岸本周平 Blog

和歌山 民主党 衆議院議員
岸本周平 汗と涙の日々!

2011年度予算案決定

2010年12月25日 09時38分02秒 | Weblog

(忘年会でのスピーチ中の岸本周平。)

 昨日、2011年度の政府予算案が閣議決定されました。

 総額92兆4116億円。社会保障(28兆7079億円)や公共事業(5兆4789億円)などの一般歳出は54兆780億円です。国債費が21兆5491億円。地方に配る交付税が16兆7845億円となっています。

 歳入は税収が40兆9270億円、国債が44兆2980億円で、差額の7兆1866億円はいわゆる「埋蔵金」などの税外収入でまかなっています。

 2年連続、税収よりも借金が上回るという異常な予算編成となっています。借金の半分が借金の返済ですから、火の車です。

 このような予算をさらに続けることは不可能です。

 強い政治的なリーダーシップで、財政改革を行わなければなりません。

 野党時代にはわからなかった国の台所事情がわかったのですから、財源に関するマニフェストの誤りを素直に認めるべきです。

 その上で、身の丈にあったマニフェストに修正しなければなりません。客観的な数字をお示しすれば、有権者の皆さんにもご理解いただけるはずです。

 社会保障の予算のつじつま合わせもやめるべきです。後期高齢者医療制度を廃止して、本人負担を増やさないためには、消費税の増税以外に方法はありません。

 小学生でもわかる理屈です。

 2012年度の予算編成に向けて、政調会長補佐として、提言していきます。

 それはそれとして、来年度の予算編成全体は、評価できると考えます。

 自民党ですらできなかった、法人税の5%引き下げや格差是正のための所得税、相続税改正は、大きな成果です。

 何度も、このブログに書きましたが、NPO法人などへの寄付金税制の大幅拡充は、この国のかたちを変えることになります。

 寄付金の半額が税金免除ですから、すごいことです。自分で自分の税金の使い道を決めめられる社会になります。

 子ども手当は、「控除から手当へ」という考えです。つまり、所得控除ではお金持ちほど有利です。税金を払えない家庭はメリットがありません。ですから、控除を止めてその財源で手当てを配ることにしました。

 そのため、来年から増税になる可能性のある3歳未満の子どもさんに7000円上積みするのです。ギリギリの判断です。

 給食費や保育費も子ども手当から天引きできるようにしました。着実に改善が進みました。

 政権交代の意義を、一歩ずつでも感じていただくよう、今後も努力します。


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3 コメント

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控除から手当へ (佐藤健)
2010-12-25 11:37:36
>子ども手当は、「控除から手当へ」という考えです。

仰るとおりです。
子ども手当を、公共事業の経済効果と比べる人がいて困ります。別に子ども手当は今年の景気浮揚のためにやっているわけではないのに。
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Unknown (kaka)
2010-12-25 12:28:35
時々コメントさせていただき、時々ボツにされているものです。理由は良くわかりませんが。今回はいかがでしょうか。

一つ質問があります。以前から思っていたことですが、「野党時代にはわからなかった国の台所事情がわかったのですから」という意味が良くわかりません。つまり、野党時代にはわかり得なかったのか、それともわかろうとする努力が足らず、あるいは能力が足らず、わかららなかったのか。このどちらなのか、ということです。前者なら制度の大きな欠陥でしょうし、後者ならとんでもない話で、これは政党による詐欺行為でしょう。国民をだまして政権を取ったことになるでしょう。どちらなのでしょうか。
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嘘ばっかり (介護士)
2010-12-26 02:42:38
民主党政権になったら給料が4万あがるって嘘ばっかり!今の給料は自民党のおかげ!いつどんな形で実現してもらえるのか答えて下さい!
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