2022年春、ロンドンに住む画廊主アーチー・ウィリアムソンが97歳になる2人の大伯母ペニーとジョゼフィーンにフランス政府からレジオン・ドヌール勲章が授与されることになって2人をパリに連れて行き、パリで騒動が起こるというエピソードに過去のエピソードを組み合わせた小説。
人名を覚えるのが実は苦手な私には、登場人物の一覧があるにもかかわらずそこに記載のない名前が多数登場し、時代が行きつ戻りつし、場所も転々とする展開に、スムーズについて行けず、頭に入りにくくて読みにくい作品でした。
姉妹間で長らく相手に言えない自分の秘密を抱えているというのが、人生そういうものかなという感慨を持たせ、しかしそれを秘密と思っていたのは自分だけで実はバレていたとかいうのにもまた、それもありなんと思い、しみじみしました。

原題:The Excitements
C・J・レイ 訳:髙山祥子
東京創元社 2024年11月8日発行(原書も2024年)

人名を覚えるのが実は苦手な私には、登場人物の一覧があるにもかかわらずそこに記載のない名前が多数登場し、時代が行きつ戻りつし、場所も転々とする展開に、スムーズについて行けず、頭に入りにくくて読みにくい作品でした。
姉妹間で長らく相手に言えない自分の秘密を抱えているというのが、人生そういうものかなという感慨を持たせ、しかしそれを秘密と思っていたのは自分だけで実はバレていたとかいうのにもまた、それもありなんと思い、しみじみしました。

原題:The Excitements
C・J・レイ 訳:髙山祥子
東京創元社 2024年11月8日発行(原書も2024年)

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