週明けは、名実共に6月相場入り
先週末のアメリカ株軟調と先週の上げの反動で、月曜日は下げて始まりそうです。
インフレ意識の高まりから先週は、債権から株式への動きが出ましたが、今週も続きそうで、中期的には上昇相場継続と観ています。
アメリカは、原油に引っ張られる展開が続いていますが、当面この関係からは脱することが難しそう。
今週は、重要指標が多数登場なので、一喜一憂相場が始まるのかな?
そして、もうすぐボーナスですね~~
米国指標
来週発表の米国経済指標は景況感、雇用関連があり、ポイントは次の通り
となる。
(2日)
○(米)5月ISM製造業景気指数:予想は49.0。前回4月分は48.6
(予想48.0、3月48.6)。
先行して公表されたNY連銀、フィラデルフィア連銀指数は予想対比強弱
混在(水準としては弱い)。4月耐久財受注の上振れはあるが、在庫/出荷
比率の悪化傾向は不変。ただ、限界的には戻し減税への消費喚起効果への
期待がある。コンセンサス程度の改善はありうるところ。
(4日)
○(米)5月ADP全米雇用報告:予想は-3万人。前回4月分は+1万人
(予想-6万人、3月+3000人←+8000人)。
雇用統計の有力参考指標(ただし継続して上振れている)。失業保険申請
件数の5月平均は4月平均並み。前回4月のプラスがややアノマリー
(はっきりした理論的根拠を持つわけではないがよく当たるとされる
経験則)とすれば、ADPについてのコンセンサス予想はおおむね妥当な
ところで、少なくともリスクは上下均等か。
○(米)5月ISM非製造業指数:予想は、総合指数が51.0、景気指数が50.5。
前回4月分は、総合指数:52.0(予想49.5、3月49.6)、景気指数:50.9
(予想52.0、3月52.2)。
先月は大幅上振れでポジティブ・サプライズ。コンセンサスは大幅上昇の
反動を見込んでいるが、5月数字では戻し減税の影響が出てくる可能性が
ある。ただ、4月以降の生活必需品の値上がりからは、サービス消費への
期待・企業マインドはやや割を食う可能性がないとはいえない。
(6日)
○(米)5月雇用統計:予想は、非農業部門雇用者数-5万人、失業率5.1%。
前回4月分は、非農業部門雇用者数が-2万人
(予想-8万人、3月-8.1万人←-8万人、2月-8.3万人←-7.6万人)
失業率が5.0%(予想5.2%、3月5.1%)。
5月の雇用統計調査対象週の失業保険申請件数は、スポットで36.5万人、
4週移動平均で37.23万人(同4月:37.5万人、37.68万人)。雇用の大幅悪化
こそ示唆されないが、目立って改善しているわけでは無論ない。また、
失業保険継続受給件数は増加傾向(つまり、一度職を失った人は再就職
しづらくなっている)。ということで、非農業部門雇用者数は順当に
いって3-4月平均(約-5万人)程度の水準か。ただ、4日公表の5月ADP雇用
報告でコンセンサス予想ないし市場の織り込み傾向が修正される可能性に
留意したい。失業率は失業保険受給失業率の上昇からは前月より悪化する
公算大。非農業部門雇用者数の前月・前々月の改定が市場のかく乱要因。
週内の主な予定
2日(月):(日)4月毎月勤労統計、(米)4月建設支出、5月ISM製造業景気指数
3日(火):(米)4月製造業新規受注
4日(水):(日)1-3月期法人企業統計調査
(米)5月ADP全米雇用報告、5月ISM非製造業総合・景気指数
バーナンキ米FRB議長講演
6日(金):(米)5月雇用統計、4月卸売在庫、4月消費者信用残高
今週の決算予定
◇◇◇06月2日(月)◇◇◇
ユニバース(3078)
◇◇◇06月3日(火)◇◇◇
積水ハウス(1928)
◇◇◇06月4日(水)◇◇◇
伊藤園(2593)
東京楽天地(8842)
◇◇◇06月5日(木)◇◇◇
システムプロ(2317)
ザッパラス(3770)
不二電機(6654)
アルチザ(6778)
◇◇◇06月6日(金)◇◇◇
ラクーン(3031)
カナモト(9678)
クロスプラス(3320)
イムラ封筒(3955)
三井ハイテック(6966)