
先日のピアノソナタ第2番と同じCDに収録されている。作品58である。やはり第2番と同様ジョルジュ・サンドと一緒に住んでいた頃の曲である。第2番の頃よりも落ち着いた生活だったかもしれない。私はいかにもショパンらしい独創的な曲のような気がして第2番の方を聴くことが多い。しかしこの第3番も好きである。特に第3楽章、第4楽章が私の好みである。
好みの根拠は未だによくわからないのだが、いろいろな解説を読むと「古典的」という指摘がある。構成上も主題の処理も調整も古典的ということである。華やかさには欠けるという指摘については私も同感である。
同時に収録されている曲に「幻想曲」作品49がある。どこかで必ず聴いたことのある曲である。
録音は1975年から81年にかけて行われている。


