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伊東良徳の超乱読読書日記

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これでは数字が取れません

2022-05-18 22:27:47 | 小説
 沖縄の底辺高校卒ガテン系で熱くなりたい大城了と天才的な企画力を持つが人見知りが酷く人前で喋れない乙木花史が、日本一売れている放送作家韋駄源太が主宰する「韋駄天」で知り合い、放送作家は作家じゃねぇ、放送作家の仕事は局員の手伝いだ、生き残りたきゃクライアントの犬になれという韋駄に反発して独立し、「日本一の放送作家」を目指して奮闘するという放送作家青春小説。
 元放送作家の作者による業界内幕ものの趣が読ませどころでしょうか。
 シリーズ1作目のこの作品では、バラエティ番組を中心に、大御所の韋駄と新人大城・乙木コンビ(園原一二三:「藤子不二雄」みたい)の対立が軸となります。
 親切すぎる韋駄の元弟子直江ダークや、切れのいい芸人小山田ライト、極道役の「危険な俳優」大河内丈一など、さまざまなキャラが立っていますが、私としては、序盤で登場した元伝説の銀座No.1ホステスの文ちゃん=乙木花史の祖母にもっと活躍して欲しかったと思います。


望月拓海 講談社文庫タイガ 2021年9月15日発行(文庫書き下ろし)
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