●5月28日(火)
今日の予定は…
午前:福井市議会の産業活性化委員会
午後:生活相談と事務仕事
夜:生活相談と事務仕事
…という一日の予定です。
さて、維新の会の橋下代表が慰安婦やアメリカ海兵隊の風俗利用の発言で釈明に追われていますね。一連の発言内容と釈明内容から感じるのはマスコミに責任転嫁する見苦しさに腹が立ち「政治家として失格だな」とさえ感じるほどです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/bc/ee7331b680f0a5a90d1109c59f22e5f6.jpg)
13日に橋下代表が発言した内容と昨日の外国特派員協会での釈明文書との比較です。橋下さんは「マスコミの誤報」と責任転嫁するので、他にもいろいろなネットで発言内容が違っていないかを確認しました。
さて、アメリカ海兵隊の風俗利用については発言を撤回・謝罪しましたが、慰安婦発言については「マスコミの誤報」だとしています。しかし、13日の発言に赤線をひいておきましたが「慰安婦制度ってものは必要なのは、誰だってわかるわけです」と発言しています。わざわざ「誰だってわかる」とまで言って必要だったことを強調している…これは誰が見ても「橋下さんは慰安婦を必要だったと容認している」ということがわかる発言です。誤報でも何でもありません。
肝心の「慰安婦は必要だった」との発言の撤回謝罪は行わず、形だけは「慰安婦の方々の苦痛に思いをいたす」と言っても信じられるでしょうか…
橋下さんと僕は、日本軍従軍慰安婦の問題について考え方はもちろん違うでしょう。
しかし、政治家としての言動への批判を「マスコミの誤報にすり替える」というのはどの政治的立場から見ても「政治家失格」と言えるのではないでしょうか。
…橋下さんの慰安婦発言について、国会において安倍首相は「橋下代表の発言は間違っていると言えないのか」と質問され「立場が違う」として明確な答弁を逃げました。法務大臣である谷垣さんは「あの時代必要だったのだろう」とマスコミの答えています。橋下さんだけではない日本政治全体にかかわる歴史認識の問題なのです。
…世界の歴史認識について、第二次世界大戦後の戦後処理と第一次世界大戦後の戦後処理を比べると大きな発展があったことを故、加藤周一さんが講演で語っていたのを思い出します…
…第一次世界大戦と第二次世界大戦の戦後処理ををくらべると、第一次世界大戦の戦後処理はドイツに国民総生産の20倍にもなる途方もない賠償金を課すなど戦勝国側が好き勝手に戦後処理したことが第二次世界大戦へのキッカケを作った…そして戦災の規模は、何倍にも膨れ上がったこともさることながら、第一次世界大戦では死亡者数のほとんどが軍人であるのに対して、第二次世界大戦では死亡者の半数以上が民間人となり、悲惨さが段違いに増した…この筆舌に尽くしがたい悲惨な状況から、戦後処理や歴史認識を戦勝国の好き勝手にすすめることがいかに愚かであるかを人類は思い知った…だからこそ、第二次世界大戦の戦争犯罪は、それ以前に比べて厳しく裁かれることになった…悲惨な第二次世界大戦をへて、世界の歴史認識は「倫理」を重要視する時代に入っていったのです…
…橋下発言に代表される慰安婦問題への政治家の発言や歴史認識が、世界から批判されるのはこういう歴史の変遷からみれば当然であり、日本の政治家の歴史認識が古い時代のまま止まっているからではないでしょうか…
今日の予定は…
午前:福井市議会の産業活性化委員会
午後:生活相談と事務仕事
夜:生活相談と事務仕事
…という一日の予定です。
さて、維新の会の橋下代表が慰安婦やアメリカ海兵隊の風俗利用の発言で釈明に追われていますね。一連の発言内容と釈明内容から感じるのはマスコミに責任転嫁する見苦しさに腹が立ち「政治家として失格だな」とさえ感じるほどです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/bc/ee7331b680f0a5a90d1109c59f22e5f6.jpg)
13日に橋下代表が発言した内容と昨日の外国特派員協会での釈明文書との比較です。橋下さんは「マスコミの誤報」と責任転嫁するので、他にもいろいろなネットで発言内容が違っていないかを確認しました。
さて、アメリカ海兵隊の風俗利用については発言を撤回・謝罪しましたが、慰安婦発言については「マスコミの誤報」だとしています。しかし、13日の発言に赤線をひいておきましたが「慰安婦制度ってものは必要なのは、誰だってわかるわけです」と発言しています。わざわざ「誰だってわかる」とまで言って必要だったことを強調している…これは誰が見ても「橋下さんは慰安婦を必要だったと容認している」ということがわかる発言です。誤報でも何でもありません。
肝心の「慰安婦は必要だった」との発言の撤回謝罪は行わず、形だけは「慰安婦の方々の苦痛に思いをいたす」と言っても信じられるでしょうか…
橋下さんと僕は、日本軍従軍慰安婦の問題について考え方はもちろん違うでしょう。
しかし、政治家としての言動への批判を「マスコミの誤報にすり替える」というのはどの政治的立場から見ても「政治家失格」と言えるのではないでしょうか。
…橋下さんの慰安婦発言について、国会において安倍首相は「橋下代表の発言は間違っていると言えないのか」と質問され「立場が違う」として明確な答弁を逃げました。法務大臣である谷垣さんは「あの時代必要だったのだろう」とマスコミの答えています。橋下さんだけではない日本政治全体にかかわる歴史認識の問題なのです。
…世界の歴史認識について、第二次世界大戦後の戦後処理と第一次世界大戦後の戦後処理を比べると大きな発展があったことを故、加藤周一さんが講演で語っていたのを思い出します…
…第一次世界大戦と第二次世界大戦の戦後処理ををくらべると、第一次世界大戦の戦後処理はドイツに国民総生産の20倍にもなる途方もない賠償金を課すなど戦勝国側が好き勝手に戦後処理したことが第二次世界大戦へのキッカケを作った…そして戦災の規模は、何倍にも膨れ上がったこともさることながら、第一次世界大戦では死亡者数のほとんどが軍人であるのに対して、第二次世界大戦では死亡者の半数以上が民間人となり、悲惨さが段違いに増した…この筆舌に尽くしがたい悲惨な状況から、戦後処理や歴史認識を戦勝国の好き勝手にすすめることがいかに愚かであるかを人類は思い知った…だからこそ、第二次世界大戦の戦争犯罪は、それ以前に比べて厳しく裁かれることになった…悲惨な第二次世界大戦をへて、世界の歴史認識は「倫理」を重要視する時代に入っていったのです…
…橋下発言に代表される慰安婦問題への政治家の発言や歴史認識が、世界から批判されるのはこういう歴史の変遷からみれば当然であり、日本の政治家の歴史認識が古い時代のまま止まっているからではないでしょうか…