岸本周平 Blog

和歌山 民主党 衆議院議員
岸本周平 汗と涙の日々!

内閣不信任案否決。

2011年06月02日 22時14分52秒 | Weblog

 本日、衆議院本会議で内閣不信任案が大差で否決されました。

 私は、昨日からマスコミの取材に対して不信任案には反対の立場であることを表明し、その通りに投票しました。

 その理由は次の通りです。

 まず、菅総理のリーダーシップに関しては、私を含めて、多くの同僚議員も不満に思っておりました。しかし、昨年の代表選挙で、私たち民主党は菅総理を代表に選びました。

 民主主義は多数決ですべてを決めることが原則です。菅総理を選ばなかった私も含めて、民主党としては菅総理を選んだことになります。組織論として、自分がその一員である民主党内閣に不信任の一票を投じることは理屈が通りません。

 さらに、私もそうですが、同僚議員の多くが被災地に入って活動しています。被災者の皆さまのお気持ちを思う時、このような政治の空白を作ることは私には堪え難いことでした。

 赤字国債発行の根拠となる特例公債法案や、23年度税制改正法案など重要法案が、まだ残されています。もちろん、NPO法改正の議員立法も通さねばなりません。国政を空転させているヒマはありません。

 週末に和歌山に帰り、意見を聞いてきました。

 「確かに菅総理は頼りないけど、震災復興を急ぐ今は、それを支えるしかないやんか。政治闘争は原発の問題と震災復興に目処が立ってからにしてほしいわ。」

 これが8割くらいのコンセンサスでした。

 これらが、今日、国会議員としての信念から、不信任案に反対の投票をした理由です。

 なお、本会議前の代議士会で、菅総理が、復興基本法が通り、第二次補正予算の目処が立った段階での辞任を発表され、そのことで、党内の流れが、一気に不信任案否決になったことは評価したいと思います。

 それは、民主党が分裂しなかったからではなく、無駄な政治空白を生むことなく、震災復興や他の懸案に全力投球することを可能にしてくれたからです。

 さあ!今から、震災復興ビジョンやNPO法改正にまい進します!!


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5 コメント

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第二次補正予算の目処が立った段階での辞任 (同級生T)
2011-06-03 08:21:48
 確かに採決前には辞任時期はこうなっていましたが、否決されたとたん菅直人自身の口から「原子炉が冷える頃」に延長されました。左翼系の一市民運動家が権力の座につくと、ここまでその座にしがみつくかと、情けなく思います。このまま居座られたら原子炉が冷える前に東北の経済が、日本の国力が冷え切ってしまいそうに思うのは私だけでしょうか。
 民主党所属の国会議員として、嘘をついてまで権力の座に居座る党代表をどう思います? 是非とも率直なご意見を伺いたく思います。
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Unknown (Unknown)
2011-06-03 10:19:02
多くの民主党議員は、6月1日には威勢よく内閣不信任案に賛成すると言っていた。
ところが実際に不信任案に賛成した民主党議員はほとんどいない。

民主党議員は口先だけで行動が全く伴わない。

バカな民主党議員のおかげで、菅内閣が永遠と続くことになった。

民主党議員の辞書に、約束、信頼という言葉は存在しない。
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Unknown (Unknown)
2011-06-03 12:11:41
菅首相の言葉には、心がなく、いつも場当たり的である。
このことは、日本国民なら誰もが知っている。
でも、民主党の議員はそのことを分かっていない。
菅首相の言葉を真に受けて、内閣不信任案に反対した。
哀れ。
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辞任? (いちろう)
2011-06-04 00:47:20
>>第二次補正予算の目処が立った段階での辞任
菅首相は「冷温停止するまで辞めない」(つまり永久に辞める気は無い)と言い切っちゃってますが、
二次補正予算が通って菅さんが辞めなかったら、やっぱり信念に従って菅さんについて行くんでしょうか


続投することによってトラブルの種が増えただけの気がするんですが
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管総理に「ついて (林 泰造)
2011-06-04 09:06:58
管総理は辞めないみたいですね。
執行部は何を考えているのでしょうか?
これが永田町のやり方なんでしょうか?
今回ばかりは本当に残念でなりません。
岸本さんどうか国政を人の心の通ったものに変えてください。応援しています。

和歌山の一有権者より
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