やっと厳しい10月相場が終わり、11月は少しは落ち着きたいものです。
今年もあと2カ月ですので、そろそろラストスパートと行きたいところです。
今週は、月曜日が日本はお休みですので、月曜日のアメリカの状況を観てから始動となります。
為替が落ち着いてきたので、株の乱高下も少なくなりそうで、大きく儲けるよりコツコツ利益を取っていく展開になりそうです。
イベントでは、最大の注目が アメリカ大統領選挙でしょう。
そして、欧州では ECB で利下げがあるのか?
指標は、いつも波乱要因の雇用統計 に注意!
サマータイムも終了になるので、アメリカの取引時間がズレますよ~~
早起きすると、取引可能!
週内の主な予定
2日(日):米、カナダが冬時間に移行
3日(月):東京休場、(米)9月建設支出、10月ISM製造業景気指数
4日(火):(米)9月製造業新規受注、大統領選挙
5日(水):(日)白川日銀総裁講演
(米)10月ADP全米雇用報告、10月ISM非製造業指数
6日(木):(日)9/29、10/6-7日銀金融政策決定会合議事要旨
9月景気動向指数速報値
(米)7-9月期労働生産性・単位労働コスト速報値
7日(金):(米)10月雇用統計、9月住宅販売保有指数
G20財務相・中銀総裁会議(サンパウロ、9日迄)。
http://www3.morningstar.co.jp/news/schedule/
日本の経済指標
http://zai.diamond.jp/servlets/Query?SRC=zai/news/top&newsid=6702
米国の経済指標
(3日)
○(米)10月ISM製造業景気指数:予想は42.0。
前回の急落の反動も期待されていない状況。既に公表された10月のNY、
フィラデルフィア、リッチモンド、カンザスシティ各連銀の製造業指数
が一様に下振れしており、弱いトレンド継続と見込まれる。シカゴPMI
で最終的な予想も変わりうるが、各連銀の下振れ具合からいえば、順当
には下振れリスクがありそう。前回9月分は43.5(予想49.5、8月49.9)
で、2001年10月以来の低水準に落ち込んだ。
(5日)
○(米)10月ADP全米雇用報告:予想は-9.5万人。
ADP雇用調査は、相変わらず雇用統計の民間雇用からの上振れが続いて
おり、指標の信認問題とさえ言える。しかし、給与台帳(payroll)
からの推計であり無視できない。参考となる失業保険申請件数は高止まり
が続いており、まずは弱い内容が見込まれるが、この指標だけで雇用統計
の非農業部門雇用者数を決め打ちはしにくいものがある。前回9月分は
-0.8万人(予想-6万人、8月-3.7万人←-3.3万人)。
○(米)10月ISM非製造業指数:予想は、景気指数が49.0、総合指数が48.0。
10月は過去最大級の株安など、企業心理を冷やす動きに事欠かなかった
ので、低下は必至。その幅についてはマイルドなものとコンセンサスでは
見込まれている。しかし今年の1月のような急低下も排除できないので、
今月は要警戒。前回9月分は、総合指数が50.2(予想50.0、8月50.6)、
景気指数が52.1(予想51.0、8月51.6)。
(7日)
○(米)10月雇用統計:予想は、非農業部門雇用者数が-17.8万人、失業率
が6.3%。
まず、概括としては、10月の市場動乱やレイオフの報道から、前月より
悪化するリスクはある。ADPやISM両指数の内訳の雇用指数などである程度
予想(織り込み)は変わりうるが、失業保険申請件数は9月13日の45.8万
から10月18日に47.9万人へ上昇、継続受給件数も同354.3万人から同371.5
万人へ上昇と雇用状況は悪化傾向。一方、失業率も、失業保険申請件数
のうち、受給失業率が8月の2.6%から10月に2.8%へ悪化、9月に雇用統計
の失業率が悪化しなかった分を考慮すると、コンセンサス並み程度への
悪化はありうるところ。前回9月分は、非農業部門雇用者数が-15.9万人
(予想-10.0万人、8月-7.3万人←-8.4万人)、失業率が6.1%(予想6.1
%、8月6.1%)。
○(米)9月住宅販売保有指数:予想は前月比-2.8%。
先月からの反動減が見込まれる。改善の要因として、住宅価格の下落に
よるアフォーダビリティ(取得可能性)の改善があるが、悪化の要因として
は、モーゲージ金利の上昇傾向、所得環境の全般的な悪化があり、PHSI
(販売契約指数)の低下の度合いが注目される。住宅市場の底入れ期待が
一部に出てきているだけに、それが今月裏打ちされるか、崩されるか、
注目。前回8月分は前月比+7.4%(予想-1.8%、7月-2.7%←-3.2%)
商品では、金の動向がでています。
先日の 三菱メテリアルのジュエリーフェアで金貨、金塊等を観ましたが、世界的需要の高まりで、金貨の製造が追いつかない状況になっているようです。
このため国内大手の田中貴金属でも、金貨の一部販売中止に追い込まれています。
http://gold.tanaka.co.jp/topics/topics_detail.php?id=94
投資ファンドの資金は減少しても、実需が増えているようですので、金も少し買っておいても と思いました。