福井市議会議員、「鈴木しょうじゅ」のふんとう日記

福井市議「鈴木しょうじゅ」です
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維新の会、橋下代表の発言に思う…自分への批判をマスコミになすりつけちゃ政治家失格だよ

2013-05-28 08:56:43 | Weblog
●5月28日(火)
 今日の予定は…
 午前:福井市議会の産業活性化委員会
 午後:生活相談と事務仕事
  夜:生活相談と事務仕事
   …という一日の予定です。

 さて、維新の会の橋下代表が慰安婦やアメリカ海兵隊の風俗利用の発言で釈明に追われていますね。一連の発言内容と釈明内容から感じるのはマスコミに責任転嫁する見苦しさに腹が立ち「政治家として失格だな」とさえ感じるほどです。


 13日に橋下代表が発言した内容と昨日の外国特派員協会での釈明文書との比較です。橋下さんは「マスコミの誤報」と責任転嫁するので、他にもいろいろなネットで発言内容が違っていないかを確認しました。

 さて、アメリカ海兵隊の風俗利用については発言を撤回・謝罪しましたが、慰安婦発言については「マスコミの誤報」だとしています。しかし、13日の発言に赤線をひいておきましたが「慰安婦制度ってものは必要なのは、誰だってわかるわけです」と発言しています。わざわざ「誰だってわかる」とまで言って必要だったことを強調している…これは誰が見ても「橋下さんは慰安婦を必要だったと容認している」ということがわかる発言です。誤報でも何でもありません。
 肝心の「慰安婦は必要だった」との発言の撤回謝罪は行わず、形だけは「慰安婦の方々の苦痛に思いをいたす」と言っても信じられるでしょうか…
 橋下さんと僕は、日本軍従軍慰安婦の問題について考え方はもちろん違うでしょう。
 しかし、政治家としての言動への批判を「マスコミの誤報にすり替える」というのはどの政治的立場から見ても「政治家失格」と言えるのではないでしょうか。

…橋下さんの慰安婦発言について、国会において安倍首相は「橋下代表の発言は間違っていると言えないのか」と質問され「立場が違う」として明確な答弁を逃げました。法務大臣である谷垣さんは「あの時代必要だったのだろう」とマスコミの答えています。橋下さんだけではない日本政治全体にかかわる歴史認識の問題なのです。

…世界の歴史認識について、第二次世界大戦後の戦後処理と第一次世界大戦後の戦後処理を比べると大きな発展があったことを故、加藤周一さんが講演で語っていたのを思い出します…
…第一次世界大戦と第二次世界大戦の戦後処理ををくらべると、第一次世界大戦の戦後処理はドイツに国民総生産の20倍にもなる途方もない賠償金を課すなど戦勝国側が好き勝手に戦後処理したことが第二次世界大戦へのキッカケを作った…そして戦災の規模は、何倍にも膨れ上がったこともさることながら、第一次世界大戦では死亡者数のほとんどが軍人であるのに対して、第二次世界大戦では死亡者の半数以上が民間人となり、悲惨さが段違いに増した…この筆舌に尽くしがたい悲惨な状況から、戦後処理や歴史認識を戦勝国の好き勝手にすすめることがいかに愚かであるかを人類は思い知った…だからこそ、第二次世界大戦の戦争犯罪は、それ以前に比べて厳しく裁かれることになった…悲惨な第二次世界大戦をへて、世界の歴史認識は「倫理」を重要視する時代に入っていったのです…

…橋下発言に代表される慰安婦問題への政治家の発言や歴史認識が、世界から批判されるのはこういう歴史の変遷からみれば当然であり、日本の政治家の歴史認識が古い時代のまま止まっているからではないでしょうか…

若手議員の会で原発視察/住民体育大会/新日本の婦人の会と市に要望/5.26日本共産党演説会

2013-05-22 02:09:04 | Weblog
●5月22日(水)
 もう、夜中の2時を回りましたが目が覚めてしまったので、こういう時こそブログの更新を…

 まずは、先週の金曜日にふくい若手議員の会と岐阜の若手議員の会の皆さんと一緒に、敦賀や美浜で原発の視察に行きました。
敦賀の原発ピーアール館での写真です。
 活断層の調査現場なども一緒に視察しました。

19日(日)は福井市内の多くで住民体育大会がありました。僕は地元の東安居小学校と実家のある鷹巣幼小中 学校の体育大会にあいさつ。鷹巣の方では幼馴染とも何人かあってとりとめのない会話…こういう会話がホッとしたりします。

写真は東安居の体育大会でみんなでラジオ体操

昨日21日(月)の午前中は新日本婦人の会のお姉さまたちと一緒に市に要望。

 子育て応援施策から福祉のこと、街路樹の剪定についてと要望項目は多岐にわたったのですが、僕として一番気になったのは、医療的なケアが必要な障害者の方を受け入れてくれる介護施設がなかなかないために困っている家族の方が声です。重い障害を抱えた旦那さんの介護を続けているお母さんが直接、市の担当者に思いをぶつけ、一緒に議論できました。「夫の介護は24時間体制で睡眠時間は2~3時間、精神的にも肉体的にも受け入れてくれる施設を家族が探す余裕がない…」など問題点や打開策についてかなり突っ込んだ議論ができ、要望が終わってからも市の担当者と個別の話し合いができてよかったです。
…医療的なケアがたくさん必要な障害者の方などは介護施設を利用することが非常に困難です。その最大の理由は医療的なケアをたくさん必要な利用者さんを受けると施設は赤字になったりタダ同然で受け入れなくてはならなくなるからです。
…①現状でも受け入れられる施設がどこであるかを担当課職員が熟知して、障害者世帯を訪問しながら一緒に相談していくなどのきめ細かい対応が必要であること②事態は深刻であり、市として取り組むべき課題とするためにも、医療的なケアがネックとなって施設利用ができない実態が市内にどれくらいあるのかを実態を把握する調査を行うことを僕からも提案した。
…担当課の課長さんはかなり勉強していただいてるようで、施設の受け入れの難しさと家族の困難さの両方をかなり肌で感じてくださっているようでした…僕が「市長がこういうとこにこそ独自に予算付けてくれれば気が楽なんですけどね^^;」と言ったら苦笑いしていました^^;

 さて、最後はお知らせです
こんどの日曜日、26日のお昼2時から、福井市文化会館にて日本共産党演説会があります

ぜひ、みなさん来てください><☆

福井健康福祉センター視察、ヨウ素剤を確認/生活相談後援会(ふきのとうの会)…

2013-05-14 08:30:33 | Weblog
●5月14日(火)
 今日の予定は、
 午前:議会報告のビラづくり
 午後:議会報告のビラづくり
  夜:地域の党員の方と訪問行動
    …という一日になりそうです。

 さて、5月も中旬になってしまいました…
 先週の振り返りのブログです

 先週もいろいろとあったのですが10日(金)の午前中に福井県の福井健康福祉センターに視察に行ってきました。健康福祉サンターの事業説明を受けるとともに、原子力防災で重要なヨウ素剤の保管状況を確認に行きました。
 毛矢の福祉センターの一室の壁には段ボールが積まれており、40歳以下の福井市民に相当する12万人分のヨウ素剤が積まれていました。

ヨウ素剤の詰まった段ボールを前に

段ボールの中身はヨウ素剤がぎっしり、中身もちゃんと確認
 乳幼児も飲めるように、粉上のヨウ素剤とヨウ素剤を混ぜるシロップも常備してありました。
 購入費用は約300万円だったそうです。

 12日(日)のお昼には、加茂河原の僕の事務所で、僕が生活相談にかかわった方々でつくる後援会「ふきのとうの会」の総会。約30人が参加して狭い事務所はぎっしり^^;

 議員になってから、道路の修繕をはじめ、借金、税金、生活保護、家庭内暴力…ヤクザをやめるのを手伝ってほしい…などなど、いろいろな相談に乗ってきましたがそうやって市民の苦しさを分かち合ってきたことが、僕を議員としても人間としても成長させてくれました。生活相談にかかわってきた方々の多くが僕の
 山田かずおさんにもあいさつをしてもらい、市民の生活の苦しさに応えることこそ政治の務めだと力強く訴えてくれました。

 今週は議会報告のチラシづくりに忙しい><;

5月3日は憲法記念日…その日に考える96条/4日は愛娘の誕生日☆

2013-05-05 15:30:04 | Weblog
●5月5日(日)
 今日は…
 午前:は地域の党員の方と支持者の方に電話がけ
 午後:事務仕事
  夜:実家でゆっくりする
   …予定です。

 さて、ゴールデンウィークも活動の毎日が続きます。少し振り返りを…
 さて、みなさん5月3日はどのように過ごされていたでしょうか?
 僕はというと…
 午前:は山田かずおさんとともに街頭宣伝

 午後:憲法集会の講演会に参加、長峰信彦愛知大学准教授の講演を聞き…

    その後、憲法守れのデモに参加

  夜:毎週金曜日の県庁前の脱原発行動に参加☆


 今日は20人くらいで、GWだからということもあり、いつもより参加者は少なかったが、旅行者の皆さんにアピールできたでしょうか^^☆

 さて、憲法記念日のことを書いたので、少し憲法改正について書きたいと思います。

 上の表は、各国の憲法改正の条件を書いたものです。日本(衆・参議院の2/3以上の国会議員の賛成)という会見のハードルが決して高くないことが解っていただけると思います。
 各国は厳しいハードルの上においてでも、第二次世界大戦後フランスは20回以上、アメリカも数回の憲法改正を行いました。日本は同じような条件でも改正しなかったのはそれだけ日本の憲法が時代を超えて通用する優秀な憲法であったことと同時に、「憲法を変えようとする人たち」の「変えたい内容」が「国民から賛同されない内容」であったからです。
 今回、憲法を変えることができない人たちは、そのいら立ちから「96条のハードルが高すぎるから憲法を変えられないんだ」と責任転嫁の議論をしています。そもそも、厳しいハードルの中でも国民の理解を得ながら憲法を変えてきた世界各国とはあまりにかけ離れています。
 日本国憲法をはじめ、世界各国の憲法の改正はなぜ厳しいハードルがもうけられているのか?
 それは、「国民の世論が時の政治家や権力者の暴走を食い止める」最後のよりどころとして「憲法というルールが存在」しているからです。
 人類の長い歴史を降り逢えれば、権力者の暴走が、その国の悲惨な歴史を何度と繰り返してきました。しかし、その繰り返しの中で「憲法というルールで、国民が権力者の暴走を食い止める」という仕組みにたどりついたのです。これを立憲主義と言うそうです。
 安倍首相や維新の会は「96条改正」を声高に言います。それは権力者や政治家の暴走ではないのか?
 
 憲法12条にはこうあります「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない…」私たちは憲法という権力者の暴走を止めるためのルールを守るために「不断の努力」をしてきたでしょうか…
 権力者の暴走を冷静に見つめ、それとたたかう人であらなければと思いを強くする5月3日でした…。


…おまけ…

娘のあかりが6歳の誕生日。あなたに戦争放棄、表現の自由、人間らしい生存権がちゃんと書いて保証している日本国憲法を残してあげられるように…お父さんはがんばります><☆