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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

十三夜

2014年10月06日 20時45分52秒 | 俳句・短歌・詩等関連
台風一過の本日は十三夜、旧暦9月13日の夜の月のことをいう。名月に対して後の月、名残りの月、あるいは豆名月、栗名月ともいう。夕方まだ明るい16時ころにのぼり、本日は21時48分に南中となる。栗が地面に落ち、枝豆が色づく季節ということだが、三宝に入れて供えるという具体的なイメージが湧いてこない。ただし昨日は栗ごはんを食べた。
 台風一過の直後は南風で暑くなり、最高気温が29℃となったというが、この時間になると湿気も少なく、少し肌寒い位である。もの寂しい雰囲気・イメージの季語でもある。ちょうど本日くらいの気温と湿度がふさわしいかもしれない。
残念ながら予報では晴なのだが、横浜は現在厚い雲にすっかり覆われている。雨をもたらすような感じではないが、月を見ることは出来そうもない。先ほどベランダから眺めるとわずかな隙間がちょうど月のあたりに出現した。30秒ほどの月見であったが、雲の切れ目の空間は空気が澄んでいるようで美しかった。双眼鏡を出して見る時間もなかった。

★後の月須磨から連れに後れけり  井上井月
★後の月宗祇の越えし山一つ  有馬朗人
★静かなる自在の揺れや十三夜  松本たかし
★十三夜酸素の水沫むせぶなり  石田波郷  
★麻酔うてば十三夜月遁走す  石田波郷
★月よりも雲に光芒十三夜  井沢正江
★祀ることなくて澄みけり十三夜  川崎典宏
★誰もゐぬ家に戻りし十三夜  狼谷道子
★十三夜母の記憶は風ばかり  國定義明
★十三夜書裡の恋愛古びたり  加藤楸邨


【追記】つい先ほど双眼鏡で2~3分ほど眺めることができた。雲が多いとはいえ台風一過の澄んだ秋らしい空気を堪能した気分になった。

 

 明後日8日(水)は皆既月食とのことである。晴れると月のすぐそばに5.7等級の明るさの天王星が見えるとのこと。双眼鏡では点にしか見えないが視野に入れることができるであろうか。
《参考友人から教わったサイト》http://www2.ocn.ne.jp/~houhou/


 


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