岸本周平 Blog

和歌山 民主党 衆議院議員
岸本周平 汗と涙の日々!

和歌山大空襲

2009年07月09日 22時12分29秒 | Weblog
 今日は、和歌山大空襲の慰霊の日でした。64年前の7月9日の夜、和歌山大空襲がありました。

 ウキペディアを引用すると、次の通りです。

 「22時25分に和歌山県全域に空襲警報が発令された。そして、22時30分には紀州沖海域にも空襲警報が発令された。23時頃、ラジオが「敵爆撃機、約250機、5群に分かれて紀伊水道を北上。淡路島上空で旋回し、1群は南東方面に向かった」と報じた。アメリカ軍は高度約3,100~3,500mより和歌山市上空に進入し、23時36分に河西部の湊河口付近へ照明弾を落として、爆撃を開始した。その後、アメリカ軍は紀ノ川駅周辺を爆撃し、和歌山市駅、ぶらくり丁、和歌山県庁舎付近、和歌山市役所付近などに焼夷弾や油脂弾を落としたため、中心部はほぼ壊滅状態になった。また、市民は4,000坪の空き地になっていた旧和歌山県庁舎跡(現:汀公園)に避難していたが、そこを火災による熱風が襲ったため、そこだけで748人もの死者を出してしまった。」

 少し長い引用になりましたが、この「乾いた」客観的な記述の方が、地名をよく知る私には衝撃だったのです。

 和歌山市民なら、かんたんに想像できます。このなじみ深い土地で爆撃があった悲惨さを。
 そして、まさに、「汀公園」には慰霊碑があり、今日の式典もそこで行われました。

 私は、落選してすぐ、和歌山市駅で街頭演説中に、フラッシュバックのように、そこが爆撃される様子が目に浮かび、「この当たり前の通勤風景を守るたいせつさ」を確信した経験があります。

 このブログにも書きましたが、落選してすべてを失ったことが身にしみた時、普通に通勤するサラリーマンの皆さんがうらやましく見えた日のことです。当たり前の生活を守ることが政治の目的だと、再認識した日のことです。

 今日は、心静かに、和歌山大空襲の犠牲者の皆さまのご冥福をお祈りするとともに、平和を守ることこそが政治の最重要課題であることをかみ締めたいと思います。 

             私たちのために。
             私たちの子供たちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。


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2 コメント

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大切な命 (てつじん29号)
2009-07-09 22:36:01
きょう午後、汀町交差点で和歌山大空襲で亡く
なられた方々の慰霊の式典に出くわしました。
日本国民にとって忘れてはならない6月23日
8月6日9日15日と同じように和歌山市民に
とって決して忘れてはならない日であります。

64年前の当夜9歳だった母は祖父母とともに
紀ノ川に避難し首まで水に浸かって朝を待った
とその悲惨を毎年この時期聞かせてくれます。

父は当時11歳で、奈良に近い京都恭仁京跡の
田圃の畦道で、米軍機の手慰み?の機銃掃射に
遭遇してとても怖かったと教えてくれました。

運命というのか、こどもとはいえ、もし戦争で
父と母が亡くなっていたならば小生はこの世に
存在していなかったわけです。命は大切です。
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平和の大切さ ()
2009-07-09 23:38:56
私は豊かで平和な時代の日本に生まれ育ったのですが、
戦争の話を聞いたり見たりするとなぜだか涙が止まりません。
その時代の人たちがどんな思いでその過酷な日々に耐えなければいけなかったかと考えるとたまらなくなります。
亡くなった祖父は戦争に行きましたが
生前戦争の話は全くせず、聞いたことがありませんでした。
あんな辛い、不条理なことはない、辛すぎて子供たちには話せないという理由だったらしいです。
そんな思いを受け継いでいきたいです。

今日のブログを読んで岸本さんなら守ってくれると思いました。
私たち、そして次の世代、子供たちのためにどうかよろしくお願いします。
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