琉球泡盛が好きなので時々購入してくる。お酒の安売り専門店で、7月半ばに購入したのが「久米仙ブラック古酒35度」。好きでもそんなに高価なお酒は購入できないが琉球泡盛は廉価なので嬉しい。この古酒も1500円前後だったと思う。
それでもいじましくちびちびと飲んでいるうちにとうとう8月末に最後の一滴を迎えてしまった。
妻の顔色をうかがいながら、ちびちびと飲んでいると、味が分からなくなるが、一週間で無くなると、もっと悲しい。ちびちび飲んでいる合間には、ビール、ワイン、チューハイやらワンカップなどで気を紛らわせながら過ごした。
本日はお酒の専門店には寄らず、スーパーで私にしては高めのウィスキーを購入してきた。税込み1600円のブラックニッカの「ディープブレンド」というのだそうだ。
私は1本2000円を超えるお酒を購入することはまずないし、その上、ウィスキーは購入するのはさらに珍しい。
思い出すと、ウィスキーは学生の頃は、トリスやエキストラニッカ、レッドばかりであった。昔の髭のブラックニッカなどはとても購入できなかった。今回は、あの髭のブラックより少し高めであった。ずいぶんと私も贅沢になったものである。
現役時代はウィスキーはほとんど購入することも、まして外で飲むこともなかった。この10年ほどハイボールが流行りだして、居酒屋で時々飲むようになった。しかし家ではほとんど口にしないまま現在に至っている。ウィスキーが欲しい時は、角瓶のポケット瓶を一年に一度くらい購入する程度であった。
ということで妻の目を気にしながら、記念撮影。
恥ずかしながら、味の良し悪しについては、まったく分からない。ただこれが1600円のウィスキーというものか、という程度の感想で満足している。
泡盛や、九州各地の乙類焼酎などのほうがまだ違いが少しだけは分かる。日本酒についても少しだけは違いは分かるつもりであるし、日本酒特有の旨味が好きである。
だが、日本酒はどうしても一度に1合程度しか飲めない。口の中が1合だけでべとついたように感じて、それ以上飲めなくなる。
多くの人とは反対に、日本酒をまず1合未満飲んでから、焼酎のお湯割りないしロックを注文する。同行した人も、店の人も不思議そうな顔をする。
今夜はこのウィスキーの水割りで満足することにしたい。