本日の読了
「道長と宮廷社会」(大津透 講談社学術文庫 日本の歴史06)
読み終わるまでずいぶんと時間がかかってしまった。この時代の経済的な分析の志向については新味があるものの、もっと詳細な論の展開を期待したが、入門書としての性格もあり、無理な期待だったかもしれない。しかし道長が決して恣意だけでその力を手中にしたのではなく、王朝の政治制度への的確な理解と扱いが多くの貴族の支持を受け、その結果としての力の獲得であったことは、あらためて再認識できた。
「道長と宮廷社会」(大津透 講談社学術文庫 日本の歴史06)
読み終わるまでずいぶんと時間がかかってしまった。この時代の経済的な分析の志向については新味があるものの、もっと詳細な論の展開を期待したが、入門書としての性格もあり、無理な期待だったかもしれない。しかし道長が決して恣意だけでその力を手中にしたのではなく、王朝の政治制度への的確な理解と扱いが多くの貴族の支持を受け、その結果としての力の獲得であったことは、あらためて再認識できた。