岸本周平 Blog

和歌山 民主党 衆議院議員
岸本周平 汗と涙の日々!

アンソニー・ギデンズ著「第三の道」

2010年01月17日 18時49分01秒 | Weblog
 今月末に中央大学大学院で集中講義があります。公共政策研究科で5年前から客員教授をしており、二泊三日の缶詰型合宿講義です。政治活動を地元でやっていた浪人中も、現職の国会議員になった今も、毎週講義するわけにはいきません。

 合宿なので、夜も講義になります。午後9時までゼミをやった後、場所を変えて、お酒を飲みながら、教え子たちと人生などについてじっくり話し込みます。私の学生時代も同じようなゼミに出ましたが、その時の先生とのやり取りは貴重な財産になりましたので、、、。

 生徒たちには、事前に数冊の課題図書を読んでもらい、レポートを発表してもらいながら議論をします。そのために、私も課題図書を読まなければなりません。浪人中は無理をしてその時間を作りました。一日7時間、街頭に立ち続ける生活とのバランスを取るのには貴重な知的生産活動になりました。

 最初の講義で使った、アンソニー・ギデンズ著「第三の道」を今回、改めて使うことにしました。私自身がもう一度、じっくり読み込みたかったからです。

 「政治とカネの問題」はもちろん重要な課題です。政治資金規正法改正によって、企業・団体献金の廃止は必ずやります。

 しかし、民主党政権の国家ビジョンもそれ以上に大切な課題です。総選挙のマニフェストでは、具体的な政策は盛り込まれましたが、どのような国にするのか、十分に明らかになっていませんでした。

 私は自分を「リベラル保守」と位置づけして、「効率と公正」を両立させる、ギデンズ流の「第三の道」を基に選挙戦を戦ってきました。もう一度、原点に戻るために、今、「第三の道」を読み返しています。

 国家戦略局の重要な使命の一つは国家ビジョンを示すことです。国会議員の一人として「第三の道」を政策に反映させるよう努めます。

             私たちのために。
             私たちの子どもたちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。


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6 コメント

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頑張って下さい。 (番丁楽屋敷)
2010-01-17 21:37:45
「第3の道」読了とのこと。新しい国作り、期待してます。
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Unknown (吉田誠)
2010-01-18 01:16:33
アンソニーギデンズの「社会学」という本を学生の時読みました。かなり分厚い本だった記憶しかありませんが仕事に学生達との討論とご多忙ですね。私も生涯勉強の気持ちでがんばります。
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自浄作用について (マグカップ)
2010-01-18 11:02:03
いつもご公務ご苦労様です。
鳩山首相の脱税問題、小沢幹事長の秘書逮捕など民主党を代表し権力を握る二人に大きな問題が発生しています。
鳩山首相は過去の発言に照らし合わせ「秘書の罪は議員の罪」とは考えず「私服を肥やしたわけじゃない」と答弁していますが、「発覚」したから追加の税金を払っただけの話で見つからなければ「脱税」が完了し、「私服を肥やした」ことになります。

小沢幹事長も秘書、元秘書逮捕という事実。
当の本人の4億円で不動産購入とのこと。
党大会で「自身の資産」と答弁していますが、「普通」不動産を「現金」で買う人はいません。
また「たんす預金」とは言いますが、4億円とはあまりに巨額、それが政治家であったとは言えお分かりになると思います。

どちらも民主党議員としては「擁護」する部分はあるでしょう。
しかし、日本国首相であり、民主党内で大きな力を持つ小沢幹事長に対して民主党内から「批判」の声が出ないことが「もっとも問題」だと思います。
今回の小沢幹事長秘書逮捕の件で国民の過半数が「説明責任が足りない」と感じております。
そんな国民の意識は沢山いる民主党議員は感じないのでしょうか?
国民の支持率があることを「国民から信頼がある」と受け取り、国民の多くが「説明不足」と感じることを「無視」するのでしょうか?
都合の良いときだけ「国民」を利用するのは勘弁して下さい。
議員一人一人は地域の代表者であり、「イエスマン」であることを望みません。
「他人に厳しく身内に甘い」人間や党を誰が信用するでしょう。
国民の一人として見ると、小沢幹事長が強大な権力を握りその他の議員は数は多いが「烏合の衆」にしか見えません。
そして今回の「誰からも批判が起きない」ことが証明しているのではないのですか?
あれだけ多くの民主党議員がいならが、「全員納得」などという方が「不自然」に見えます。
どうかご自身が「国民の代表」ということを考え、行動していただきたい。

それと、別件ですが「外国人参政権」について断固反対です。
同法案は日本の将来に禍根を残す悪法であるのは議員であるならばお分かりかと思います。
その悪法を民主党が提出し成立させようとしていることに、党内から抗議も批判が相変わらず聞こえません。
この件でも貴殿の強い意志を示して欲しいと願います。
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第3の道を歩く杖 (こんどうのりこ)
2010-01-19 00:04:32
横着な私は、書評を読みました。
「第三の道の政治が目指すところを一言で要約すれば、グローバリゼーション、個人生活の変貌、自然と人間との関わり等々、私たちが直面する大きな変化の中で、市民一人ひとりが自ら道を切りひらいていく試みを支援することに他ならない」

おお、私たちのやっていることは、それだぞっと思いました(^^)。

人類初の超高齢社会。老人の新しい居場所と出番を、デジタル技術も使って、たくさんつくっていきましょう!
第3の道を歩く杖には PCや携帯電話が使えそうですよね。
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ネットで身近になった政治 (こんどうのりこ)
2010-01-19 13:07:24
日本人はこれまで、政治家にとても冷たかったのではないかなあ、と思います。
良く知らないし、なんだか、ちょっと怖くて
政治と宗教に関わってはいけない、みたいな空気がありますよね、。

権力批判は必要ですが、メディアだってすごい権力があるのですし、検察もそうですよね。

それぞれに正義があり、信念があるはずですから。

映画やドラマで いつも政治家は、水戸黄門の「越後屋、お前も悪よのおお」みたいな描かれ方。でも 水戸黄門だって政治家です。

情報革命は政治革命ですよね。

良い政治家を排出し、その政治家が 能力を発揮できるようにするには、どうすればいいのか、そのことに 国民は力を注がないといけないように思うのです。

民主党大会での鈴木宗男議員の挨拶をYOUTUBEで見ました。驚きました。

亀井大臣の会見を金融庁のHPで見ました。
さらに驚きました。(^^)

ツイッターで 原口大臣や岸本議員のつぶやきを読んで、 これからの 世の中に 希望をもてそうに思うこのごろです





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Unknown (アングリーマン)
2010-01-19 15:41:16
 今まで、自民党もしてきた軽犯罪じゃないんですか。
 それよりも、企業献金全面廃止、捜査の全面可視を掲げる民主党へのネガティブキャンペーンを繰り広げるマスコミが露骨です。

 今日、新聞購読 やめました。
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