国産超音速小型旅客機開発プロジェクトの試験機スワローテイルが四国沖の高度2万メートルで爆発、続いて同じ空域で高度1万メートルから2万メートルへの急上昇の演習中のF15Jも爆発という事態を受け、スワローテイルプロジェクトから調査のために自衛隊岐阜基地に派遣された春名高巳が、演習で生き残ったパイロット武田光稀への聴取を求めるが難航し…という展開のSF恋愛小説。
「白鯨」とかディックとかフェイクと名付けられた、波動をエネルギーとして生存し電波から知識を得る大規模浮遊体という、バルンガ(ウルトラQ)だかAI(HALか…)だかもどきを用いて、春名と武田、演習で死亡したパイロットの息子斉木瞬と幼なじみの天野佳江の関係を描く恋愛小説、あるいは2人の子どもを見守る宮じいこと宮田喜三郎、スワローテイル試験飛行パイロットの娘白川真帆も含めたヒューマンドラマと読むべきなのでしょう。
武田と春名の掛け合いは、後日の作者の出世作「図書館戦争」をイメージさせます。

有川浩 角川文庫 2008年6月25日発行(単行本は2004年11月)
「白鯨」とかディックとかフェイクと名付けられた、波動をエネルギーとして生存し電波から知識を得る大規模浮遊体という、バルンガ(ウルトラQ)だかAI(HALか…)だかもどきを用いて、春名と武田、演習で死亡したパイロットの息子斉木瞬と幼なじみの天野佳江の関係を描く恋愛小説、あるいは2人の子どもを見守る宮じいこと宮田喜三郎、スワローテイル試験飛行パイロットの娘白川真帆も含めたヒューマンドラマと読むべきなのでしょう。
武田と春名の掛け合いは、後日の作者の出世作「図書館戦争」をイメージさせます。

有川浩 角川文庫 2008年6月25日発行(単行本は2004年11月)

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