福井市議会議員、「鈴木しょうじゅ」のふんとう日記

福井市議「鈴木しょうじゅ」です
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東西対決!

2007-11-26 23:45:36 | Weblog
●11月26日(月)
 今日は朝は、しんぶん赤旗の日刊紙の配達。早朝5:30に起きる。う~ん、相変わらず早起きはこたえるゼ^^;

 その後、家で皿洗いをしてから、7:30~福井駅前で早朝街頭宣伝に合流。

 今日は、僕の師匠でもある「西村たかじ」さんが、市長選への立候補を表明した。福井市の皆さんは知ってのとおり、「出る」といった候補者が、急に「やっぱり出ません」となったり、いろいろあった。しかし、現在、立候補する姿勢でいる方は元、副市長の東村さんと、僕の師匠である西村さんだけになった。このまま行くと、東村VS西村の東西対決か?

 今朝の西村さんの記者会見の後、新聞記者が「保守相乗りと、日本共産党推薦で対立軸がはっきりした選挙になりそうですね。」と僕に声をかけてきた。
 前、坂川市長の辞職後、毎日のように「日本共産党は市長選出すんでしょ!誰を出すんですか!?」と毎日、毎日、記者から電話がかかってきていたが、西村さんと決まったとたん僕への電話はパッタリ。電話の矛先は西村さんへ移ったか?。
 ある記者は「保守同士で選挙しても、政策の対立軸が見えないから、記事が書きにくい。共産党さんから出してもらわないと困りますよ」とまで言う記者もいた(もちろん赤旗記者ではありません)。

 西村さんは「市民の『いのち』と『くらし』をまもる市政の実現のためがんばる」と決意を語る。先日書いたように、行政の施策によって市民が命を落としている今、西村さんとともにがんばりたい。

 はじめての6月議会の時、保険証の取り上げについて「市民の命にかかわることなので市長に答えて欲しい」と質問した時、前坂川市長は僕の質問にまともに答えることはなかった。

 西村さんが市長だったら、あんな質問はする必要がなかっただろう。先日にブログに書いたような、悲しい事件もおきなかっただろう…。

 「市長を選ぶ」ということはそういう意味を持っている。

 記者会見の席で、記者からいくつか西村さんに質問が出た。
 ある記者が
 「これまで、何人かの方が出馬を断念するなどあったが、その方々になにかありますか?」と質問した。
 「なんて答えるだろうなぁ」なんて思いながら西村さんの顔を見ると
 西村さんの目が少しだけ厳しくなった。
 「その方々は、選挙の勝ち負けや、いろいろな思惑があったので立候補をやめたのでしょう。しかし、今、市民の生活が苦しい中、選挙の中で市民に政策を語り、市民からの審判を受けることこそ本当に大切なこと。市民に政策も語らぬままに立候補をやめる方はなぜ立候補したのか?そこには自分勝手な思惑があったのではないか?市民のためにがんばりたいという想いがあるからこそ市長に立候補するのが当たり前。その方々には、そこのところはしっかりと反省していただきたい」

 「いのちをまもる」・「くらしをまもる」と言うことは簡単だ。
 でもそれを本気で実行するための決意を誰もが固められるわけではない。

 西村さんは、僕を自分の跡継ぎの市議会議員とするために、がんばってきてくれた。
 これまでも、そしてこれからも、議員の先輩として、候補者として、党員として、そして「一人の人間として」の生き方を否応なしに僕に見せることになる。僕はこの人から学ばねばなないことがたくさんある。

 しかし、とにかくだ、12月23日の市長選投票日までは忙しくなる。明日からまた、朝の街頭宣伝がはじまり、12月議会が始まる。やらなきゃいけないことは次から次から沸いてくる。
 う~ん、早く仕事を終わらせて寝よう…ZZZ

「命」と「税金」、どっちが大切ですか?

2007-11-22 17:57:56 | Weblog
●11月22日(木)
 答えは当たり前ですよね、でも当たり前でなくなっている現実があることに寒気と怒りを感じます。

 昨日、ある60代のお母さんから僕の携帯電話に着信があった。
 「娘が末期がんです。お正月を越せるかどうかわかりません。」
 話を聞いたとたん、体がこわばった。
 今日の午前中、急遽、入っていた予定をキャンセルして生活相談。
 話を聞くと、
 「かなり前から咳が続く症状が続いていたが娘が『医者には行きたくない』と言うので誰にどう相談していいかわからなかった。」

 話を急ぐお母さんに、ひとつひとつ事情を丁寧に聞き取る。

 「3年も保険税を滞納し、保険証が取り上げられたままになっていた。」
 「病院に入院するときにはじめて納税相談に行った。」
 「納税の督促状が家に届いていたが、役所に滞納分の納税を迫られれば、とても税金が払えない。怖くて相談に行けなかった」と話す。
 私が、
 「どうしてもっと早く病院に行かなかったのか?」
 と聞くと 
 「保険証がなくて、娘も『医者には行きたくない』というのでどうしていいかわからなかった」
 と話す。

 娘さんはもう、言葉をしゃべる力すら残っていない。
 まだかろうじて言葉を出せたときに「心配かけてごめんね」とつぶやいたことが、耳から離れないとお母さんは言う。
 「もっと早く、誰かに相談していれば、娘は助かったかもしれないのに、私は…」最後は言葉にならないまま、涙を流す。

 世帯の収入を聞くと、生活費ギリギリの収入で、とても税金や保険料をまともに支払う余裕がないことがわかった。

 午後、市の福祉保険部との交渉の中で「市民の増税へのモラルが下がってきている」との答弁があった。

 「そんなバカな!、税金を支払いたくても支払えない人の気持ちがあなたには、わからないのか!?」と思い、

 あまりに腹が立ち、午前中の相談内容を紹介した後
 「市民が実際に死んでいる。行政マンとして本当にこのままでいいのか!?」と聞くと答弁がない。市役所のどの課の課長も答えない。

 市町村によっては「保険証の取り上げを行わない」ところも数多くある。今日の相談者のような不幸な事態を避けるためだ。

 悪いのは市の職員だけではない。国が保険証を取り上げることを市町村に義務付けさせたことに問題の根本にある。

 政治のあり方が、明らかに間違っている。国民や市民のくらしを見誤っている。

 こんな市政や政治を変えたい。いや、変えなければならない!

寒い季節に、チョっとだけ福井市政が暖かくなった☆

2007-11-17 12:58:26 | Weblog
●11月17日(土)
 14日に、長寿福祉課の課長と職員に少し前に要望した事項について確認に行ったら「議員にお願いされたとおりになりましたよ!」と課長のキップのよい応答が返ってきた。

 要望していた内容は、現在福井市が行っている在宅福祉サービスの中の「笑顔でサポート事業」に対する要望。
 まず、笑顔でサポート事業の説明

●笑顔でサポート事業
 低所得の高齢者に対しての在宅ヘルパー派遣事業です。
 対象者:
  ①65歳以上の一人暮らし、または高齢者のみの世帯
  ②生活に不安があり軽作業の援助が必要と認められる方
  ③市民税が非課税・または均等割のみの世帯
   ※①~③のいずれにも該当する方。
 サービス内容:
  ①買い物・外出の援助
  ②屋内の掃除・整理整頓・洗濯・ごみ出し
  ③屋外の掃除・生活に必要な場所の草刈・冬支度・家周りの掃除・家周りの除雪
  ④家屋・機器などの簡易な修繕
  ⑤朗読・代筆
  ⑥その他、日常生活上の軽作業
 利用限度:
  週2回まで、4時間以内
 利用料:
  220円/時間

 この事業のサービス内容③の家周りの除雪について、除雪車の除雪後の道路わきにできる雪山も除雪の対象に加えていただくよう要望した。市街地に住んでいる方はよくわかると想うのですが、除雪車が通った後にはその両端に少し高く雪山ができる。高齢者の方から「除雪車が通った後、玄関前に雪がたまっていて外に出れない。」という声を聞いたからです。
 課長は「実際に事業を実施しているシルバー人材センターに問い合わせたところ、今年からやるとのことです。」とのこと。

 寒くなる季節に、少しだけ福井市政の施策を「あたたかくできた」かな…^^;

忙しい一日の最後に想う・・・

2007-11-14 00:12:59 | Weblog
●11月13日(火)
 今日は午前中は「農林水産業振興特別員会」に出席。僕は「農産物の価格の値下がりに歯止めをかけるよう国にもと求める必要がある」と訴えたが、市として国に訴えるという答弁は得られなかった。
 10年以上前、農業を基幹産業と位置づけ、米などの農作物の値下がりに歯止めをかける「食管制度」という制度があったが、1995年に廃止されてしまった。その後、日本全国の農家は減少の一途をたどる。福井ではこの12年間で農家の4軒に1軒が農業を続けることをあきらめている。
 「後継者不足」が危ぶまれる日本の農業だが、この問題の解決には「歯止めのない農作物の価格減少」による「農業では、くらしていけない」という現実が立ちはだかる。
 これまでの農家での聞き取り調査の中で「田んぼは赤字、息子の稼ぎからお金を借りて農業続けている」「自分の年金や貯金を取り崩して、農業続けている」という方の声を多数聞いてきた。しかし、そんな方々の多くから「先祖から耕してきた水田を守りたい」「米は赤字でもつくりたい」「米のうま味が出るように、寒暖差の激しくなる時期まで稲刈りを遅らせて収穫している」など「米づくり」への情熱が見え隠れする。
 委員会の中で、
 「農家の方が情熱をこめて作る農作物が、安い値段で取引されてもかまわないという現在の国の農業政策こそ間違っている。米を中心に農作物の価格補償を検討するようもとめるべきだ」と訴えた。

 昼ごはんを食べて、議会報告の打ち合わせ

 その後、市場の関係者からの要望について市場の責任者と協議。市場の業者さんの営業努力や、市場長としての努力を聞くことができた。
 福井中央卸売り市場のホームページ
http://www.fukui-market.jp/fmarket/index.html

 夕方は地域の党員の方と、地域訪問。赤旗日曜版も増えました^^☆

 その後、会議

 夜帰ると23時を過ぎていた。一人でご飯を食べてから寝床へ入ると、カミさんや娘のあかりは寝てしまっている。…お父さんという風に認識されてないかも^^;
 あかりの寝顔を見ながらふと思う。
 「僕はこの子に何を残して上げれるだろう」

 格差や貧困が広がり、不安定な働き方が広がる日本の社会。この子も将来、そんな日本で生きていかねばならない。かわいい(親バカ)この子は、そんな社会でどんな風に生き、どんな風に悩み・喜ぶだろうか…

 「日本共産党の議員だから、お金はあんまり残してあげられないだろうなぁ」

 「9条をはじめとする(現行の)日本国憲法と、くらしやすい福井市を残してあげれたら本望かな…ZZZ…」

自民党・民主党の大連立騒動に想う…

2007-11-11 10:45:56 | Weblog
 議員になって以前より、ニュースを見ることを意識するようになったが、毎日「自民党と民主党の『大連立』」がやっている。

 正直、僕も大連立の話が出た時にびっくりした。大きく分けてびっくりしたことは「2つ」ある。

 まず、一つ目は「なんで連立すんの!?」っていう驚きです。直前の参議院選挙で、「反自公政権」をかかげて、徹底的に対決姿勢でたたかって国民からの支持を受けた民主党。選挙が終わったからといって「そんなコロコロ変わるんかいっ!」と正直思った。
 しかし、民主党の党首である小沢さんのこれまでの動向を振り返ると「ありえる」という思いになる。
 小沢さんは、元は自民党の幹事長をしていた。その後、新進党を解体させたりといろいろあって自由党を結成などいろいろあった。その後、自由党が民主党と合併するときには、財界の稲盛京セラ名誉会長など、財界の意向を受けて民主党と合併した。
 いろいろあった小沢さんだが、彼の政治のやり方に終始一貫しているものがある。それは「『財界の意向』を『大切にする』」という姿勢である。
 民主党の党首であった時代だけを切り取って分析しようとすれば「なんで!?」になるが小沢さんの長い政治家としての動向を見つめれば「なるほど、ありえる!」と思った。

 しかし、それ以上に驚いたのは2つめの驚き「やっぱり、連立しません」ということに落ち着こうとしていることである。
 正直、連立の話が出た時は「あぁ、このまま連立しちゃうかも…」と思った。小沢さん自身もそう思ったはずである。だからこそ民主党の幹部会議にそのことを持ち帰ったのだろう。しかし、実際は「連立できなかった」。これに驚いた。
 今までの戦後政治の歴史の中で「政権与党である自民党とくっつこう」ということが拒否されたことはなかったのではないだろうか?あの社会党だって自民党とくっついてしまったし、公明党だってくっついたし…。しかもである。現在の民主党には、小沢さんをはじめ、元自民党の方も多数いる。
 「なんでくっつかなかったんだ?いや、なんでくっつくことができなかったんだ?」
 という疑問はニュースの一場面が答えをくれた。
 民主党国会議員が「(自民党との大連立は)国民との感性とかけはなれている」と発言していた。民主党の議員も「自民党との連立は国民の想いを裏切ることになる」と感じていた。

 「あぁ、そうかぁ…」

 戦後のこの日本の歴史の中でずーっと政権党だった自民党がゆれている。「参議院選挙で負け、このままでは衆議院選挙はどうなるのかわからない」という状況に追い込んでいるのは自民党や民主党をはじめとする「国会議員」ではない。
 格差が広がり、どうやって生きていったらいいかわからないという不安をかかえながらも懸命に生きる高齢者や若者をはじめとする、私たち国民一人一人の「怒り」である。

 政治は変わるー、ちょっとだけかもしれんけど、やっぱり変わる!☆!

 この「国民の怒り」を、「くらしを大切する」。そんな政治への舵を切るチカラにしたい。日本共産党の一地方議員として切に想う…

行政視察に行ってきました

2007-11-08 12:57:34 | Weblog
●11月7日(水)
 教育民生委員会で、2泊3日の日程で行政視察に行ってきました。行政視察の内容も勉強になったが他の会派の議員といろんな話をしたことも勉強になった。

 ある議員は「昔、弁護士になって弱い人を助ける仕事がしたかったんだ」とも語っていました。(「じゃあ!日本共産党の議員になったらよかったのに!」と言いそうになった^^;)
 夕食は自腹を切ることになっていたので、いっしょにお酒を飲みました。いろんな話をして思ったのは「保守系も人の悪い人ばかりじゃないんだなぁ」ってこと、むしろ地域の代表として送り出されてきた人たちだから「いい人」が多い。
 でも、そんな「いい人」達が、議会では「市民の生活を苦しくする議案」や「税金のムダ遣い」にも賛成してしまう。「市民のくらしの『苦しさや実態』を国に対して訴えよう!」という私達の意見書には反対してしまう。ある保守系の議員は「ウラは、共産党が言ってることが一番正しいと思ってるざ!」ともらした。

 「いい人」が「悪いことをしてしまう」のが政治の怖いところだ。その怖さをひしひしと感じる2泊3日だった。

 2日目の夕食では教育民生委員会の副委員長が、夕食後の挨拶を僕にゆずってくれた。「みなさんと対決しないといけないときもあるが、市民のためにいっしょにやれることは一緒にやって行きたい」と語った。

 みんな「いい人」そんな人といっしょに「いいこと」をしていきたい。