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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

読み始めた本は「白隠禅画をよむ」(芳澤勝弘)

2018年12月27日 21時27分51秒 | 読書


 本日出かけるときにリュックに詰めた本は、図書館に返却する「観察力を磨く名画読解」と、本棚からひっぱり出した「白隠禅画をよむ -面白うてやがて身にしむその深さ」(芳澤勝弘、(株)ウェッジ)。
 2012年の刊行であるが、多分古書店で100円か200円で購入したような記憶があるが、定かではない。1400円+税となっているので、定価で購入すれば1470円だろうか。ページはすっかり茶色に変色してしまっている。

 絵画を読み解く、という点では「観察力を磨く名画読解」よりも読み易い。むろん読み解く対象の絵画作品が重なり合わないが、前者はセミナー形式で、しかもテロ対策の護身のためのハウツーものである。絵画とテロ対策、要するに観察力と分析力の養成のための教科書。
 「読み解く」ことが日常生活での異変に対処する注意力の涵養になるかという「効能書き」が随所にちりばめられていて、読み始めたことを後悔する。「読み解く」ということを学ぶためという意志がないとつらいところもある。

 喫茶店で読み始めた。叙述は読み解くための解説に絞っているので、「感の持てる本であるし、白隠の作品が良くわからない私にはよい入門書である。もっと早く読む機会を持てばよかったと反省中。こちらは私のおすすめ本ということにしよう。


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