Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

燕の雛

2018年06月04日 23時24分15秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 明日は本日よりも湿度は高く、気温はほとんど変わらず。ということは蒸し暑くなるようだ。午後から組合の会館に出向いて打合せと作業を若干。その後、桜木町あたりで久しぶりの友人と一献傾ける時間を持ちたいと思っている。

 増冨温泉の旅館の車庫に多数の燕の巣があり、そのうちのふたつで雛が育っていた。燕の雛は親燕がどのくらいの距離に来た時に鳴きだすのだろうか。暫く見ていたが、残念ながら解明できなかった。親つばめからどんなサインが出ているのだろうか。

★子燕のこぼれむばかりこぼれざる    小澤 實
★山国の光を斬って夏つばめ       南村マサ子


「蚊」にまつわる思い出

2018年06月04日 20時41分24秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 14時過ぎに本日も28.5℃を記録したらしい。湿度は低く過ごしやすかった。本日夕方にはじめて蚊に刺されてしまった。玄関扉の鍵を開錠するわずか30秒ほどの間に左腕を1か所。蚊そのものに気がつくことなく、刺されていた。いよいよ蚊に悩まされる季節である。

★叩かれて昼の蚊を吐く木魚かな      夏目漱石
★蚊帳の中いつしか応えなくなりぬ     宇多喜代子
★家中に蚊遣火の紅ただ一点        山口誓子


 蚊に関する想い出や、暮らしの一断面としての蚊の存在は次第に薄れている。蚊取り線香の匂いも、蚊に刺された後に塗るアンモニアの匂いも、そして蚊帳というものの存在も忘れ去られてしまった。最近の子どもは、蚊に刺されたら固形せっけんで洗うということも知らないらしい。もっとも固形石鹸そのものが洗面所から消えてしまった。


暑い‥

2018年06月04日 12時43分07秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 梅雨明けのときの晴れあがった天候に似ている。帯広では33度という予報になっている。
 午前中の「仕事」は終了。これから組合の会館に「出勤」して打合せと会議。



★暑き日を海に入れたり最上川    芭蕉
★蝶の舌ゼンマイに似る暑さかな   芥川龍之介
★暑き故ものをきちんと並べをる   細見綾子


 第1句は梅雨明けの炎暑。第2句は少し湿度はひくいかもしれない。第3句は前2句とはすこしちがう観点からの暑さかもしれない。湿度や汗などとは関係のない「暑さ」。さてどんな表現でこの第3句の「暑さ」を評したらいいだろうか。まだわからない。