福井市議会議員、「鈴木しょうじゅ」のふんとう日記

福井市議「鈴木しょうじゅ」です
生活相談℡0776-27-3800かshouju_suzuki@yahoo.co.jp

地域訪問と保育の署名行動…味のしみた大根で終わる一日

2009-03-29 00:07:14 | Weblog
●28日(土)
 今日は、午前中はしんぶん赤旗の集金をしながら地域訪問。
集金していた先で訪問先で「市議会議員になっても、こんな集金とかせなあかんの!?」と言われ「集金しているといろんなみなさんの意見が聞けるし、こういう細かい仕事もちゃんとするから議会でもがんばれるんです」と答えると「あんたらみたいな人にがんばってもらわないとダメなんですよ。ホント、がんばってくださいよ!」と激励を受けた。…身が引き締まる><☆

 お昼は、13:00~「保育をよくする会」のAOSSA前での署名行動に参加。「子ども達のことだから…」と思ったより署名してくれる人が多くてびっくり!これからも集めて「子ども達の保育」に「格差を持ち込む保育民営化」を止めるためにがんばりたい。写真は署名行動中に撮ったもの。
 
その後、少し事務作業。

 夕方まで一休みして、18:30過ぎから、また地域訪問行動。「朝、街頭に立ってるの見ましたよ!がんばって!」と署名に協力してくれた後、後援会員になってくれた方もいました^^☆

 さて、自宅に帰って子どもを寝かしつけてからカミさんと晩ごはん^^。大根と鶏肉の煮物が大根に味がしみて、なかなか上手にできていた。確かにおいしかったが、カミさんは自画自賛…。

19日(木)~22日(日)をまとめて更新

2009-03-22 22:44:06 | Weblog
さて、最近の活動の主なものを更新
●19日(木)
 午前中は、市内の橋の下で暮らしていたホームレスの方の4人の生活保護の申請。かねもと幸枝さんとさとう正雄副委員長、西村たかじさんとともに、申請に立ち会った。
 年齢は60代~70代、「娘に人並みの結婚式を挙げてやりたくて、家や財産を売り、結婚資金を作った。その後、住み込みの仕事を転々としたが、仕事がなくなってこんなことになった」「期限切れのコンビに弁当を拾ってなんとか食いつないできた」「一生このまま、この生活から抜け出せないと思っていた。」と…
 「福井市には、あと何十人ものホームレスの方がいる。この人たち全てに、住宅と、人間らしい生活を取り戻したい」

●20日は一日、娘のあかりとお留守番。

●21日(土)
 この日は、午前中は議会報告のチラシ作り。

昼からは街頭宣伝に出かけた。晴れて天気がいいため、街頭の道行く人の反応もイイ☆
 
 夜の地域訪問の前に、1時間ほど時間が空いたので、そのスキに娘のあかりと自宅近くの公園で遊んだ。あかりはゴキゲン^^写真はそのときの撮ったものです。

夜は、地域訪問。民主党の小沢さんや自民党の二階大臣など、自民・民主の国会議員が多数、西松建設からお金をもらっていた問題に怒り心頭の方が何人もいた。中には「赤旗とりますよ!」と☆

●22日(日)
 今日は、午前中は鷹巣ひかり保育園の卒園式にお邪魔した。子どもの発達を引き出す保育に懸命に取り組んでいる保育園で、園児は卒園するころにはみんな側転ができるようになっている。どの保育園を卒業したかによって、子どもの身体能力に格段の差が出てしまう。人間が始めて触れる集団教育の場である保育、それだけに子ども達の未来に与える影響は大きい。園の理事の一人は「他の保育園を卒園した子どもの中には、小学校3年生を過ぎても側転ができない子はめずらしくない。本当なら、どこの保育園も子どもの発育を引き出すことに、ここの保育園くらい真剣にならないといけない…」と。「まったく、その通り」と感じた。保育の民営化が進めば、「儲かる保育」ばかりがクローズアップされていくことになる。ひかり保育園のように、「儲からなくても、子どもの成長を大切にする保育」が大切にされる行政をしっかりと作っていくことが大事。「ここみたいにがんばる保育園増やしてくださいよ」とストレートに突っ込む親御さんもいた!「そうですよね!がんばります!」と

 さて、昼は雨の中街頭宣伝。…雨のせいか反応も鈍い…

 夜は、地域訪問。「共産党さんがんばってよ!」との声もいただきました。

予算特別委員会

2009-03-17 17:48:25 | Weblog
●3月16日(月)17日(火)
議会準備の忙しさも重なり、また日記の更新に穴が…スンマセンm(__)m

 3月議会の予算特別委員会が2日間の日程であり、僕は「公立保育所の民営化」と「派遣切り」について質問した。
 僕の記憶をたどり、少しハショって報告します。

【公立保育所の民営化について】
◇鈴木しょうじゅ
 公立保育所の18園を対象に民営化する計画に16事業者が応募し、14園の民営化が具体化される。計画では約1000人の園児たちの公立保育園が民営化されると聞いているが、市の中心部から公立保育所がなくなってしまうのではないか?
◆熊野輝範福祉保健部長
 昔から、私立保育園もある。民営化を進めても問題ないと考える。
◇認定子ども園は親と園との直接契約になる。専門家からは障害児や低所得者を受け入れないなどの弊害が起こるのではないか?
◆そうならないよう、しっかりと調査・指導します。
◇今までどおり、保育が必要ならば、障害児や低所得者も受け入れられることを保障できるのか?
◆そうであります。
◇14園、市の中心部から公立保育所がほとんどなくなってしまうかもしれない、民営化の是非を市民に問うべきではないか?
◆その必要は無いと考えている。
◇民間の保育園の団体が「公立保育所の民営化はすべきではない」と言っている。民営化への市民からの理解・了解は得られていない。それでもスケジュールどおり進めるつもりか?公聴会を対象園ごとに開き、市民との議論の時間を十分にとるべきだ。
◆スケジュールどおり進めていきます。
 …市は、とにかく民営化ありきでことを進めるつもりだ。市民の議論をこれから盛り上げないといかん!…

【派遣切りについて】
◇パナソニック関連の敦賀の工場で、働いていた派遣労働者は、偽装請負の期間も含めると4年以上にわたり派遣労働者として働いていたことになる。この青年は多いときには一月に154時間(過労死ラインは80時間)もの残業と休日出勤を繰り返し、正社員同様に働いていた方です。しかし、この方は一方的に派遣切りされました。偽装請負に加え、派遣期間を超えての2重に違法です。しかもそのあげく、景気が悪くなれば、モノのように使い捨てる。これ悪質と思いませんか。
◆藤岡眞一商工労働部長
 企業は、労働者を大切にするあまり、つぶれてはもともこもありません。株主とのバランスが大事です。
◇パナソニックは、去年、858億円という過去最高額の配当金を株主にバラまいている。株主へのバランスは十分すぎると言えます。この答弁はもう結構です。
 パナソニック関連の違法な偽装請負や派遣切りなどが、愛知や富山、日本全国で報告されています。福井市の森田の方にもパナソニック関連のパナソニックエレクトロニクスデバイスジャパンの工場がありますがここでも何十人も人が減っていると現場労働者から聞いています。この企業に派遣労働者をむやみに切らないよう申し入れるべきと思うがどうか?
◆やります。
◇パナソニック以外の企業もどうか
◆それ以外の企業にも雇用維持を訴えたいと思います。
◇派遣労働者の多くが、この3月末に切られてしまう。労働局に対して、この3月中に、企業への指導監督を徹底するよう要請すべきと思うがどうか?
◆労働局に文書で要請します。
…自治体ができることは限られているが、全力を尽くしたいと部長が答弁した。僕らもがんばらねば。パナソニックの派遣切りに対しては「個人的にも、悪質と思う…、どれくらい切るのかも公開しないこともおかしいと思う」と…

 さて、議会の一山を超えたことになるが、明日からは生活保護の申請など、課題は山積みだ…
…みんなのくらし応援にふんとう、ふんとう、また、ふんとう…

一般質問

2009-03-09 10:12:49 | Weblog
●3月4日(水)
 この日は議会の一般質問。質問内容を書いておきます。

 日本共産党議員団の鈴木正樹です。私は、今回の厳しい経済危機から、市民の暮らしを守るべく奮闘する市政の実現を求めて質問を行います。

●国民健康保険事業の、保険証取り上げについて
 まず国民健康保険事業における保険証取り上げの問題について質問します。
平成12年から、保険証を取り上げ、資格証明書を発行するという対応が義務化されて、全国では、病気が手遅れになり、死亡者が出るなど深刻な事態が広がりました。どうしてこういうことが起きるのか、それは、世帯の経済状況を把握もしていないのに保険証を取り上げるという冷たい対応が全国の市町村で行われてきたからです。この福井市も例外ではありません。去年6月の予算特別委員会で明らかになったように、保険証が取り上げられている世帯のほとんどが低所得者であります。今回の経済危機では「保険証が無くて病院に行けない」このような不幸な事態はより深刻になる可能性があります。
 さて、国は、来月から滞納世帯であっても中学校卒業までの子どもには保険証を発行するという見直しを行いました。来月から福井市もそのように対応することとなっています。しかし、県内では鯖江市や坂井市、あわら市など、国の基準に上乗せして高校卒業まで短期保険証を発行するという対応を行なっています。その他に、永平寺町などは保険証自体を取り上げないという対応でのぞんでいます。
◆福井市でも高校卒業まで保険証を発行するという対応を行なうべきではありませんか、見解を求めます。
 私達、日本共産党の小池晃参議院議員は質問主意書で「子どもだけでなく、大人であっても医療が必要な方から保険証を取り上げることは問題ではないか」という主旨でいくつかの質問を行いました。その中で「子供のいる世帯だけではなく、世帯主が市町村の窓口において世帯の誰かが医療を受ける必要性が生じ、かつ医療機関への一時払いが困難なことを申し出た場合は国民健康保険証を公布すべきではないか」と質問したことに対し、厚生労働省は1月20日に答弁書において、そのような場合は「保険料が納付できない特別な事情に準ずる」ということ、また「世帯主がこのような状況を訴え出た場合、市町村の判断で短期保険証を交付することができる」と答えています。つまり「病院にかかりたいが、医療費や保険料が支払えず困っているという方が訴え出た場合、その方が保険料を支払えるかどうかは別として、せめて短期保険証は出すべきであろうということ、また、そのような方から保険証を取り上げるべきではないであろう」という見解を国が出したわけです。
◆福井市として、病院にかかりたいが、医療費が支払えなくて困っている。という旨を訴え出た市民に対して、保険証を発行するべきと考えますがどうでしょうか?答弁を求めます。
◆全国では定期的に病院にかかっている方や3ヶ月以内に病院にかかっている方からは保険証取り上げを行わず、短期保険証を発行し続けるという対応を行っている市町村がいくつもあります。福井市もレセプト資料などからこういうことを確認することは可能です。国も「医療が必要だと考えられる方から保険証を取り上げるのはやめるべき」という見解を強めているのですから、福井市でも、この様な対応を行うべきではありませんか?見解をお答えください。

●乳幼児医療費無料化の拡充
 次に、乳幼児医療費無料化の拡充について質問いたします。
 今回の経済危機で市民の家計は、さらに苦しくなっています。こんなとき、急病での入院なというのはさらに厳しい状況に生活を追い込みます。それが子ども病気ならなおさらです。また、アトピーやアレルギー、ぜん息などで小学校に入ってからも毎月高額な治療費がかかり経済的に大変だという声をお聞きします。
 私達、日本共産党議員団はこの間、繰り返し乳幼児医療費の無料化の拡充を訴えてきましたが、この間の議論の中で、約4億円で小学校卒業までの医療費無料化が実現すること、また、県が小学校入学前の1人目2人目の子どもの医療費無料化の負担を出してくれれば小学校1年生2年生にも無料化を広げることができることも明らかになってまいりました。
◆まず、県に対して、医療費の無料化拡充に踏み出すべきと強く訴えていただきたいと思いますがどうでしょうか見解を求めます。また、県の動向の見通しについても合わせてお答えください。
また、市単独でも医療費無料化の年齢を引き上げるべきではありませんか?見解を求めます。
◆医療費全体で年齢引き上げが難しいのなら、入院医療費分だけでも年齢引き上げが出来ないのでしょうか、見解を求めます。また、あわせて現在無料化されている小学校入学までの医療費無料化分の負担の内外来医療と入院医療のその内訳をお答えください。

●介護保険制度。低所得者への減免制度拡充と認定制度の見直しについて
 次に介護保険制度について質問します。
 来年四月から、介護保険制度の見直しが行われます。平成18年度に行われた前回の見直しは市民が支払う保険料を高くしたにもかかわらず、市民に給付する介護サービスは受けにくくするという改悪でした。結果、市民から保険料を取りすぎることとなり、福井市の予測を超えて介護保険の基金が増えていくという状況になってしまいました。私たち日本共産党議員団は、その基金を使って、市民に還元すべきだと繰り返し訴えてきました。今回、福井市は9億円もの基金を取り崩し、低所得者を中心に約半数の方の介護保険料の引き下げを行うことは、評価するものです。しかし、実情は、低所得者にとって保険料や介護サービスの利用料が、いまだ重い負担となっており、サービスの利用を控える高齢者も多くいるとの意見を現場の職員や市民から聞いております。
 まず3点について質問いたします。
◆介護保険サービスの利用率は高額所得者よりも低所得者の方が多くなっているのではないですか?保険料の各所得段階ごとの認定率をお答えください。
◆また、サービスの利用限度額と、実際の利用額の割合は各所得段階ごとで見るとどうなっているのかお答えください。
また、福井市独自で介護保険料の減免制度を作ること、また、利用料の低所得者への減免制度を今よりも拡充すべきと考えますがどうでしょうか、見解を求めます。
 介護保険制度について別の角度からも質問を行います。
今回、政府は、介護保険の介護度の認定のやり方、認定基準を見直します。その認定基準の項目を減らすなどの見直しが、行なわれるわけですが、削除される項目を見てみますと、麻痺によって関節が固まってしまう麻痺拘縮、いわゆる寝たきりによる床ずれである、じょくそう、幻覚が見えるかどうか、暴言や暴行を振るうなどの異常行動があるかどうか、便をいじるなどの不潔行為、また、その便を食べてしまうなどの異食行為など、重度の寝たきりや、重い認知症の方を対象とした項目ばかりが削られるのです。その代わりに追加された項目は、独り言やひとり笑いがあるかどうか、話がまとまらないなど、必要な介護を推し量る上ではさして参考にならないような項目が増えたのです。このような改訂は寝たきりや、重い認知症など、重度の介護者の介護度が軽く出るようになっており、非常に大きな問題です。厚生労働省は認定制度を変えるに当たって、全国で3万人を対象に新しい認定基準でモデル調査を行いました。その結果によると現在の認定基準で調査した場合よりも介護度が重くなると判断される方が約3割も減るというのです。
 事例を一つ紹介したいと思います、市内に在住のAさんは、障害を持つ娘さんと要介護5の重度の介護を必要とするお母さんの両方を介護しながら生活しています。Aさんは、昼間は娘さんの介護にかかりきりなのでお母さんの介護が出来ません。日中はお母さんの介護保険のサービスを目いっぱい使っています。夜は、痩せ身のお母さんが、じょくそう、つまり床ずれが出来やすいため、数時間ごとに体の向きをかえてあげなければなりません。だから、夜もまともに眠れません。介護保険のサービスを目いっぱい使って、なんとか娘さんとお母さんの介護を両立させている状況です。もし、お母さんの介護度が下がるようなことになれば、使えるサービスが制限されて、生活自体がなりたたなくなります。こういう方はこの人だけではありません。私がつかんでいるだけで、何例もあります。福井市にたくさんこういう方がおられるんです。
今、国は、介護度が低く判定される仕組みを作ろうとしている。もしこういう方々の介護度が今より低く出てしまったら、生活が破綻してしまいます。
 このような問題の根本原因は、介護保険制度の見直しごとに、認定基準を厳しくするという国のやり方です。
◆まず、現場の実態を無視した、介護度が低く出るような認定基準の見直し。これは、やめるべきだということ、そして、現場の実態から出発して必要な介護を提供できる充実した認定基準を作り直すべきだと国に訴えていただきたいと思いますがどうでしょうか、見解を求めます。
◆また、介護度の認定にかかわらず、世帯の状況などによって必要な介護を提供できるサービスを福井市独自で考える必要があるのではないでしょうか?見解を求めます。

●区画整理事業・財務状況について
 次に土地区画整理事業について質問します。
 森田北東部、市場周辺・北部第七の区画整理事業は、計画が過大で、しかも土地が売れに売れたバブル期の計画をまともな見直しもせずに続けてきたために、福井市の財政を圧迫し、しかも多額の借金を作り出しているという状況になっています。
 市が国に出した財政計画を見てみますと、平成19年度は森田北東部、北部第七・市場周辺の保留地を総額で33億8400万円を売却することとなっていました。しかし実際に売れた金額は7億7614万円であり計画の約5分の一です。森田北東部にいたっては15億円を売却する計画で実際売れたのは1億2000万円で計画の10分の1にもなりません。
 平成20年度は3箇所で、28億5200万円を売る予算となっていましたが、今年の1月31日現在で実際売れたのは6億4900万円で23%。森田北東部はやはり売れ行きが悪く、すこし控えめに8億円を予算にあげながら、売れたのは8800万円と11%です。あまりに実際の計画が現実とかけ離れているのではないでしょうか。
◆まず、これまでの福井市の計画が実態とかけ離れているという認識はお持ちですか?市の認識の答弁を求めます。
◆また、保留地が売れない分、市債や公営企業債で事業費の多くを補ってきたわけですが、その総額はいくらになるのか。3箇所それぞれとその全体の総額をお答えください。また、年間の元金返済分と、利子負担はどれほどの額になるのかも併せてお答えください。
◆その上で、12月議会の西村議員への答弁では計画を3年から5年延長するということを考えているとのことでしたが。各事業ごとの見直しはどうお考えですか?見解を求めます。
また、見直しに伴う保留地処分の変更についてもお答えください。

●クリーンセンターの随意契約について
 次に、クリーンセンターの工事の入札について質問いたします。
 現在、福井市のクリーンセンターの入札には、元石川島播磨重工業である株式会社IHIのグループ企業であるIHI環境エンジニアリング、一社のみと契約する随意契約が多く行われています。入札は、まず、IHI環境エンジニアリングがつくった見積もりからはじまり、落札するのも見積もりを作ったIHIです。予定価格と落札率を比べますと、その平均は99.91%。最も高いものは99.99%とほぼ100パーセントです。現状は不透明きわまりないと言わざるをえません。確かに、ごみ焼却施設というのは特殊な技術を要する分野です。しかし、見積もりから、落札までをIHI一社のみで行うという今の随意契約のあり方は改めるべきではないでしょうか?
◆全国では、特殊な技術を要する施設においても一般競争入札で行っている自治体がいくつかあります。また、福井市も入っている鯖江広域衛生施設組合では、指名競争入札で行っています。市民から疑念を持たれかねない随意契約はやめて、一般競争入札や指名競争入札で行うべきではないでしょうか?見解を求めます。

●ホームレス・生活保護申請の支援について
 最後にホームレスの方への生活支援のあり方について質問いたします。
 先日、私は福井市の、ある橋の袂に住んでおられる70代の男性から生活相談を受けました。この方は、去年の夏までは、建設労働者として働いていましたが、今はその仕事すらなくなってしまい、しかたなく市内を歩き回ってアルミ缶を集め、それを売って生活していたという方です。一日の収入は約150円、一日一食を食べるだけで精一杯。橋の袂でダンボールの家を作り、寒さの中、文字通り、命をすり減らすようにして暮らしていた方です。この方は、一緒に生活保護の取得を行い、市の福祉住宅に入居されましたが、その直後、病状が悪化し病院に緊急入院しました。心不全によって、お腹に8ℓもの腹水が溜まっており、一歩手遅れになれば、命の保障が出来なかったと聞きました。この間、何人かのホームレスの方からお話をお聞きすると、ホームレスの方は住所が不定なため保険証はなく、病院にも行けない。行き倒れのように、ひっそり亡くなっていくことは珍しいことではないとのことです。この様な状況を放置していていいものでしょうか?行政の支援が必要不可欠だと私は考えます。
 以下の3点について質問します。
◆ホームレスの方がどこにいるのか?またどんな暮らしの状況になっているかなどの実態を市としてどれくらいつかんでいるのかをお答えください。
◆また、市内で、孤独死するホームレスの方は年間何人くらいおられるのか?答弁を求めます。
◆また、生活の再建のために生活保護の取得を積極的にすすめ、福祉住宅等を提供して住所を確定していただくという支援が必要と考えますがどうでしょうか?見解を求めます。

 ほとんどプラス回答はありませんでした。しかし、区画整理事業によって増えてきた市の借金が総額200億円にのぼろうとしていることや、入院医療費だけなら小学校卒業まで無料にしても8000万円あまりで済むことなど、今までは出てこなかったデータや資料が出てきたことは一歩前進です。何より、質問した後の、部長からの答弁が、非情に答弁しづらそうに原稿を読んでいたことが印象的でした。…つらいんだろうなぁ、仕事とはいえ国いいなりで仕事するのも…

 さて、質問で問題意識を引っ張り出して、次は、課への交渉や日ごろの活動で一歩一歩、前進を作り出します。
 ふんとう、ふんとう、また、ふんとう…。