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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

今年のおせち料理

2013年01月02日 07時22分59秒 | 日記風&ささやかな思索・批評


 例年は妻と私の母親がおせち料理を分担して作っている。例年ならば、煮しめ、田作り、なます、栗きんとん、数の子、煮豚、スモークサーモンの酢漬け、ニシン昆布巻き、伊達巻、蒲鉾などが並ぶ。もっともすべてが手作りではなく、昆布巻き、伊達巻、蒲鉾は買ってくる。そして鳥ガラスープの雑煮が出てくる。
 いづれも私の父親存命の時以来基本的に変化はない。味も変化がないと思われる。
 私はいつもかなり薄味なので、これを踏襲している味はありがたい。これまでおせち料理はいつもこのように手作りが基本だった。しかし母親も歳をとり、娘夫婦も今年は海外旅行ということで、今年は思い切っておせち料理を注文してみようかということになった。
 さいわいに割引で購入出来るということで、3人分で1万5千円少々のものを始めて注文してみた。味付けなど妻も私も不安が先立ってはいたが、楽をすることの誘惑には勝てなかった。ただし煮しめとサーモンの酢漬け、煮豚、黒豆、そして雑煮は妻と母親でこれまでどおり分担してこしらえた。
 29日に冷凍で届き、31日朝から冷蔵庫で徐々に解凍を初め、元旦の朝には食べられる状態になっていた。この購入したおせち料理の3段が差ねのお重、恐る恐るといっては作った方に申し訳ないが、味見をしてみるとかなり薄味に仕立ててあり、助かった。
 「おしながき」にもあるように40品目がずらっと並んでいて、こじんまりとしている割には量も豊富のようだ。初めて口にするような料理もあるが、特に違和感のあるものはなかった。心配した甘すぎる味、濃すぎる味ではなく、満足のいくものであった。
 おせち料理といっても昔の人は毎年正月にこんなにたくさんの種類を食べていたわけではなさそう。テレビでの情報ということだが、江戸の町民それも長屋住まいの庶民は、雑煮のほかは3品くらいが普通だったようだ。お酒がついたか否かは不明らしい。庶民がこんなに多くの種類のおせち料理を口にするようになったのは、昭和に入ってからという話もあるようだ。
 おせち料理を作る料理人の立場からはいろいろなこじつけも含めて種類を稼いだほうが一般受けもいいということで、セットの種類はこれからも膨化するばかりなのだろうが、それがはたして本当の日本料理の原点からみてどうなのかという議論はありそうだ。手が込んだからといって食文化が進化したことにはならない。
 逆に家庭でつくるおせち料理の息の長い存続のほうが文化的な厚みが増すようにも思える。ここら辺はプロの思い、腕の発揮の仕方と実際の家庭での料理の在り様との鬩ぎ合いなのかもしれない。

 まあこんなことを記載しても当の私はお屠蘇を飲みすぎて半分寝ている3が日なのである。


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