昨日通過していった台風18号、なかなか大変でしたね。
京都、滋賀、福井に、初めて「特別警報」が発令され、京都は北から南まで特に大雨で大きな被害をうけました。
和束も前の晩から雨が降り続いて、みるみる河川の水位があがり、最近ではなかった避難勧告も出されるなど、危険な状態がありました。
午前10時前くらいまで強い雨が降り続いていたのですが、少雨になってきたのをうけて、町内を回ってきました。
町内各地で、さまざまな被害というか影響がでていました・
これは、白栖橋から河原方面をみた感じです。早朝に比べたら、少し水位が下がっていたらしいですが、まだまだ数位が高い状況でした。左岸がギリギリまで水が来てますが、この箇所はあえてそういう状態にしているようで、浸水させて逆に水の逃げ道を作り、ひどい水害にならないためとの事です。
ここは、白栖公民館付近の府道和束井手線の和束側入口ですが、斜面が崩れて通行止めになってました。
その後、通行可能になっています。
木津川市加茂町との境にあるみかのはら大橋付近です。増水時にフェンスや農地を飲み込んでいったようです。
これは、府道木津信楽線からみた石寺・道堂地域の住宅。水量が多く、かなり危険。護岸が濁流で削られていました。
その場所に行くと、こんな感じで、流木がひっかかってました。
ここは、杣田区の奧の方の地域での杣田川の状況。この時はかなり水位は下がってますが、早朝は手前の小橋から溢れて、すぐ近くの家の玄関まで水が迫りました。
南区から釜塚区をつなぐ橋の手前が陥没し、通行止めに。さらに陥没するんではないかと心配。
ここは、中区の坊川というところで、向うに見える集落から流れてくる水が本来は写真の真ん中を通る水路を流れてくるのですが、途中で砂利・石が詰まり流れが遮断され、右側の田んぼに流れ込み、そこを経由して水路に流れ込んでいます。
あとで役場などで伺うと、他にも様々な箇所で土砂崩れや浸水などが起こっており、町の「動脈」である府道木津信楽線も原山から先が通行止めで、杣田から木屋地区を結ぶ峠も通行止めとなってました。
今回のような豪雨が続くと、簡単に孤立状態になる危険をあらためて感じました。
これから各地域から被害状況が細かく報告され、全容も明らかになると思いますが、行政には出来るだけ早く被害状況を明確にしてもらい、議会でも状況把握や対策検討を行わないとと思います。
幸いにも人の命が奪われたりする事態は今のところないのは、大変な中でも良かったです。
今回、はじめて特別警報が発令されるケースとなりましたが、行政、住民の対応がどうであったか、しっかりと教訓化しないといけないですね。報道によると、20万を超える住民に避難指示や勧告が出されましたが、実際に避難したのはごく一部にとどまったと言います。和束でも避難勧告が出されていましたが、実態はどうだったのかも含めて検証したいと思います。