昼間買い物に出かけたのだが、帰りにわずかに雨が落ちてきた。傘を差すべきかどうかなやむような微かな雨。気温は25℃にわずかに届かなかったが、湿度が急に高くなり85%にもなった。少し歩いただけで汗が噴き出てきた。
雨まじりの空気が肌に纏わりつくように感じた。
タチアオイの花が終わった後にムクゲ(木槿)が咲くと理解している。花だけに着目すると、両者似ている。タチアオイは一本の茎に花が並んで咲き、とても目立つが、ムクゲは放射状の樹形に隠れるように咲くので、目立ちにくい。葉もタチアオイは薄緑に近いが、ムクゲの葉は少し暗い緑である。
そんなムクゲの状況を把握しながら歳時記を見ると、俳句のイメージが膨らむ。
★木槿咲く籬の上の南部富士 山口青邨
★掃きながら木槿に人のかくれけり 波多野爽波
歩いている途中で、スマホで撮影するだけです。
本当は一眼レフを持って歩きたいのですが、重くて不便。ミラーレスにしても同様。
軽いミラーレスがあるのですが、どうも具合が悪い。ときどきストライキを起こしてしまいます。しかも生産中止ときたもんで。
図鑑にはとても無理です。三脚と高級一眼レフと反射板とをもって、ピントの合う範囲を広げるためにできるだけ絞ってシャッタースピードを遅くして‥。数時間かけての勝負ですね。とてもとても‥。
花だけでなく、葉や茎、蕾、根、実・種まで追いかけ‥。
プロの世界には脱帽です。