Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

しみじみと聞く雨はいづこ

2018年07月15日 12時38分19秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 西日本の水害で亡くなった方は204名、安否不明25名とNHKの報道があった。まだマスコミによって差はある。この暑いさ中の復旧作業での犠牲者が出てしまうかもしれない。大変大きな災害となった。

 午前中の作業は45分ほどでとりあえず終了。明日も30分ほどかけて最後の仕上げの予定。ただし本日の昼食後、午後から別の作業が入った。30分位だろうか。またTシャツと下着を選択しなくてはいけない事態となった。昨日と違い今のところ虫にさされたり、擦り傷は出来なかった。

★雨だれは遠き世の音沙羅の花    須藤常央

 今年はしとしとと降る梅雨の雨は無かった。降れば土砂降り、とても「遠き世」を思ったり、音をしみじみと聞く雨ではなかった。そんな雨が恋しいとすら思える。
 沙羅の花、とは夏椿ともいわれ、白い花をつける。インドから東南アジアで自生する常緑樹で釈迦がその下で入滅したという沙羅双樹とは別の種。宮城県が北限といわれるが今の天候で果たしてどうなっているのだろうか。沙羅は朝に咲き、夕方には落花してしまう。儚さの象徴でもある。
 遠き世、特段彼岸のこととする必要はない。遠い過去でもいいし、自分の知るすべのない未来の世界でもいいだろう。何事につけ仏教的世界観と結びつけてしまうのはいかがなものか。私は自分の遠い過去だと解釈している。

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