本日から読み始めた本は、「近代美学入門」(井奥陽子、ちくま新書)。
実は昨年末に購入して以降、「近代美術入門」という題の本とばかり思いこんでいた。本日読み始めて「はじめに」の冒頭から、慌てた。
「本書は美学についての本である。美学とは、美や芸術や感性についての哲学です。哲学ですから、抽象的な話をします。」という出だしを読んで、ようやく「美学入門」であることに気がついた次第。著者には申し訳ない。
そういえば大学の一般教養で「美学入門」という講座があったような気もしている。受講しなかったように思う。私としては特段「抽象的な話」に顔を背けるつもりは毛頭ないし、否、かえってそのほうがありがたいと思う。楽しみたいと思っている。
ただし、「日本という文化圏」と「西洋」との比較にスペースはとっているものの、そこには「中国文化圏」「東洋」という概念が無いことがとても気になる。そこはちょっと危うさを感じた。そのことを留保しながら読み進めたい。
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