本日はシューベルト(1797~1828)三昧ということで、最後にかけるCDは亡くなる直前のピアノ曲であるふたつの「4つの即興曲」。
ピアノはラドゥ・ルプーで1982年の録音。ルプーというピアニスト、昼間に聴いていたヴァイオリンソナタのビアノを弾いていた。
購入したのはいつ頃だったか。題名と曲の記憶が一致しなくなってしまっていた。しかしスピーカから流れ出た音を聴いてすぐに思い出した。ずいぶんと何回も聴いた記憶もよみがえってきた。
記憶をたどると多分購入したのは1987年ころ。本日聴いたシューベルトのCDを続けて購入したことを思い出した。労働戦線の再編の動きの中で、この時期を境に組合活動が多忙を極め、音楽からはしばらくは離れてしまった。
シューベルトをはじめとしてクラシックのほとんどから離れてしまったが、それでもブラームスの各曲とベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は聴き続けていた。聴く曲はそれらに限られてしまった。
本日、シューベルトをまとめて聴いて、シューベルトという作曲家は私の誤解もあったようで、ずいぶんと小気味のいい旋律をうみだしたのだと感じた。ヴァイオリンのソナチネは20歳前のごく初期、この曲は最晩年の曲。短い生涯の間にずいぶんと大きな飛躍をしたように私には思われる。
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