本日は、J.S.バッハの「ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ全6曲」。ヘンリック・シェリングのヴァイオリン、ヘルムート・ヴァルヒァのチェンバロ。1969年の録音。
このCDはあまり聴くことがなく、購入した時期も不明。購入して数回は聴いたと思うが、曲そのものの印象もない。
初めて聴くようなものである。ただし2番(BWV1015)は記憶していた。このCDでの記憶というよりも、演奏会かどこかで聴いた記憶かもしれない。
印象は、かなり派手で歯切れがよく、明るい曲と思われる。ヴァイオリンの音は、曲そのものの作りのためなのか、演奏者シェリングの特徴なのか、弾いているヴァイオリンの特質なのか、高音がとても乾いた響きである。
このバッハらしいと思える明るさが、私が数十年前から聴くのを避けてきた原因かもしれない。