東京に最も近い原子力発電所
東海村のイメージは原発というより原子力研究だろう。確かに訪ねてみて大学、国機関、民間などの施設が集中していた。原発はその一部といったところだ。その点が他の原発立地自治体との違いだろう。したがって原発交付金は20億円程度、一方固定資産税は80億円ときわめて多い。これも原発以外の施設が多いからだろう。村の財政力指数は1.41(H26)、ちなみに府中は1.14(H27)。これだけ見れば豊かな村であることは間違いない。東海駅をはさんで東西に片側2車線の道路が走っている。さらに役場も含め公共施設は充実している。私たちが訪れたコミュニテーセンターも瀟洒な造りだった。
福島原発事故以後、議会では原発見直し派と推進派が拮抗したそうだが、今年の改選後推進派が多数となっているとのことだ。歴代、関連企業から議員が出ていることと、多くの村民が何らかの形で仕事にかかわっている事情がある。現村長は「反原発村長」の後継者とのことだが、現在は微妙な立場のようだ。地域の運動も原発再稼働は反対しながら、研究機関は容認する立場だ。村を走ると所々にある「日本一危険な村」の看板には驚く。不安のない持続可能な村を望みたい。
東海村のイメージは原発というより原子力研究だろう。確かに訪ねてみて大学、国機関、民間などの施設が集中していた。原発はその一部といったところだ。その点が他の原発立地自治体との違いだろう。したがって原発交付金は20億円程度、一方固定資産税は80億円ときわめて多い。これも原発以外の施設が多いからだろう。村の財政力指数は1.41(H26)、ちなみに府中は1.14(H27)。これだけ見れば豊かな村であることは間違いない。東海駅をはさんで東西に片側2車線の道路が走っている。さらに役場も含め公共施設は充実している。私たちが訪れたコミュニテーセンターも瀟洒な造りだった。
福島原発事故以後、議会では原発見直し派と推進派が拮抗したそうだが、今年の改選後推進派が多数となっているとのことだ。歴代、関連企業から議員が出ていることと、多くの村民が何らかの形で仕事にかかわっている事情がある。現村長は「反原発村長」の後継者とのことだが、現在は微妙な立場のようだ。地域の運動も原発再稼働は反対しながら、研究機関は容認する立場だ。村を走ると所々にある「日本一危険な村」の看板には驚く。不安のない持続可能な村を望みたい。