●9月26日(木)
さて、昨日の25日に、福井市議会の9月定例会がおわりました。今日は議会の中でちょっとおもしろかったことを含めてブログ更新です。
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福井市議会ではいまだに「海外視察」をしています。…いいかげん、もうやめればいいのにと思います。
やめた方がよい理由について、僕が9月9日に福井市議会の中でのべた内容を紹介します。
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【2013年9月議会最終日 議員派件についての反対討論】 鈴木正樹
日本共産党議員団の鈴木正樹です。私は、ただいま討論の対象となっております議員の派遣について反対の立場から討論を行います。
全国市議会議長会の主催する海外都市行政調査団への派遣ですが、今回は10月2日から10日の9日間の日程で行われ、その旅費は8月末の時点では燃油サーチャージを含め一人当たり68万7400円、加藤議員と堀川議員の2名分で137万円あまりです。
私たち日本共産党議員団は、議員の視察の全てを否定するものではありません。国内のいろいろな自治体の取り組みを学び福井市行政に取り入れるための調査研究は大いに取り組むべきです。しかし、この全国市議会議長会の海外視察については反対です。
福井市議会は毎年のようにこの全国市議会議長会の海外視察に慣例で参加していますが、過去にさかのぼってみても、この視察によって市の政策に具体的に取り入れられた施策がありません。国内視察と違い、国が変われば、その国の成り立ちや国の制度が違うため、福井市の施策に取り入れることが困難であるからです。結果、視察の報告は視察先の都市の紹介にはじまり、その施策の紹介の他には、見識が深まったという程度のことです。そもそも、見識を深めるという類のことは自費で行うべきことであり、このような海外視察に参加すること自体が疑問です。
福井市では、倒産や廃業が増加し、地域の経済も非常に厳しい中、市民には毎年のように国保税の増税などが行われ負担増が襲いました。市民からは「私達が必死に収める税金で、議員が海外に出かけるとは何事だ」との怒りの声も出ています。
このような状況の中、今年、欧州海外視察に参加する市議会は全国812市の中でたった19市であり、たった2.3%、実に97.6%、ほとんどの自治体は参加しません。もうひとつの米国・カナダコースにいたっては参加者が集まらず中止されました。地方財政が厳しい折、全国的に見ても、このような視察旅行への参加を行うことに市民の理解が得られないとして、取りやめる議会が圧倒的多数です。
今、物価の値上がり、度重なる増税や負担増、市内企業の倒産も増加しており、市民のくらしの苦しさが増している時、緊急性もない海外視察を行うことは認められません。
以上、反対の理由を述べまして日本共産党議員団を代表しての討論を終わります。
・・・この討論の次の日に、視察に参加する「ある議員」が僕に声をかけてきた・・・
■ある議員:「鈴木くん、討論よかったよ。その通りだと思った」
「だから、せめて精一杯、勉強してくるから…」
「最善を尽くしてくるから…」
□私: 「でも、最善は行かないことですよ。」
「行くのやめりゃいいんですよ。」
■ある議員:(苦笑い…)
・・・この討論の後に、議会事務局の職員とエレベーターにて・・・
□私 :「あー、早くあんな海外視察やめてほしいわ。」
■事務局職員:「ほとんどの議会が行かないんですね」
「なんで、市議会議長会はあんな視察をわざわざ企画するんでしょうね?」
□私 「あんな視察やめてくれれば反対討論しなくてすむし、仕事一つ減るんやけどなー」
□私と職員 :「アハハハハハハ(笑い)…」
…ちなみに、この海外視察ですが、選挙の前年になると誰も行かないということがあります。
…結局、市政にほとんど役に立たない「議員の既得権益」になっているのが実態であり、市民から批判があることを他の議員も知っているからです。
…福井市議会でも早く、行かないようにしたいものです。
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22日(日)は市内の数か所で街頭演説
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/f1/8608fc4b99c305e432d4d3c8fca0dca0.jpg)
支部のみなさんと対話しながら街頭でしゃべっていると、手を振る人がいたり、「がんばって」と声をかける人もいてくれました。
「年金は減ってるのに、消費税は高くなるなんて大変よ!」と怒りだす人も…
…そんな怒りの声を政治を変える力とするためにもがんばらねば!
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このブログを書くためにパソコンの前に座っていたら、めずらしく、娘のあかりが「お父さんのおひざにトンしたい☆」(ようは僕の膝の上に座りたいということ)と甘えてきた。僕の膝の上でご満悦のあかり。