読了・考える胃袋

石毛直道・森枝卓士、2004、『考える胃袋:食文化探検紀行』、集英社新書
食の文化人類学者の石毛と食に関する著作がたくさんあるフォト・ジャーナリストの森枝が、それぞれのうんちくを語り合った。同時に森枝が聞き役になって石毛の食生活研究の履歴をレビューする構成となっている。
第一章は石毛が食の文化人類学者になったその経緯が語られる。続いて第二章では、石毛のライフワークのひとつ、魚醤文化について東アジア・東南アジアの食文化の広がりの中で語られる。第三章は、旅と食事の関わりについて、二人のそれぞれの経歴とポリシーが語られる。第四章は本書のメイントピックのひとつである「麺」について、東西の様々な麺について語られる。石毛には「文化麺類学ことはじめ」(講談社文庫)の著書もある。第五章は人類の起源を食と家族の成立に関連して語り合う。最終章では、食の現状について語られ、食と環境の問題にまで言及する。
本書は二人の個性と経歴が十分に生かされ、食に関わる現在および食の歴史の見取り図がコンパクトに描かれている。
食の文化人類学者の石毛と食に関する著作がたくさんあるフォト・ジャーナリストの森枝が、それぞれのうんちくを語り合った。同時に森枝が聞き役になって石毛の食生活研究の履歴をレビューする構成となっている。
第一章は石毛が食の文化人類学者になったその経緯が語られる。続いて第二章では、石毛のライフワークのひとつ、魚醤文化について東アジア・東南アジアの食文化の広がりの中で語られる。第三章は、旅と食事の関わりについて、二人のそれぞれの経歴とポリシーが語られる。第四章は本書のメイントピックのひとつである「麺」について、東西の様々な麺について語られる。石毛には「文化麺類学ことはじめ」(講談社文庫)の著書もある。第五章は人類の起源を食と家族の成立に関連して語り合う。最終章では、食の現状について語られ、食と環境の問題にまで言及する。
本書は二人の個性と経歴が十分に生かされ、食に関わる現在および食の歴史の見取り図がコンパクトに描かれている。
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