福井市議会議員、「鈴木しょうじゅ」のふんとう日記

福井市議「鈴木しょうじゅ」です
生活相談℡0776-27-3800かshouju_suzuki@yahoo.co.jp

9月議会終了、「アレ?ナンか違うゾ」

2008-09-25 23:13:30 | Weblog
●9月24日(水)
 一日遅れの更新すいませんm(_ _)m
 さて、昨日、福井市の9月議会が終了しました。
 最終日にかかった5件の請願や陳情の、5件全てに賛成すると、他の会派の議員が「あれ?共産党さんは全部賛成するの?共産党なのに?」と…
 …今回かかった請願や陳情は「国の地域医療への支援を強める」「地方自治体の財源を確保する」など市民の生活や命に必要な内容だったので全て賛成した。
 …しかし、「共産党は反対ばっかりする」と思われているのは、日本共産党員として本当に心外です><!
僕たちは、議案の一つ一つを精査して、「市民のためになるかならないか?」を調査した上で賛成・反対を決めています。ちなみに市が提案してくる議案のうち7割以上は賛成しています。反対する議案のほうが少ないんです。

 ところで、議会最終日、僕や西村きみ子さんが訴えた賛成討論に対して、他会派の議員からも拍手があった。僕の討論には「よしっ」の掛け声も。…共産党が主催する演説会などで「よしっ」の掛け声がかかったことはあるが、市議会で他会派の議員から掛け声がかかるのは初めてだ。
 議会終了後に西村さんと二人で「今日は議会の雰囲気少し違ったね。討論を訴えやすかった」「情勢変わってきてるねー」などと感想を言い合っていると、市長が議会終了の挨拶に来た。市長は「共産党さんが5件全部賛成すると、なんだか調子が狂っちゃう」と笑いながら言っていた。(この人もカン違いしている人の一人だったか…^^;)

 何はともあれ、議会の雰囲気が変わってきている。
国の政策への批判を堂々と地方議会で行う僕たちに対して、他の会派の議員が「共産党、もっとやってくれ!」という無言の訴えを感じるときがあるのだ。そういう時はすぐわかる。討論している途中に顔を上げると目があっても目をそむけずにいる議員。うなずいている議員。そんな議員が6月の議会より増えたのだ。

 さぁ、この情勢をどこまで泳げるか?それは僕たちのがんばり次第だ。やるっきゃないぞいな!

 最終日で僕が読んだ賛成討論をのせておきます。よかったら読んでください^^。

[市会案第15号 地域医療への支援を求める意見書についての賛成討論]
鈴木 正樹

 日本共産党議員団の鈴木正樹です。私はただ今討論の対象となっております「市会案第15号、地域医療への支援を求める意見書」について賛成の立場から討論を行います。
 国が進める構造改革のひとつの柱である社会保障費の削減路線は、自治体ごとに病院のベッド数削減を競わせる地域医療計画や、医学部の定員削減を進め、意図的に医師の数を減らすなど、国民の命をかえりみない医療計画となって具体化されてきました。
その結果、この福井市でも療養病床の廃止により、病院から半ば無理やりな退院を迫られたものの、医療的な処置が必要なため介護施設の入所を断られ、結果、行き場を失う患者さんが大勢います。また、福井総合病院でも小児科の医師の確保ができず、出産ができなくなるなど、この福井市でも必要な医療が受けられないという情況が広がりつつあります。
意見書は「現在の公立病院改革プランでは、コスト削減を優先させた策定作業を国自らが指導している」ことを批判しています。公立病院改革の国の指導ガイドラインを見てみますと公立病院の果たす役割を僻地医療や小児救急など採算性の取れない特殊な部門であるということを認めているものの、独立採算制と経営の効率化を非常に強く押し出した内容となっています。公立病院への一般会計からの繰り出しを制限し、将来は「経常黒字」達成を目指させることとしています。このような採算性のみを重視した医療制度の改悪が僻地医療や小児救急を崩壊させ、地域医療を破壊してきたことに対する反省が国には、全く見られません。
また、意見書では十分な医療財源の確保を求めていることは非常に重要であると私は考えます。このような地域医療を崩壊させる医療計画の大本には毎年2200億円の社会保障費を削減するという構造改革路線があり、この方針を転換させ、社会保障に十分な財源を用意するということ抜きにこの問題の解決はありえないからです。
意見書にもあるように政府与党は5つの安心プランの中に地域医療体制の強化を盛り込み、2009年度から医学部の定員増を行うなど、地域の声に押されて医師確保の問題では一定の見直しを行いました。しかし、国はその根本にある社会保障費の削減路線を崩していません。この間、政府与党は国民には毎年2200億円の社会保障費削減を押し付けながら、米軍への思いやり予算は2500億円にものぼり、思いやる方向が間違っているといわざるを得ません。また、大企業や大金持ち減税を元に戻せば社会保障の財源は豊富に生まれてきます。
 意見書にもあるように、地域医療は、その地域住民の生命にかかわることです。そのもっとも大切な問題をコスト削減優先で進めようとする国の姿勢を根本的に改めることが今、求められています。
この意見書が、国の現場を見ようとしない医療政策の見直しと、地域住民の命を守る。その一助になることを願って、日本共産党議員団を代表しての賛成討論を終わります。

後期高齢者医療制度廃止!?単なる選挙対策で終わらせないゾ!

2008-09-20 23:06:16 | Weblog
●9月20日(土)
 枡添構成労働大臣が「後期高齢者医療制度の廃止」を言い出したらしい。選挙前であることも考えれば、後期高齢者医療制度への国民の怒りを少しでもやわらげたいという意図もあるのだろう。
 しかし、選挙対策だとしても、政府与党が「一度始めてしまった制度を、廃止を言い出す」ということは「ほとんど例がない」。今まで、消費税だって、実施される前までは「反対の声」が多く上がった。しかし、一度実施されてしまうと「反対の声」は下火になってしまっていた。
 しかし、後期高齢者医療制度への「怒りの声」はいまだに衰えることがない。毎日の地域訪問の中でも感じるのだが、テレビで余り報道されなくなった今でも、「後期高齢者医療制度を廃止を求める署名」の協力を断る方が少ないのだ。

 「国民の怒りの声」が枡添さん自らは「論理的で細密な制度」と褒め称える後期高齢者医療制度(僕は「お年寄りイジメの制度」としか思わないが)を廃止を言い出す状況に追い込んだ。
 次はこの廃止の流れを「単なる選挙対策」で終わらせず、国民の目線に立った見直しをさせるためにがんばりたい!

 さて、今日は
午前中はいろいろと情報収集。
午後はアオッサ前で街頭宣伝。
夜は、地域支部の方といっしょに訪問行動。
訪問先では「暮らしが苦しさ」やとともに日本共産党にがんばって欲しいという声も聞かれた。
よっしゃ!やるぞぃ!

子どもと一日☆

2008-09-14 22:04:55 | Weblog
今日は、カミさんが一日仕事なので、一日娘のあかりと一緒。最近、狭いアパートでは物足りなくなり、すぐに「あっち、あっち」とドアを指差して「早く、外に遊びに行きたいよぉ」と意思表示する。
 今日は4回も外に出かけることに^^;
 写真は、家の近くの公園での一枚。われながらよく撮れた^^

 親バカだが、かわいい。あかりがかわいくてしょうがないのだ…^^;☆

 夜は、カミサンと子守をバトンタッチして地域訪問行動。

明日、一般質問です!

2008-09-09 16:59:44 | Weblog
●9月9日(火)
 明日の朝一番に一般質問です。

 明日の朝10:00~が僕の質問です。よかったら見てくださいね^^☆
 (一般質問は福井ケーブルテレビ(FCTV)で同時中継されます。また、土曜日の17:00~と日曜の17:00~再放送されます)

 ※僕の質問項目
  1.原油価格高騰の問題について
  2.国の社会保障削減路線と後期高齢者医療制度について
  3.国民健康保険事業について
  4.小中学校の修学旅行企画料金について
  5.雇用促進住宅の廃止問題について

 がんばるぞい!

生活相談の現場から

2008-09-08 00:04:48 | Weblog
●9月7日(日)
 今日は午前中は一般質問の原稿づくり。明日の朝に提出なので、がんばらないと^^;

 昼からの会議を前に、急に携帯電話に着信。生活相談の電話だ。
 70代の夫婦の奥さんからの電話。
 「うちの旦那が、将来の不安から食事もろくに喉を通らない。相談に乗ってほしい」とのこと。これはほっておけないと思い、昼飯を返上して生活相談に向かう。
 話を聞くと、70代の夫婦は年金収入はなし。旦那さんは75歳を過ぎてなお週4日清掃の仕事をしており、その収入のみ(月収9万円)で夫婦二人がくらしている。
旦那さんは「この歳で仕事を休んだら、クビになってしまう。だから歯を食いしばって耐えてきたが、最近、体の疲れがとれない。このまま仕事が続けられなくなったらどうやって生きていこうかと考えたら、たまらない気持ちになった…」目に涙を浮かべながら、とつとつと悩みを語っていただいた。
実は、この夫婦の生活の苦しさは、一ヶ月ほど前から奥さんから聞いていた。その時に生活保護の話をすると奥さんは、
「旦那は75歳を過ぎたとはいえ男だから、生活保護を受けてくれと私が話しても聞いてくれないだろう、この話はなかったことにしてくれ」とのことだった。「何かあったときは、すぐに電話をして欲しい」と頼んでおいたのだが、一ヵ月後の今日、電話がかかってきたというわけだ。
悩みを聞いた後、旦那さんに、生活保護のこと、そして奥さんから電話があったことを伝えた。旦那さんの目から溜めたままだった涙がぽろぽろとこぼれた
「お前に、そんな想いをさせていたとは…。すまなかった…」

その後、生活保護の制度のことをいろいろと詳しく説明すると旦那さんは
「わかりました。生活保護の申請をします」と晴れやかな顔で答えた。
「いつ申請に行きますか?」と僕が言うと
「いや、本当に大変になったら生活保護が受けれるんだよな。だったら、今の仕事をカラダが続くまでやってみようと思う」とさっぱりとした顔で答えた。

「本当にどうしようもなくなったら国や市町村の制度で助かる道がある」という確信が「75歳を越えた旦那さんに、もうひとがんばりしてみよう!」という気持ちを奮い起こさせたのである。
社会保障とは、かくあるべきだと感じた一瞬だ。
「将来の安心がある」から「今をがんばれる」のだ。将来が不安なままで今をがんばれというのは単なる無責任でしかない。

小泉元首相は「将来の安心の具体的な約束はしない」ままに「痛み」を押し付けていった。小泉さんが切り開いた「傷口と痛み」はその後の内閣、阿部さんや福田さんのときには「大量出血と激痛」となって国民の生活を傷つけている。

 「…そんな傷を、しっかり縫い合わせようとがんばりたいんだ」

社会保障は弱者救済ではない。「安心」という希望で「未来」への活力を引き出すことである。その予算を削減する人たちは、社会保障=弱者救済という次元でしか見ていないのではないか?だからこそ「非合理的で、効率の悪いもの」ととらえるのではないか?…そんな単純なものではないと生活相談の現場から日々感じる。

政府与党と対極にいる日本共産党の議員だから、ある意味、いろいろな人の生活の苦しさと日々向き合うことになる。(ナゼかわからないが、生活の深刻な問題を日本共産党に相談するといいというクチコミで広がっているようだ^^;)
「借金」「自己破産」「税金が払えない」「生活保護をとって欲しい」「病院を追い出された」「お金がなくて、介護を受けられない」…
あげればキリがないくらしの苦しさの中で、「キラリと光る希望」を見つけ出せる瞬間がある。そんな瞬間を75歳を越えた旦那さんに見せてもらった。
「つらくなったら、すぐ言ってくださいよー^^」と笑って、生活相談を後にする。
「日本共産党の議員しててよかったなぁ」と素直に思える瞬間だ。

その後、会議に参加、

夜は「しんぶん赤旗」の購読をお勧めに地域訪問。

家に帰れば、22時を過ぎている。
「なかなか休めないなー、だから日本共産党の議員はイヤなんだよー^^;」

福田首相の辞任に想う

2008-09-04 00:06:22 | Weblog
●9月3日(水)
 9月1日、夜遅くに終わった会議の後帰宅してテレビをつけると、どアップの福田さんの顔と右上には「福田首相辞任」の文字…一瞬「えっ!」と思ってしまった。
 印象的だったのは最後の記者の
記者  「福田総理の会見が、国民にはひとごとのように聞こえる…」
福田総理「…私は自分のことを客観的に見ることができるんです。あなたとは違うんです。」

「えっ!そんな返答でいいの?子どもの口げんかじゃないぞー」と思ってしまった。

記者は「国民生活の問題に対して、福田さんの親身さや、本気の思いを感じなかった」という趣旨の質問をした。その質問に対して、真摯に向き合わずに「自分を客観的に見ることができる。あなたとは違う」というまったく質問の趣旨をとらえようとしない答弁。
「あぁ、そうか。この人は国民の声としっかり向き合うつもりがなかったんだ…」と痛感した。
そんな人間を国の政治を握る総理大臣にした自民党の議員さんたちも罪も重い。
自民党の数百人の国会議員が「国民の声としっかり向き合えない人間」を総理大臣に選んだのだ。許されることではない。
本当に国民のことを考えて政治家しているなら、あんな人に投票できなかったはずだ。
「政治のやり方がマトモじゃないよ」と思う。

 「こんな政治を変えたい」
そう想うのは僕だけではないはずだ。そんな想いを「確かに政治を変える力にしたい」という想いを新たにする。

しかし、「…解散総選挙が早まったことは間違いない。下手すると来月が解散総選挙だ。うーん、忙しくなりそうだ(ToT)」