目黒重夫昨日・今日・明日

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どうなる府中市図書館②

2019-08-08 17:30:37 | 日記
見識ある発言が多数
2週間も前になってしまったが第3回図書館協議会を傍聴した。審議内容は①図書館運営手法の評価②中央・地区図書館の分析と課題③図書館の年度経費比較などだった。

運営評価はあくまで市の自己評価で、すべてにおいて当初期待した効果が得られている、との報告。分析と課題では貸出し数、利用者数の減少傾向など。経費比較では新築で面積が2.5倍に拡大した分経費が増加、図書購入費は年間1億円が維持できたなど。

この中で地区図書館に関しては「すべてを指定管理者にした場合人件費が倍になる」との報告があった。理由は現在嘱託と臨職で運営しているからなのだが、あまりにも率直な報告で傍聴者も含め「えっー」という感じだった。

その後質疑があったが、委員の発言は総じて全面委託に懸念を表明する意見が多かった。また地区図書館が非正規に委ねられていることを問題視する発言もあった。

ここまでの審議を聞く限り指定管理者=全面委託に否定的な意見が多かったと思う。これが市が想定したシナリオなのかどうかは分からないが、少なくとも見識ある委員の発言が多かった。

なお傍聴者は今回も3人、一人は新人のW議員だった。若手の議員が図書館に関心を持ってくれることはうれしい。
コメント
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