サミット明けに最初に開く日本市場に注目が集りそうです。
週末のアメリカが景気後退懸念の売りと割安感からの買い&買戻しの綱引きで乱高下 不安定な動きが続いています。
週明けの日本も軟調に推移しそうですが、とりあえずは週末の水準での推移か?
週末は、三連休を控えての権利取りもありますので難しいところです。
翌週は、日本が月曜日休場、アメリカが木曜日休場
週内の主な予定
17日(月):(日)7-9月期GDP1次速報、9月第3次産業活動指数
(米)11月NY州製造業業況指数、10月鉱工業生産・設備稼働率
18日(火):(米)10月生産者物価指数、9月対米証券投資収支
19日(水):(日)9月全産業活動指数
(米)10月消費者物価指数、10月住宅着工件数・住宅着工許可件数
20日(木):(日)10月貿易収支、日銀金融政策決定会合(21日迄)
(米)10月景気先行指数、11月フィラデルフィア連銀業況指数
21日(金):(日)日銀金融政策決定会合金利発表、白川日銀総裁記者会見
http://www3.morningstar.co.jp/news/schedule/
日本の経済指標
17日に7-9月期GDP1次速報の発表があるが、GDPはゼロ
近傍(年率+0.3%)と見られている。押し上げ要因は端的には住宅の回復
のみであるが、外需その他の項目(設備投資や個人消費)は不芳と見られる。
在庫投資などの内訳次第では、10-12月期への意味合いも生じる(意図
せざる在庫増→次期の生産押し下げ)。10-12月期は米国などの需要が
(場合によっては記録的に)振るわない可能性があり、7-9月期の小康が
あっても、まだ景気下押し局面は続くものと見られる。前回4-6月期1次
速報は前期比-0.6%、前期比年率-2.4%、2次速報は前期比-0.7%、
http://zai.diamond.jp/servlets/Query?SRC=zai/news/top&newsid=7137
米主要経済指標
(17日)
○(米)11月NY州製造業業況指数:予想は-25.50。
11月の一連の製造業景況感の皮切りとして、10月はその後の各種製造業
指数、全国レベルのISM製造業とも整合性が高かったので、今月も注目
されよう。クリスマス商戦の感触を探れる可能性もあり、前月並みでも
経済への意味合いは悪いことに留意したい。前回10月分は-24.62(予想
-10.0、9月-7.41)。
○(米)10月鉱工業生産・設備稼働率:予想は、鉱工業生産が-0.4%
、設備稼働率が76.3%。
10月雇用統計における製造業総労働時間指数は前月比-1.2%もの大幅下落。
天然資源の同指数は+0.8%。公益は同+0.2%。マクロの流れとして生産活動
は縮小傾向で下振れリスクがあるといえる。なお、28日にボーイング社の
ストが終了しているが、WSJ報道では機械工の職場復帰は2日とされ、雇用
統計以降の製造業の数字に反映されないものと見られる。前回9月分は、
鉱工業生産が前月比-2.8%(予想-0.8%、8月-1.0%←-1.1%)、設備
稼働率が76.4%(予想77.9%、8月78.7%)。
(18日)
○(米)10月生産者物価指数:予想は前月比-1.2%、コア+0.2%。
ガソリン価格は前月比-17%もの急落で、季節調整係数による押し上げは
10%ほど。ウェイトからしてPPIの全体指数はコンセンサス並みの押し下げ。
また、コアについても自動車など需要の下振れに応じ、価格は通常以上に
弱含んだと見られる。 前回9月分は前月比-0.4%(予想-0.4%、8月
-0.9%)、前年比+8.7%(予想+8.7%、8月+9.6%)、コアは前月比+0.4%
(予想+0.2%、8月+0.2%)、前年比+4.0%(予想+3.8%、8月+3.6%)。
(19日)
○(米)10月消費者物価指数:予想は前月比-0.5%、コア+0.2%。
CPIにおいてはPPIほどガソリンの季節調整係数の押し上げが効かないので、
ガソリンによる全体の押し下げ効果は、コンセンサスの下振れリスクを意味
するものと見られる。コアにもディスインフレの流れが出る可能性があり
そう。前回9月分は、前月比+0.0%(予想+0.1%、8月-0.1%)、前年比+4.9
%(予想+5.0%、8月+5.4%)、コアは前月比+0.1%(予想+0.2%、8月+0.2
%)、前年比+2.5%(予想+2.5%、8月+2.5%)。
○(米)10月住宅着工件数・住宅着工許可件数:予想は、住宅着工件数が80
万戸、住宅着工許可件数が78万戸。
10月の全米住宅建設業協会(NAHB)指数は過去最低、住宅ローン金利も
目立って低下しておらず、着工件数・許可件数ともにコンセンサス程度へ
低下したと見られる。前回9月分は、住宅着工件数が81.7万戸、前月比-6.3%
(予想88万戸、8月87.2万戸←89.5万戸)、住宅着工許可件数が78.6万戸
(修正80.5万戸)、前月比-8.3%(予想85万戸、8月85.7万戸)。
(20日)
○(米)11月フィラデルフィア連銀業況指数:予想は-35.0。
10月ISM製造業における先行性のある新規受注が一段の低下、顧客在庫判断
も「過剰」判断が増大(受注減、生産減)とあって、流れは下振れ。ただし
、フィラデルフィア指数は既に10月に急落しており、反発も否定できない。
前回10月分は-37.5(予想-10.0、9月+3.8)。
前期比年率-3.0%。
日本の決算
◇◇◇11月17日(月)◇◇◇
キャリアデザイン(2410)
静岡銀行(8355)
ソニーFH(8729)
三井海洋開発(6269)
東栄住宅(8875)
◇◇◇11月18日(火)◇◇◇
ホソカワミクロン(6277)
トウアバルブ(6466)
ピクセラ(6731)
◇◇◇11月19日(水)◇◇◇
三井住友海上(8725)
日本興亜損保(8754)
損害保険JPN(8755)
ニッセイ同和(8759)
あいおい(8761)
富士火災(8763)
東京海上(8766)
T&DHD(8795)
◇◇◇11月20日(木)◇◇◇
パラカ(4809)
日本農薬(4997)
福田組(1899)
抵抗器(6977)
◇◇◇11月21日(金)◇◇◇
篠崎屋(2926)
川岸工業(5921)