福井市議会議員、「鈴木しょうじゅ」のふんとう日記

福井市議「鈴木しょうじゅ」です
生活相談℡0776-27-3800かshouju_suzuki@yahoo.co.jp

3月議会最終日・・・西口再開発ビルの修正案は出たものの・・・

2012-03-23 09:23:17 | Weblog
●3月23日(金)
 さて、昨日、3月議会が終わりました。
 振り返ってみると、修正案が出たり、市長の人事を否決したりと、いつもの議会よりは「議会らしい」議会になったと思います。
 …でも、いろいろ至らない点も…ちょっと詳しく書きますね。

■西口再開発ビルに異論あり、修正案を提出するも…
各議員の賛成○:反対×の態度
      修正案―市の提案予算
◇志政会
  山口議員 × ― ○
  宮崎議員 × ― ○
  谷口議員 × ― ○
  野嶋議員 × ― ○
  石丸議員 × ― ○
  峯田議員 × ― ○
  後藤議員 × ― ○
  青木議員 × ― ○
  藤田議員 × ― ○
  伊藤議員 × ― ○
◇市民クラブ
  皆川議員 ○ ― ○
  堀川議員 ○ ― ○
  吉田議員 × ― ○
  村田議員 × ― ○
  片矢議員 ○ ― ×
  中村議員 ○ ― ×
◇一真会
  堀江議員 ○ ― ○
  見谷議員 ○ ― ○
  谷本議員 ○ ― ○
  泉 議員 ○ ― ○
  奥島議員 ○ ― ○
  田中議員 ○ ― ○
  今村議員 ○ ― ○
◇公明党
  西本議員 × ― ○
  下畑議員 × ― ○
  島川議員 × ― ○
◇立志会
  加藤議員 議長なので採決に加わらず
  塩谷議員 × ― ○
◇政友会
  田村議員 × ― ○
◆日本共産党議員団
  西村議員 ○ ― ×
  鈴木   ○ ― ×

 議会最終日には、まず西口再開発ビル関係予算のうち「約2100万円のビルの詳細設計だけを修正をかける」という修正案が皆川議員、堀川議員、中村議員から提出されました。
結果は、賛成13―反対18で修正案は否決されました。

 その後、もう一度、プラネタリウムを含む西口再開発ビル予算を含んだ市の予算案が採決されました。
結果は、賛成27―反対4で可決されました。
…おい、どういうことだよ!
 修正案が賛成13―反対18で否決なら、市の案は賛成18―反対13でないとおかしいじゃないか…
 つまり、両方に賛成した人がたくさんいたんです。上の表で確認してください。しかもですよ、修正案の提出者である皆川議員や堀川議員までが「プラネタリウムを含む」市の予算に賛成したんです!
「はぁ、なんじゃそりゃ!?…結局、賛成するならアンタらなんで修正案なんて出したんだい?」と聞きたくなってしまう。
 一方、同じ市民クラブの中でも片矢議員や中村議員はスジを通した態度だと思う。

…ちなみに修正案が出てくる前日の状況も色々あった。
●17時過ぎ:市民クラブから修正案を出そうという協議がされるもまとまらず、一度は修正案の提出を断念。
●その後:堀川議員が私たちの会派をたずねてきたので、修正案が出ないことを聞いて「議員提要のなかでは今日の日付が変わるまでは、修正案が出せる」とを説明
●その後:議会事務局に修正案が皆川議員を提出者として修正案が出されたが、「取り下げる可能性もある」と含みを持たせて修正案が提出。
(取り下げるかどうかは「修正案を出す前に決めないといかんよね」)
…この変な「含み」のせいで、議会事務局の職員は帰ることができなくなってしまい、議事調査課の職員はみんな残っていた。
●夜10時過ぎ、ようやく修正案を提出することが正式に決定
 (…ようやく議会事務局の職員は帰れることに…^^;)
 …ちなみに僕は前日、修正案が出るということになったため急遽、自分の討論を書き換えることになり夜中の0時くらいまで市役所の議会控え室で討論原稿の書き換え…

…と、ことの全容を書くと「おいおい、なにやっとるんですか!?」とツッコミを入れたくなるところが満載だと思う…^^;
…こういう、福井市議会の至らなさを知っていただくことも、変えていくために大事なことかと思って、赤裸々に書いてみました。

 ちなみに、議会最終日の終了後、僕の携帯に電話がかかってきて「鈴木君の討論良かった」とお褒めの言葉をいただきました。

西口再開発ビル、他会派は最後まで反対貫けるでしょうか…

2012-03-20 10:08:24 | Weblog
●3月20日(火)
 さて、知っている方もおられると思いますが、今回の福井市議会の3月定例会は、いつもと少し雰囲気が違います。いつもなら日本共産党議員団だけが反対している予算議案に対して、他会派も反対の意思を表明したのです。

【議会の予算に対しての採決の結果】
■3月6日-建設委員会
 賛成3:反対3の同数

■3月15日-予算特別委員会
 賛成7:反対7の同数だったが、委員長が賛成に回って「賛成多数」で採決

■3月22日-本会議最終日
 …どうなるでしょうか?

 現状としては、最大会派である市民クラブが西口再開発ビル関連予算のみを修正する動議を出すのではという話しもあったようですが、どうも出さずに賛成にまわるような話にもなっているようです。
 結局、最後は市長にすり寄るなれあいで終わって行くのだろうか。

…他の会派は予算に反対するという足腰がどうしても弱いのが実情です。

…市民の望まぬ再開発ビルに64億円もの税金を投入することも
「まぁ、いいじゃないか…」ですか?
「議会と議員のあり方」が問われます。

 私たち日本共産党議員団は、「大型開発よりも市民のくらしの応援の予算こそ」との想いで、議会最終日には反対の立場で討論を行います。

今日、15時ごろ、予算特別委員会に質問します

2012-03-15 11:58:57 | Weblog
●3月15日(木)
■今日、福井市議会の予算特別委委員会で僕が質問します(約7分間だけですが・・・)。
内容は、「福井市の税金などの滞納者への対策について」を質問する予定です。

僕の質問時間は15時くらいになるでしょうか。よかったら傍聴に、もしくわケーブルテレビで同時中継されますから見てください☆

■明日も、同じくらいの時間に予算特別委員会で質問します。
内容は
「障害者世帯への自動車改造の補助について」
「児童館、放課後児童クラブの拡充について」
です。
 これも傍聴できますし、ケーブルテレビで同時中継されます。

3.11さよなら原発県民集会「1200人参加!☆!」

2012-03-12 10:43:14 | Weblog
●3月12日(月)
 さて、今週は15日(木)16日(金)の予算特別委員会にむけて質問原稿を練る作業でいっぱい、いっぱいになっています^^;

 昨日、3月11日、東日本大震災から1周年の日に、敦賀市で行われた「さよなら原発県民集会」の様子をブログで紹介します。
 なんと、原発集中立地の敦賀で県内外から1200人もの方が参加し、集会は大成功。しかも、県外の人たちもいたものの、その多くが県内の人々であったことが本当に意味があったと思います。
 実は、この集会を作っていく過程では「原発に依存している福井県のしかも敦賀市で他多くの人を集めることなんてできるのだろうか?」などの不安もありました。しかし「原発をなくしてほしい」の一点の想いで多くの人たちがあつまり大成功。県内で脱原発の取り組みをしている多くの人たちに希望を感じさせる大会となりました。
 大会の様子を写真で撮りました。開場の熱気や、原発に対する切実な思いが、写真では伝わりきらないのが残念です。

開場の座席はいっぱいになり、座れない人も出るくらいでした。


かわいらしい開会宣言、ステージ中央


最後に「ふるさと」を子ども達や会場のみなさんと一緒に歌いました。左端から3番目くらいに僕もいます。


 「原発ゼロの社会を・・・」ともにがんばりましょう!

一般質問の内容

2012-03-08 16:34:15 | Weblog
今日の更新は、僕が2月27日に福井市議会で行った一般質問の内容です。

2012年3月議会 一般質問
日本共産党議員団 鈴木 正樹

日本共産党議員団の鈴木正樹です。私は新幹線など大型開発を推進する市政から、市民のくらしの応援に全力を尽くす市政への転換を求めて質問を行います。

■まず、第5期介護保険事業計画と保険料値上げについて
 福井市は平成24年度~26年度の3年間にあたる第5期介護保険事業計画を策定しました。この計画により設定された保険料は。現在の基準額の月額4400円を5560円へと大幅な値上げを行うというものです。
 現在、きびしい不況が続き、雇用者報酬は下がり続け、高齢者の年金が引き下げられる中、このような値上げが市民の生活にどのような影響を及ぼすかその実態を紹介したいと思います。市内で一人暮らしの80代男性は、訪問ヘルパーや訪問看護などの在宅サービスを使っており月額の利用料負担は約3万円です。年金はごくわずかで生活をまかなえないため、貯金を崩しながら生活しています。少しでも生活費を削ろうと、真冬もストーブをつけず灯油代を節約し、食費も節約するため一日2食で1食しか食べない日もある。そのため栄養状態が悪く、腰に褥創(床ずれ)ができてしまった。また、80代の認知症の夫を介護をしている夫婦2人暮らしのお宅では、認知症のご主人は元大工だったため年金が少なく、生活費もままならないためお嫁に行った娘さんからの支援でなんとかつないでいる状況です。夫を介護する奥さんも体が弱く、介護度でいうと要支援の状況ですが、できるかぎり必要なお金を削ろうと自身は介護サービスは受けず、認知症の夫の受けられる介護サービスを最低限まで削りながら必死で生活をつないでいる状況です。介護を必要としながら、お金に困っているがために必要な介護を受けられないという実態が広がる中で、さらに介護保険料を値上げすれば、このような家庭をさらに追いつめるのではありませんか。まず、このような市民生活の苦しい実態についてどのように分析しておられるのか、どのように考えておられるのか見解を求めます。
私たちは幾度も、お金に困り必要な介護を受けられないという実態を報告し、低所得者対策を強化するよう求めてきました。しかし、福井市では、低所得者に対する在宅サービスへの2分の一の軽減のみで、他のことについてあらたな取り組みは行っておりません。低所得者が必要な介護を受けられない実態の調査を行い、低所得者への保険料やサービス利用料の軽減制度の拡充を行うべきではありませんか答弁を求めます。
介護保険料の値上げについて、私は2つの大きな問題があると考えます。その1つ目の大きな問題は、市として介護保険料の値上げを防ぐなどの努力がたりなかったということです。介護保険制度は、国民健康保険とは違い、一般会計からの繰り入れなどの市独自の保険料軽減につながる財政支援を行うことが法的に難しいなどの制約があります。ならば、市として国に対して値上がりを防ぐよう財政措置を求めるべきではないのですか。そのような要望活動は具体的にはどれほど行ってきたのかとあわせて答弁を求めます。
市として間接的に、保険料負担を軽減する方法として有効なのが介護給付金事業です。永平寺町では今年度から在宅で重度の介護者を抱える非課税世帯には介護支援金を月額5000円、年間6万円を支給する制度を始めるとのことです。このような給付金事業を福井市でも実施すべきではありませんか。そのような検討はされましたか答弁をもとめます。
また、県に拠出してきた財政安定化基金26億円のうち今回半分だけの13億円を取り崩しましたが、さらなる取り崩しをおこなえば少しでも保険料の軽減のための財源となるわけですが、それを求める意思はないのですか。あわせて県の財政安定化基金についての過去の活用状況を答えてください。
また財政安定化基金のうち、県や国の取り分を市に回してもらえればさらなる財政支援につながったはずですが、そのような要望はしたのですか。答弁を求めます。
2つ目には、市として市民の理解を得るための努力を充分にしたかということです。介護保険料の値上げは市民のくらしに負担増となる大切な問題です。しかし、この3月議会に提案すれば、あとは4月から値上げです。決まるまでほとんどの市民は知らされません。市民生活に負担増を強いるときにこのような機械的な手法でよいのか、市民に説明会などを開き理解を得る努力は市として当然の責務ではありませんか。答弁を求めます。

■次に、保育ニーズの高まりと市の公立保育園の定員移譲の方針について質問します。
福井市では公立保育所の定員移譲を進めていますが、12月議会においての答弁では「公立保育園の定員について、定員移譲計画の実施状況を検証するとともに,今後の児童数の推移を分析し適切に見直していきたい」との答弁がありました。私たち日本共産党議員団は、定員移譲計画を見直し、廃園予定の園にも定員を一定残すことによって、年度途中の入園児の受け入れなど、保育ニーズの高まりに対応することができることを提案してきましたが、計画の見直しが本当の意味で市民の保育ニーズに応える見直しとなるよう強く求めるものです。さて、この3月の補正予算には私立保育園補助金の1億4500万円の補正が組まれていますが、これは近年にはなかったことです。廃園予定の園を除いた公立園では園児数は2072人~2107人へと約1.3%増なのに対して、私立園などでは、5186人~5513人へと6.3%増と、その途中入園の受け入れは5倍以上にもなっています。この要因の一つには市全域で、もともと途中入園が受け入れにくかった状況の中で、定員移譲の途中で廃園予定の公立保育園にまだかなりの園児が残るなか、私立園の定員を増やしているため、年度途中の受け入れが可能な余裕が一時的にできたからではありませんか。今回の補正は、従来の計画どおりの公立園の定員削減ではなく廃園予定の園にも一定の定員を残すなどの柔軟な見直しを行うことを、市民は必要としている表れでないかと私は思いますがどうでしょうか答弁を求めます。
現状としては、公立は年度途中入園をほとんど受けれていないために、公立の定員移譲の受け入れ先であった新設の園や私立の定員弾力化の中で対応しているという状況です。年度途中の入園児を受け入れようと思えば、余剰人員をもっている必要がありますが、私立園の経営者からは「私立保育園の経営は余剰定員をもっていられるほど余裕があるものではない」との声も聞かれます。12月の予算特別委員会での西村議員への答弁で、吉村福祉保健部長は年度途中入園に対して「そういう役割については公立園が担う部分も出てくると思っている」と答弁されています。福井市が定員移譲の計画をつくる段階でも、福井市全体の児童数は減るものの低年齢児の保育ニーズの高まりなど保育を必要とする子どもの数は増えていくという調査結果でした。廃止予定の公立園の定員を残すことも含めて計画の柔軟な見直しを行い、年度途中入園も含めた、高まる保育ニーズに応えるべきではありませんか答弁を求めます。
あわせて、現段階での定員移譲計画の見直しのスケジュールも含めた見直しの方針についてあきらかにすることを求めます。
もう一つは、公立保育所耐震化などの計画についてです。この問題も公立園が預かる子どもたちの命に直結する重要な課題です。現在の計画と、さらに早めるべく検討する用意はあるかのか答弁を求めます。

■次に、おおい3・4号基の再稼動に対する市長の見解と原発防災・自然エネルギー活用のとり組について質問します。
福島第一原発事故をうけて、福島県は、県内10基全ての原発の廃炉を県議会で決議し、県の復興総合計画のなかでも県内すべての原発の廃炉を国に求めることを明記することとなりました。今年度、核燃料税の予算計上も行わないなど、具体的に脱原発への取り組みがはじまっています。福島大学が行った原発避難住民へのアンケート結果は13463世帯から回答があり、その内26.9%が「戻る気はない」と回答しています。しかも34歳以下の若い世代になると過半数を上回る52.3%が戻る気はないと回答しています。若い世代を中心にして地域に人が戻れなくなる実態が明らかになったのです。福島県の脱原発への歩みは、原発の事故を目の当たりにして、原発の危険と地域は到底共存できないことを明らかにしています。日本で2番目に多くの原発を抱えていた福島県は、その取り返しのつかない事故から脱原発への歩みを始めました。日本一多くの原発を抱えるこの福井は、事故が起こる前に、脱原発への道をすすめるかどうかが、問われていると私は考えます。このよう中で、この福井で焦眉の課題となっているのが原発の再稼働の問題です。原子力安全委員会はおおい3・4号基のストレステストを妥当と評価するなど再稼働に向けた動きを強めています。枝野経済産業大臣は先日の報道番組の中で、原発を再稼働させなければ5%~15%の電気料金値上げが必要であり、夏は電力需給がひっ迫するなどとして原発の再稼働の必要性を訴えました。また、関西電力は政府や福井県に対して県内原発の再稼働を強く働きかけています。
 福島第一原発は、いまだ事故終息もしておらず、詳しい調査も行うことができず、福井県が求めている福島第一原発事故の知見をもとにした新しい基準も、いつになったらつくれるのかのメドもたたない状況です。
私はこのような状況で再稼働を認めることはできないと考えますが市長はどのようにお考えですか見解を求めます。
福井市の新年度予算ではモニタリングポストの設置や線量計の購入、そしてヨウ素剤の購入・配備など、今までよりは踏み込んだ具体化がされてはいますが、ヨウ素剤の配備などは越廼村、殿下や清水町南部の30㎞圏内だけです。福島第一原発事故の影響は、50㎞の飯舘村でも全村避難です。敦賀で事故が起きれば福井市全域が被害を受ける可能性はありうるのではないですか。市内全域にヨウ素剤の配布が必要というお考えはないのでしょうか。見解を求めます。
あわせてヨウ素材の配備については各家庭への配備を基本として、公民館、学校などに重複配備して、迅速に服用できる配備体制をしいてこそ被曝の軽減に大きな効果があると考えますがどうでしょうか答弁を求めます。
原発から抜け出すためには、自然エネルギー活用の取り組みを本格的に行う必要があります。環境省の調査では利用可能な自然エネルギーの可能性は日本全国の原発54基のその40倍に及ぶ莫大な発電エネルギーを秘めていることを報告しており充分に原発から抜け出すに足りるエネルギー量です。また、自然エネルギー発電は、原発などの大規模発電所と違い、施設が中小規模となるため市内の中小企業の仕事づくりにもつながります。しかし、今議会にかかっている本年度予算では自然エネルギー関連予算は、国が行っている太陽光発電への補助金の予算が増えていますが、数を増やしただけで補助額の上乗せなどは行っていません。また市内の中小企業の自然エネルギー発電の開発費の補助や販路開拓支援などの独自の取り組みについても新たな取り組みがはじまっている状況にないのではないですか。去年6月の議会で福井市環境推進会議の協議等を踏まえ,本市におる自然エネルギーの普及に努めていきたいと答弁していますがその後、どのような議論が行われているのか、来年度や今年度中にも補正で対応するような具体的にどのような取り組みを考えておられるのか答弁を求めます。

■最後に、社会保障と税の一体改革、消費税増税について質問します。
 野田内閣は17日の閣議で、消費税増税を柱とする社会保障と税の一体改革の大綱を閣議決定しました。社会保障と税の一体改革は、医療や介護、年金といった暮らしや福祉のためとして、消費税を増税しようというものです。しかし、本当に消費税の増税によって社会保障の充実ができるでしょうか。政府が行おうとしている社会保障の削減内容からその削減額を試算してみますと2015年までに年金給付削減や子ども手当の削減、70~74歳の医療費などの負担増で年間2.7兆円の削減、また中長期で実施を検討している年金支給年齢の引き上げも68歳まで引き上げならば年間6兆円、70歳まで引き上げれば年間10兆円もの負担増や削減になります。政府が検討している内容だけで消費税率にして5%に当たる削減です。消費税を増税しても社会保障が充実されないことは明らかです。どうして消費税を増税しても社会保障の削減が進むのか、それは消費税増税と一体で法人税減税など大企業・富裕層減税が一体となっているからです。消費税が始まってから去年までの22年間で私たちが納めてきた消費税の総額は約238兆円です。しかし同時期に減税や景気低迷による法人税の減収分は223兆円です。同時期に富裕層には所得税の最高税率の引き下げ、株式取引等の利益にかかる税金は20%を10%に半減させるなどの富裕層減税も延長され続けてきました。しかも、大企業なら消費税を製品価格に上乗せすることが可能である上に、海外へ輸出する企業の場合は消費税分を還付される仕組みまであり、大企業だけは徹底的に払わなくてよい仕組みになっているのです。私たちの暮らしや中小零細企業からしぼりとった消費税を大企業や富裕層という一握りの強い人たちへの減税の財源としたことは明白です。このような消費税増税と大企業や富裕層などへの優遇税制を進めた結果、日本経済全体はどうなったでしょうか。総務省が行っている「家計調査」のデータからつくった資料のグラフをみてください。1996年まで家計の可処分所得や消費支出は上昇傾向が続いていたものの、消費税の増税を行った1995年を境にして下降し、景気は低迷、それにともない税収も大きく低下しました。1996年と2010年の国と地方を合わせた税収をくらべてみれば、消費税以外の税収全体が大きく落ち込み、14兆円も税収が減っています。私たち日本共産党は消費税増税反対の一点において、市内の業者さんと懇談する取り組みを行っていますが、先日福井駅周辺で一件ずつお店を訪問させていただきました。どのお店の方も消費税の増税について「消費が鈍ることが本当に心配だ」との不安の声を口々におっしゃっていました。また、消費税を10%に増税されたらその分を価格に上乗せできますかと聞くと「できる」と答えたお店は1軒もありませんでした。
 社会保障の拡充のために使われず、庶民と中小企業の経営に重くのしかかり景気を後退させる、しかも税収の増収にもつながらない。このような消費税増税の実態を見れば到底、賛成できる政策ではないということは明らかです。
 私たち日本共産党は、このような消費税増税に反対し、社会保障の財源は大企業や富裕層への増税によってつくりだす。税本来のあり方、累進課税を徹底することこそ必要であると提案しています。
 福井市は中小企業のまちであり、市内の雇用も中小零細企業が支えています。福井市の経済を本気で応援しようと思うなら消費税増税にきっぱりと反対すべきではありませんか市長の見解を求めます。あわせて消費税が現在の5%から10%に増税された場合には福井市での増税額はいくらになるのかお答えください。
また、このような消費税増税と市民生活に密接にかかわる社会保障の削減が市民生活にどのような影響があると分析しておられるのか市長の見解を求めて私の質問を終わります。ご静聴ありがとうございました。

福井市議会、建設委員会「西口再開発ビル」の採決割れる

2012-03-06 16:01:19 | Weblog
●3月6日(火)
 この日は福井市議会の中では、めずらしいことがあった。
 建設委員会(福井市議会の建設・土木関係の予算がかかる委員会)の賛否が割れたのだ。いつもなら私たち日本共産党議員団だけが反対することが多いのだが、私以外に2人の委員が反対し、他3名が賛成、1人は「賛否は決められない」として退席した。

 理由は「西口再開発ビル」のプラネタリウムなどの計画について賛同しかねるという理由からです。

以下は、建設委員会での西口再開発ビルのプラネタリウムなどの計画についてのところの僕の質問内容と市の答弁についての要約です。

◇しょうじゅ
 市の予算では、24年度に西口再開発ビルをふくむ用地移転費用が28億円もの予算が計上されているが、私たちは市民の方から、プラネタリウムをふくむ、現在の市の計画は批判的なご意見をたくさんいただく。市は現在の計画が市民的な賛同を得ているとお考えですか?
◆コンパクトシティ推進室長(市)
 私たちは、再開発事務組合(再開発の土地の持ち主などの組合)では今の計画でやってくれとの意見をもらっている。賛同されていると思っています。
◇しょうじゅ
2月21日に市が行った地域住民への再開発計画変更の説明会では、プラネタリウムなどの計画について批判的なご意見が多かったと聞いたがどうですか?市民的な賛同を得ているという根拠はないんじゃないうですか?
◆コンパクトシティ推進室長(市)
 たしかにそうです・・・
◇しょうじゅ
 駅周辺の住民も賛同しているかどうかもわからない。市民的な賛同得ている根拠はない。そんな事業に数十億円も税金をつぎ込んでいいんですか?せめてアンケート調査をして市民の意見を聞くべきではありませんか?
◆副市長(市)
 アンケートを実施するつもりはありません・・・

・・・あまりにヒドイ。市民の意見を聞く気は全くない・・・
その後、他の委員からも反対意見が出た。
唯一、再開発計画に賛成意見を言った委員の意見は「市の計画をくつがえしたかったら市長にならないといけない。私は保守系だから現計画ですすめてもらってかまわない」となんだかわからない賛成意見・・・
 まぁ、ようは福井市議会として西口再開発ビルに積極的に賛成する理由はないということが明らかになった委員会だった。
 結果、採決は割れるという結果になった。
・・・市長の執行しようとする予算に「イイものはイイ☆」「ワルいものはワルい×」とちゃんとチェックするのが議会の役目である。私だって市民が「プラネタリウムつくってくれ~っ!☆!」って雰囲気があるなら反対しませんよ・・・。
 しかし、現在の状況で言うと、プラネタリウムなどの現在の計画で予算を通してしまう可能性が高い・・・
 なんとかならんかなぁ~と頭を悩まします^^;

子どもとチーズケーキづくり

2012-03-06 15:49:05 | Weblog
●3月6日(火)
 さて、また少し日記の更新があいてしまいました。
 議会の調査などで忙しくなってイッパイイッパイでした^^;
 申し訳ないm(_ _)m

●3月4日(日)
 この日は、 一日かけて、5、6日にある建設委員会の予算や議案の調査や質問する内容をつめていました。
 その合間にお昼に、新日本婦人の会の福井市支部の大会の来賓としてあいさつ。
 そのあいさつに出た時にチーズケーキの材料を買って、夕方に子どもといっしょにレアチーズケーキをつくりました。

自分も手伝った(最後に型に流し込むとこを手伝っただけですが・・・)ケーキを得意げにほうばるあかりです^^☆