昨日は成人の日でしたね。
私が成人式に行ったのは、もうはるか27年も前。
あの時はまだ田辺町の時代で(多分)、たしか大住ケ丘にあった中心山荘が会場だったと思います。
あれからもう1回、成人式を迎えるほど年齢を重ねましたが、時間は大切にしないと、と思いますね。
という事で、昨日は、成人式がありました。
和束町では、今朝の新聞では39人となってたけど、昨日の式場では41人と紹介されてましたが、40人前後の方が新しく成人されました。
彼らは、ちょうど私が和束町に移住した年度に生まれた世代になりますね。
彼らの生まれたからこれまでの年月を、私も和束で過ごしたことになります。
とにかく、おめでとうございます。
さて、成人式はこれまで、和束町として開催されてきたのですが、今年から、笠置町、南山城村と合同による成人式となりました。
なので、会場は南山城村のやまなみホール。
要は、3町村で構成されている相楽東部広域連合の枠で開催という事なんです。
連合が発足してから、というか、教育委員会が統合されてから、何かと3町村合同でという流れが作られてきました。
成人式は、数年前から笠置と南山城は合同で開催していました。
ただ、笠置と南山城は、中学校が一緒なので、関係はあったのですが、和束の場合は、高校とかでは一緒の人もいるでしょうけど、基本的にはあまり関係がないのが実際です。
それを今年から和束も合同で開催する事にしたのは、
教育委員会によると、
今年の新成人は、連合教育委員会になって初めての管内中学の卒業生だったから、らしい。
でも、そんな事、新成人には何の関係もない事で、当時の「大人」や行政が、住民やPTAとかにも何の相談も説明もなく、勝手に広域連合を設立し、教育委員会を統合しただけのこと。その結果として、これまでの町村立だった学校が、広域連合立に移行しただけでの事。
なので、ある意味、都合の良い「こじつけ」としか、私は思えませんでしたね。
それは、式での教育委員長の式辞からも感じました。
委員長は式辞の中で、彼らが広域連合立としての初めての卒業生だった事を述べた上で、これからは故郷の範囲を相楽東部まで広げてください、などと言われました。
故郷の範囲なるものをどう考えるかは、個々人の自由であって、行政の勝手な都合で設立した広域連合の範囲を故郷として考えなさいなどと押付けるものではないと思います。
そもそも今回の成人式を、3町村合同で開催する事は、当事者である彼らには何の相談もされないまま、決められました。
彼らを大人の一員として尊重するのであれば、式の主役である彼らを抜きに考えるべき事ではないのではないかと思いましたね。
それに、成人式は、より身近な単位で、身近な人たちの中で開催する事が本来ではないかなと思います。
相楽東部などという行政の都合で設定された広域連合の範囲を、無理やり押付けるのではなく、規模は小さくなっていっても、彼らの身近で自然な範疇の中で、あたたかくお祝いし励ます取組みであればいいのではないかな、と。
もっとも、成人式を迎えた彼らにとっては、式のあり方よりも、久しぶりに再会した同級生たちとの語らいや交流が、何よりの宝物だと思います。
仲間たちと力を合わせて、輝かしい未来を切り拓いてほしいと心から思いますし、ぜひ一緒に力を合わせていきたいですね。
本当におめでとうございます。