●9月24日(水)
一日遅れの更新すいませんm(_ _)m
さて、昨日、福井市の9月議会が終了しました。
最終日にかかった5件の請願や陳情の、5件全てに賛成すると、他の会派の議員が「あれ?共産党さんは全部賛成するの?共産党なのに?」と…
…今回かかった請願や陳情は「国の地域医療への支援を強める」「地方自治体の財源を確保する」など市民の生活や命に必要な内容だったので全て賛成した。
…しかし、「共産党は反対ばっかりする」と思われているのは、日本共産党員として本当に心外です><!
僕たちは、議案の一つ一つを精査して、「市民のためになるかならないか?」を調査した上で賛成・反対を決めています。ちなみに市が提案してくる議案のうち7割以上は賛成しています。反対する議案のほうが少ないんです。
ところで、議会最終日、僕や西村きみ子さんが訴えた賛成討論に対して、他会派の議員からも拍手があった。僕の討論には「よしっ」の掛け声も。…共産党が主催する演説会などで「よしっ」の掛け声がかかったことはあるが、市議会で他会派の議員から掛け声がかかるのは初めてだ。
議会終了後に西村さんと二人で「今日は議会の雰囲気少し違ったね。討論を訴えやすかった」「情勢変わってきてるねー」などと感想を言い合っていると、市長が議会終了の挨拶に来た。市長は「共産党さんが5件全部賛成すると、なんだか調子が狂っちゃう」と笑いながら言っていた。(この人もカン違いしている人の一人だったか…^^;)
何はともあれ、議会の雰囲気が変わってきている。
国の政策への批判を堂々と地方議会で行う僕たちに対して、他の会派の議員が「共産党、もっとやってくれ!」という無言の訴えを感じるときがあるのだ。そういう時はすぐわかる。討論している途中に顔を上げると目があっても目をそむけずにいる議員。うなずいている議員。そんな議員が6月の議会より増えたのだ。
さぁ、この情勢をどこまで泳げるか?それは僕たちのがんばり次第だ。やるっきゃないぞいな!
最終日で僕が読んだ賛成討論をのせておきます。よかったら読んでください^^。
[市会案第15号 地域医療への支援を求める意見書についての賛成討論]
鈴木 正樹
日本共産党議員団の鈴木正樹です。私はただ今討論の対象となっております「市会案第15号、地域医療への支援を求める意見書」について賛成の立場から討論を行います。
国が進める構造改革のひとつの柱である社会保障費の削減路線は、自治体ごとに病院のベッド数削減を競わせる地域医療計画や、医学部の定員削減を進め、意図的に医師の数を減らすなど、国民の命をかえりみない医療計画となって具体化されてきました。
その結果、この福井市でも療養病床の廃止により、病院から半ば無理やりな退院を迫られたものの、医療的な処置が必要なため介護施設の入所を断られ、結果、行き場を失う患者さんが大勢います。また、福井総合病院でも小児科の医師の確保ができず、出産ができなくなるなど、この福井市でも必要な医療が受けられないという情況が広がりつつあります。
意見書は「現在の公立病院改革プランでは、コスト削減を優先させた策定作業を国自らが指導している」ことを批判しています。公立病院改革の国の指導ガイドラインを見てみますと公立病院の果たす役割を僻地医療や小児救急など採算性の取れない特殊な部門であるということを認めているものの、独立採算制と経営の効率化を非常に強く押し出した内容となっています。公立病院への一般会計からの繰り出しを制限し、将来は「経常黒字」達成を目指させることとしています。このような採算性のみを重視した医療制度の改悪が僻地医療や小児救急を崩壊させ、地域医療を破壊してきたことに対する反省が国には、全く見られません。
また、意見書では十分な医療財源の確保を求めていることは非常に重要であると私は考えます。このような地域医療を崩壊させる医療計画の大本には毎年2200億円の社会保障費を削減するという構造改革路線があり、この方針を転換させ、社会保障に十分な財源を用意するということ抜きにこの問題の解決はありえないからです。
意見書にもあるように政府与党は5つの安心プランの中に地域医療体制の強化を盛り込み、2009年度から医学部の定員増を行うなど、地域の声に押されて医師確保の問題では一定の見直しを行いました。しかし、国はその根本にある社会保障費の削減路線を崩していません。この間、政府与党は国民には毎年2200億円の社会保障費削減を押し付けながら、米軍への思いやり予算は2500億円にものぼり、思いやる方向が間違っているといわざるを得ません。また、大企業や大金持ち減税を元に戻せば社会保障の財源は豊富に生まれてきます。
意見書にもあるように、地域医療は、その地域住民の生命にかかわることです。そのもっとも大切な問題をコスト削減優先で進めようとする国の姿勢を根本的に改めることが今、求められています。
この意見書が、国の現場を見ようとしない医療政策の見直しと、地域住民の命を守る。その一助になることを願って、日本共産党議員団を代表しての賛成討論を終わります。
一日遅れの更新すいませんm(_ _)m
さて、昨日、福井市の9月議会が終了しました。
最終日にかかった5件の請願や陳情の、5件全てに賛成すると、他の会派の議員が「あれ?共産党さんは全部賛成するの?共産党なのに?」と…
…今回かかった請願や陳情は「国の地域医療への支援を強める」「地方自治体の財源を確保する」など市民の生活や命に必要な内容だったので全て賛成した。
…しかし、「共産党は反対ばっかりする」と思われているのは、日本共産党員として本当に心外です><!
僕たちは、議案の一つ一つを精査して、「市民のためになるかならないか?」を調査した上で賛成・反対を決めています。ちなみに市が提案してくる議案のうち7割以上は賛成しています。反対する議案のほうが少ないんです。
ところで、議会最終日、僕や西村きみ子さんが訴えた賛成討論に対して、他会派の議員からも拍手があった。僕の討論には「よしっ」の掛け声も。…共産党が主催する演説会などで「よしっ」の掛け声がかかったことはあるが、市議会で他会派の議員から掛け声がかかるのは初めてだ。
議会終了後に西村さんと二人で「今日は議会の雰囲気少し違ったね。討論を訴えやすかった」「情勢変わってきてるねー」などと感想を言い合っていると、市長が議会終了の挨拶に来た。市長は「共産党さんが5件全部賛成すると、なんだか調子が狂っちゃう」と笑いながら言っていた。(この人もカン違いしている人の一人だったか…^^;)
何はともあれ、議会の雰囲気が変わってきている。
国の政策への批判を堂々と地方議会で行う僕たちに対して、他の会派の議員が「共産党、もっとやってくれ!」という無言の訴えを感じるときがあるのだ。そういう時はすぐわかる。討論している途中に顔を上げると目があっても目をそむけずにいる議員。うなずいている議員。そんな議員が6月の議会より増えたのだ。
さぁ、この情勢をどこまで泳げるか?それは僕たちのがんばり次第だ。やるっきゃないぞいな!
最終日で僕が読んだ賛成討論をのせておきます。よかったら読んでください^^。
[市会案第15号 地域医療への支援を求める意見書についての賛成討論]
鈴木 正樹
日本共産党議員団の鈴木正樹です。私はただ今討論の対象となっております「市会案第15号、地域医療への支援を求める意見書」について賛成の立場から討論を行います。
国が進める構造改革のひとつの柱である社会保障費の削減路線は、自治体ごとに病院のベッド数削減を競わせる地域医療計画や、医学部の定員削減を進め、意図的に医師の数を減らすなど、国民の命をかえりみない医療計画となって具体化されてきました。
その結果、この福井市でも療養病床の廃止により、病院から半ば無理やりな退院を迫られたものの、医療的な処置が必要なため介護施設の入所を断られ、結果、行き場を失う患者さんが大勢います。また、福井総合病院でも小児科の医師の確保ができず、出産ができなくなるなど、この福井市でも必要な医療が受けられないという情況が広がりつつあります。
意見書は「現在の公立病院改革プランでは、コスト削減を優先させた策定作業を国自らが指導している」ことを批判しています。公立病院改革の国の指導ガイドラインを見てみますと公立病院の果たす役割を僻地医療や小児救急など採算性の取れない特殊な部門であるということを認めているものの、独立採算制と経営の効率化を非常に強く押し出した内容となっています。公立病院への一般会計からの繰り出しを制限し、将来は「経常黒字」達成を目指させることとしています。このような採算性のみを重視した医療制度の改悪が僻地医療や小児救急を崩壊させ、地域医療を破壊してきたことに対する反省が国には、全く見られません。
また、意見書では十分な医療財源の確保を求めていることは非常に重要であると私は考えます。このような地域医療を崩壊させる医療計画の大本には毎年2200億円の社会保障費を削減するという構造改革路線があり、この方針を転換させ、社会保障に十分な財源を用意するということ抜きにこの問題の解決はありえないからです。
意見書にもあるように政府与党は5つの安心プランの中に地域医療体制の強化を盛り込み、2009年度から医学部の定員増を行うなど、地域の声に押されて医師確保の問題では一定の見直しを行いました。しかし、国はその根本にある社会保障費の削減路線を崩していません。この間、政府与党は国民には毎年2200億円の社会保障費削減を押し付けながら、米軍への思いやり予算は2500億円にものぼり、思いやる方向が間違っているといわざるを得ません。また、大企業や大金持ち減税を元に戻せば社会保障の財源は豊富に生まれてきます。
意見書にもあるように、地域医療は、その地域住民の生命にかかわることです。そのもっとも大切な問題をコスト削減優先で進めようとする国の姿勢を根本的に改めることが今、求められています。
この意見書が、国の現場を見ようとしない医療政策の見直しと、地域住民の命を守る。その一助になることを願って、日本共産党議員団を代表しての賛成討論を終わります。