから大丈夫』
と何の疑問も持たずに思ったことがあります。
一呼吸置いて『あれ? 私、変かも』と気づいたの。
テレビは所詮、人が育つ中で触れてきたものを【記憶の中から呼び覚ます】道具でしかない、と割り切って、テレビやパソコンで学習させないでほしい。

子どもも大人も、なるべく多くの自然や本物に触れさせた方が、ずっとずっと
頭の切れはよくなります。


よく「マンガでも、読書離れするよりかは活字を読む切っ掛けになれば」という意見もありますが、どんなに優れた作品でもマンガはマンガ。
活字を追う“読書”とは別物なのです。
自分の体験談ばかりで申し訳ないけど、非常に分かり易い例なので挙げさせて下さい。
私の学生時代はマンガ漬け。手塚治とか萩尾望都とか、質のいいものを山ほど読んで安心していました。国語の点数は悪くなかったし、文章力には定評があったから。
子どもが生まれてからはその勢いが読書に向いたのだけど、或る日『十二国記』という小説を読んでいて、

自分の頭の中で作り上げている登場人物(または風景)が
二次元の線画


だという事に気がついて、愕然としたのです。
これは恐ろしく 悲しいことでした。

決断。
ストレス解消にと頼って、大人になっても読み続けていたマンガをダンボール箱にしまい込み、しばらくは活字だけを追いました。
数ヵ月後、夜中に『指輪物語』を読んでいる時突然、頭の中に色鮮やかな光景が浮かび上がりました。

光と影の陰影
流れる雲

映画を見ているように、風景が動き、登場人物の表情が動くのを感じ、
本来、子ども達はこんな力を持っているのかと、目が覚める思いでした。



頭の働きをよくしたのは
*音読
*指先を動かす
*料理と片付け
判断力と決断力、段取りが身につきます。
我が家の兄弟を見ても、料理をする兄と料理を避けようとする弟の差は歴然。
(学校の成績については目を背ける事しかできませんが)
生きる力を身につけるのは、ある意味で学校の勉強よりも大切なのではないかと
私は思うのです。

意外と軽視されているのは
*自然素材のものに触れること
感覚が生き返ります。
これについては説明しきれないし、説明しても分からないかも。
やってみることでしか分からないものが、世の中にはあります。

最後に *食生活
身体が軽くなると、脳の回転が がぜん 早くなります。これも自分の体験。
身体を重くするもの【肉・牛乳・卵・砂糖】を少なくして野菜や海藻類を多くするだけで、頑なさが解消されて性格も温和になり、他人との調和がとれるようになる実例は沢山あります。
食生活は難しい問題だけど、
そろそろ戦後の栄養学から少し違う側へ目を向けてもらえるといいな。

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写真の水彩画は欽ちゃん作「白百合」
球根と根っこ付き。

何気ない日常の会話

2008-12-23 | 子どもと日常のこと
ネガティブ思考のsilky兄弟(特に欽ちゃん)は時々、私の心配をしてくれます。

silky「最近視力が落ちちゃって、TVなんか見えにくいのよね」
欽「年をとったから?」

いきなり【年】かい。

「パソコン仕事のせいもあるだろうけど、年をとったのも関係あるかもね」
「お母さんも、おばあちゃんになるんだよね」
「そのうちね」
「お母さんが死んじゃったら、ぼく、
 どうやって生活していったらいいかわからないよ」

お前はよ……

「ま、キミが成人するまでは多分生きてられると思うけどさ。それまでに
 料理と洗濯と掃除のやりかたは身につけておく事だね。
 がんばれよ。」
「え~~~~?」

え~~じゃないダロ。
自分の面倒くらい自分でみられる男になってくれ。

天変地異

2008-12-22 | sense~日常の中で
北海道に住む親類に電話をすると、毎回「今年は変な天気で」という話になる。
今年も「この季節になっても雪が積もらなくてね。雪も降るのだけど後から降る雨で雪が溶けてしまうのよ。いつもの年なら雪の積もった坂道で子ども達がそり遊びをしているのに、今年は地面が茶色のままよ。おかしいでしょ? 雪かきをしなくて済むのは楽だけど」
そして毎年繰り返す言葉で結ぶのだ。
「こんな事、今までなかったのに」と。

東京では風が吹き荒れた。
トヨタ・クラブワールドカップ(W杯)最終日(12/21)での、あの風の強さは何だ。
東北地方では数日おきの地震。

体力の衰えた人間が病気になるように、
地球という生き物もまた、ヒトというウィルスに痛めつけられて病んでいく。
白血球が侵入者と戦うが如く、地球は地震や大風で病を吹き払おうとする。
これを ハライドノカミ というのだと以前聞いた。
バランスの崩れた磁場を元に戻すために、風が吹き荒れることがある。
そんな時に空を見上げて、龍の形をした雲が飛び去っていくのを見たことがある。
澄み切った水色の空に、鎌首をもたげたヤマタノオロチが広がった日には、東北で大地震が起こった。
偶然のようでいて、雲は雄弁だ。

不安と能天気さが混在する12月。

私「コーヒー飲みたいな。お湯沸かそう…」
欽ちゃん「あ、いいよ、お母さん。僕が入れてあげる」
「?いいの? ありがとう」

エジソン君「今日のお昼は何にするの?」
「パスタにしようと思うんだ。タラコとか沢山貰ったから、玉ねぎとじゃが芋を炒めてタラコと塩で味付けしたら美味しいかなと思って」
「じゃ、僕が作るね」
「?そうなの? ありがとうございます」

欽「今日はお風呂入るの?」
「そうだね、大掃除したから埃だらけだし。でも先ず風呂桶を洗わないといけないかな」
「うん! じゃ、ぼくが洗うね」
「??? それはどうも…ありがとう」

これは何の天変地異の前触れか。
……あ、否……
奴らの場合は、クリスマスの前触れだな。


幸せは幸せとして感謝し、
改めねばならぬことはしっかりと受け止め
やらなきゃならないことは、さっさと動こう。

小学校で読み聞かせ

2008-12-17 | 本(読み聞かせを含む)
先日小学校5年生クラスの読み聞かせに行ってきました。
15分という短い枠の中で高学年の子達が楽しめる本を選ぶのは難しく、数回「はずしちゃったナァ」という日が続いていました。

このクラスでの問題は、読み聞かせの時間に遅れてくる子達が必ず数人いること。
お話を聞いている途中にガラガラとドアを開けて入ってくるので、その度に空気が変り集中が削がれてしまって、よほど面白い本でないと最後までもたないのです。

そんなわけで、構成を変えてみることにしました。
15分フルに本を読むのは不可能と割り切り、学年にこだわらないで本を選んで…といっても今回のセレクトは他力本願でしてね。(笑)

このブログによくコメントを下さっているROKOさんは、小学校でよく読み聞かせをされていて、本の好みが私とよく似ていらっしゃいます。絵本のカテゴリーには読み聞かせをしたときの子ども達の反応も書かれていて、参考にさせて頂いていました。で今回はROKOさんのブログで紹介されていた本の中から3冊をpick up。


子ども達が揃うまでの間、『世界のなぞかけ昔話(1)どうしてかわかる?』の中から選んだ幾つかで なぞなぞ遊びを。
みんなの気持ちがこちらに向いてきて、いい感じです。

全員揃ったのを見計らって、絵本『メアリースミス』へ。
この絵本、表紙からしてインパクトがあります。
読み始めた途端「何?何してるの?」とぐんぐんお話に引き込まれる面白さ。
5,6分で読めてしまう長さも手頃。
読み終わった後に、実はこのお話の主人公は実在した人物なんだよ~と話すと、
みんな「ええっ!」と驚いていました。
昔はこういう職業も必要だったんだね~などと話しながら、
一般的な職業ではなかったけれど、自分が興味を持ったことをとことん追求して、死ぬ間際までそれを続けた人がいるんだよ、と話を運びました。

雪の写真家 ベントレー
この絵本も読んであげたかったのですが、前述の理由で読み聞かせはあきらめ、自分で手にとって読んでもらえるように、本の紹介だけしました。
「写真とかTVじゃなくて、本物の、雪の結晶を見たことある?」
とたずねたら、数人の子が「見たことない」と答えていました。
東京では仕方ないことなのかな?
少しでも興味を持って、舞い降りてくる雪をじっくり眺めてくれるといいな。

日を置いて、ベントレーの残した雪の結晶の写真集も教室に置かせて頂こうと思っています。

ROKOさん、お陰様で久しぶりに子ども達のいい反応を見られました。
ありがとうございました! またよろしくです~。(笑)

息子台風 -3-

2008-12-12 | 子どもと日常のこと
夕食は欽ちゃんと一緒に、握り寿司の準備をした。
ご飯に梅酢をふりかけただけの寿司飯を小さな俵型に握っていく。
「華やかにしよう」
お皿に寿司飯(シャリ)をヒマワリの花弁状に並べ、
お刺身を切ってお皿に並べて一旦冷蔵庫へ。
副菜と味噌汁も作って、準備完了。
「エジソン兄、まだかなあ」

外が真っ暗になって心細くなってきた頃、やっとエジソン君が帰ってきた。
食卓のお握りを不思議そうに見て、「なにこれ?」
「お寿司! 今まで頑張ってきたからお祝い!」
」 (無言で嬉しそう)

今日の演奏ビデオをみんなで、何度も何度も繰り返し聴いた。
私は演奏を聴いて感じたこと、感激したことを思いつく限り、遠慮なしに恥ずかしがらずに伝えまくった。
エジソン君は、練習中のこと演奏本番のこと、活動中の出来事、本番とその前後でのあった事、観客のあの子が面白かったとか、会場がきれいに飾り付けられていたね、とか、久しぶりに明るい声で喋りまくった。
欽ちゃんは「もう一回聴きたい」と何度も演奏を聴きなおして目を輝かせていた。
今までエジソン君に「欽も何か楽器をやれよ。一緒に演奏できるよ」と言われても
「僕はサッカーがあるもん」と答えていた欽ちゃんが、
「僕も何か弾いてみたいんだけど…楽器を習っていい?」と聞いてきた。


それからちょくちょく、演奏ビデオを見たり聴いたりして楽しんでいる。
台風一過
雨風で洗われて、心がまた近くになった。
でも相変わらず、くだらな~い事でケンカもしている。

明るくない話題も、あった。
「…2年の先輩の1人があさって退部しちゃうんだ。“つまらないから”って」
チェロ隊、コントラ隊はマイペースでのんびり練習していると思っていたのだが、
それでも、厳しい先生の指導についていけなくなる子はいたのだった。
「もう何人も退部してるよ」
そんなことも知らないの? だからお母さんはわかっていないんだよと、エジソン君の目が語っていた。
「練習は大変だけど、あんなに素晴しい演奏を作ってきたのにね。やめてほしくないね」
「…うん…」
心配事や悩みを打ち明けるのには、勇気とタイミングが必要らしい。
忙しくても難しくても、子どもに合わせたペースダウンをしていかなければ。

問題は次から次へと発生するだろうし
思い違い・勘違いはまた繰り返されるだろうけど、
それさえも吹き飛ばしてくれる力は、確かにある。

素直に
感謝して
今何ができるのかを 考えていこう